いま、稀に見る接戦といえば、やっぱりアメリカ大統領選挙でしょうか。
予備選だ本選だと、馴染みがないので調べてみようとしたけれど、複雑でよくわからない…
昨日付の読売新聞だと、選挙に携わる「当事者でも複雑でよくわからない」らしいから、私は理解するのをサッサと諦めました。
ちなみにこの接戦は、60年代のケネディ・ニクソンの、これまた大激戦を思い起こします。
そんなわけで、最近はケネディ大統領時代の、特に選挙時の書籍を読んでいます。そこでこんな話が。
当時、アメリカ国民の大方はニクソンが次の大統領になるだろうと予想したそうです。
しかし、一人だけ、ケネディ勝利に賭けた伝説のギャンブラーがいました。彼はなぜケネディの勝利を予想できたのか?
彼はその理由をこう語っています。
「それぞれ演説中に、ケネディはお酒の入った瓶を、ニクソンは玉子だかトマトだかを聴衆から投げつけられたんだ。
問題はそのあとの二人の態度だ。ニクソンは憮然とした表情をみせていた。
ケネディは瓶を拾い上げると、にこやかにその投げつけたお婆さんに返したのさ。
このとき俺の勘が騒いだんだ。勝つのはケネディだとね。トマトや玉子を投げつけられる大統領が、俺にはどうしても想像できなかったのさ」と。
こんなポイントになるシーンが今回もあるのでしょうか?
私の会社の先輩がこんな話をしていて、ハッとしました。
「僕はずっとヒラリーが勝つと思っていた。でもね、いまではバラクの勝利を疑わないね。何故って?
ヒラリーは一度、演説中に涙をみせたんだ。その時はたまたま支持率アップになったみたいだが、こんなことは長くは続かないよ」
私は先のケネディのエピソードを思い出しながら「なるほど」と感じたわけです。
でも、私はそれでもヒラリー勝利、の勘がしています。
本音はもちろん、バラクの勝利を見たいんですけどね(^_^ゞ
私もオバマニアになりそうな勢いです。