スカイ・クロラ (中公文庫)森 博嗣中央公論新社このアイテムの詳細を見る |
オススメ度★★★
眼鏡度★★★★ コドモ度★★ 声優度★★
押井度★★★★★
成長しない子供「キルドレ」達を兵士として企業間で継続される戦争。新しく配属されたカンナミユーイチは眼鏡っ娘司令官クサナギスイトに、前任者の戦闘機に引継ぎ無しで乗れと命令される。撃墜されたのではない前任者ジンロウはスイトに撃たれたのだという噂を耳にするが・・・。
リアルな3D戦闘機とセル調の人物な「アイゼンボーグ」っぷりに最初違和感があったものの、地味な中間色のおかげでしばらく見てると違和感は無くなった。
押井臭はぷんぷんするので、押井映画を観に行くつもりならオススメ。いや、もうね、アニメージュのコラムとか読んでると、とりあえずぶっぱなす映画が撮りたいだけなんじゃないかと。他の理由は後付けなんじゃないかと。
そして犬。
広報用の話題の俳優以外は押井作品の出演者が満載。女立喰い師のひし美ゆり子まで。これがまた本人ソックリのキャラで。
そして犬。
草薙とか人狼(?)とかいうあたりは原作からのようだが。
パトレイバーの立地で「アヴァロン」やりました、みたいな雰囲気。
そして犬。
さてキルドレ。子供だけで戦争を、とかいう大前提がよく見えてこない。いや、子供に見えないのだわ。芝居のテンションがアレで子供げな、とかいう皮肉はおいといて、もっと幼い声にするとかしてはどうなんかね。
劇中、「子供」たちはタバコを吸い、酒を飲み、セックスをする(画面には出ないが描写はある)。これらがまたうまくもなさそうに吸うわ飲むわで、まぁトキノは女遊びに関しては楽しそうだったが。
真似とか形とかという意味なのか。ワタシも子供の頃はよく呑みました。今じゃほとんどやんないけど。
戦争は「仕事です」と言い切るカンナミ。他に何もやることもなく、戦況が進んでも戦争は終わるわけでもないので未来の見えない閉塞感の中、黙々と義務を果たしていく毎日。そこから切り込めるか、みたいなそういうハナシ。
タバコぷかぷか吸うのがちょっとオイラ的にアレだが、クサナギスイトの眼鏡っ娘ぷりが萌えですぜ。ツクリモノのような瞳が眼鏡でソフティケートされて、もうバリバリにたまらんですばい!
さぁ。君も眼鏡っ娘上司に銃を向けられに劇場へGo!