つくばの“ド素人”音楽同好会

クラシック音楽から,邦楽,洋楽とジャンルにとらわれず幅広く語り明かす,音楽の素人さんのための憩いの場です。

棒ふり旅がらす(9)~大野和士・ウィーン放送響見参!

2005年12月15日 21時01分20秒 | ウィーン’05
久しぶりにウィーン旅行記が復活です。
皆さんお付き合いください(笑)

前回は小澤・ウィーンフィルに感激した話で終わりました。
今回はその続き。

ウィーンフィルのゲネプロに大変満足した私達は,楽友協会を後にした。
身を切るような寒さは相変わらずだ。
近くのバイキング形式のレストランに入り,食事をした。
もちろんビール付きで。

ウィーンでは,とにかく朝から晩までビールを飲んだ。
スーパーに行くと分かるのだが,ミネラルウォーターとビールが同じ値段なのだ。
銘柄によっては水より安く,ロング缶で100円そこそこなのだ。
そのとき私は思った。「あぁ。ウィーンに永住したい」と。

というわけで,水代わりにビールを飲んだのは当然の成り行きであった。
ビールを飲んで,外に出ると冷たい風で酔いが冷めて,だからまた飲む・・・・。この繰り返し!

今日の予定はまだ終わらない。食事をしたら,大野和士さん指揮のウィーン放送響を観るのだ。
しかも会場は楽友協会。
同じ日に2回も楽友協会でコンサート。なんて贅沢な。

チケットはすでに手配済みだから,余裕で楽友協会へ。
ホワイエでぶらぶらする。
ワーグナーやモーツァルト像があり,記念撮影なんかしてノンビリ過ごす。

お客さんにも日本人が多く見受けられ,着物姿で気合いの入った女性もいた。
OGT君が,
「ウィーン・フィルと間違えて聴きに来る人もかなりいるはずだぜ,むはははは」
と高笑いしていた。
確かに,私もそのクチだった(笑)

さて,会場にはいるとやはり感激はひとしおだ。
楽友協会の座席に座る私・・・・・。
楽友協会で音楽を聴く私・・・・・。
楽友協会で「ブラボー!」と叫ぶ私・・・・。
うーん。ここでは何をしても画になるなぁ。素晴らしい!

曲目はストラヴィンスキーの「火の鳥」。
これって,今年の宮崎国際音楽祭でシャルル・デュトワの指揮で演奏してましたよね?
確か1919年版。

ツアーのオプションなのか,日本人も座席を占めていた。
が,彼らの多くははどうやら楽友協会を自分の部屋の寝室と間違っているようだった。
周りが騒がしい,休憩の時ですら寝ているのには呆れを通り越して感心した。
ある団体は全員夢の中へ。全滅であった。
全くもう!と,自分を棚に上げて言ってみる・・・。

とにかく「火の鳥」は音がうるさいぐらいにバカスカ鳴り響いていた。
うん。感想はこれくらいで。後は相棒の補足を待ちますm(_ _)m


それにしても,クラシックを愛好するようになって1年と半年。
ついにここまで辿り着いたかと感慨深い1日だった。

そしてウィーンでの音楽の旅はまだまだ続く。
明日は朝からベートーヴェンの生地を巡るのだ。そして国立歌劇場でオペラ鑑賞。
もはや,何本飲んだかわからなくなったゲッサービールを飲み干し,寝床についたのでした。

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