つくばの“ド素人”音楽同好会

クラシック音楽から,邦楽,洋楽とジャンルにとらわれず幅広く語り明かす,音楽の素人さんのための憩いの場です。

東京フィルハーモニー新時代到来!

2011年04月24日 18時17分39秒 | 素晴らしき演奏会
散歩気分で♭(ふらっと!)都内に出てきました。


で、東京フィルハーモニーの定期公演を聴いてまいりました。


指揮 : ダン・エッティンガー
ピアノ : 清水 和音
管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団
ラフマニノフ / ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30
チャイコフスキー / 交響曲第4番 ヘ短調 作品36
シューベルト / 「ロザムンデ」より間奏曲第3番
(アンコール)



結論から先に言いますと、個人的にとても良かったわけです。


まず指揮者のエッティンガーとオーケストラの呼吸がとても合っていました。

そして、演奏者が、それこそ髪を振り乱して懸命に演奏されているのです

その姿は正に感動的でもありました


チャイコフスキーの交響曲第4番の始めの音で「今年は何かが違う」と感じました。

アンコールも良かったです♪


100周年の今年は、期待大です。


もしかしたら名実共に、日本一のオーケストラになるのでは?(既にそうならゴメンなさい)と思いました。

私の隣に座っていた、上品な伯父様が『いい音でしたね』って、話しかけてくださいました。



渋谷まで行って良かった
東京フィルハーモニーとエッティンガーさんに感謝です。

ぽぽろんろんさんと,水戸室内管弦楽団と!

2006年12月11日 01時29分48秒 | 素晴らしき演奏会
書きたいことが複数あるのは嬉しいことです。

さっき,自分のブログを見て久しぶりに驚きました。
ぽぽろんろんさんじゃないですか~!!!
いやあ,どうもどうも。お元気そうで何よりです。「のだめ」ネタに反応ありがとうございました(^^)
こちらで,お礼をしちゃいます。

あと,もう一つ話題が。
先週,半年ぶりの水戸室内管弦楽団に行ってきました。

小澤さん復帰後初の水戸公演とあって,心なしかお客さんも開演前は興奮気味だったような。演目は以下。


水戸室内管弦楽団 第67回定期演奏会
指揮:小澤征爾
ピアノ独奏:児玉 桃
・モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
・細川俊夫:ピアノとオーケストラのための<月夜の蓮> -- モーツァルトへのオマージュ --(日本初演)
・モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K.551<ジュピター>

いやあ,小澤さん,元気元気!
児玉桃さんも近くで見られて感激。ノバホールで1度聴いてるんですよね。
あの第2楽章は良かったなあ。予習しとけば良かったな。

2曲目は・・・・。疲れた(笑)
この手の曲は私にはまだ理解ができません。と言うか,きっとこれからも無理かも(苦笑)

一転,モツ41はよかったですよ~。あのホールはこぢんまりしているので,音がとっても心地よく響く気がするんですよ。
モーツァルトイヤーに小澤さんの41番を聴いて,今年のモーツァルトを締めくくれたのはいい思い出になりました。

最後は,来年度からは楽器を指揮棒に持ち替える宮本文昭さんと小澤さんが抱き合ってのフィナーレ。
お客さんも,今夜はなかなか帰らずに,拍手が鳴りやみませんでした。

終演後のホワイエも,演奏の余韻に浸る人の多いこと。
なんだか,いつもとは雰囲気がちがう。
そんな今年最後のMCOでした

これが都響の「革命」か!

2006年09月18日 22時00分11秒 | 素晴らしき演奏会
本日は,都響のコンサートを聴きに池袋に行ってきました。
さて,池袋でぶらぶらしていたら,駅前が騒然としてきました。
気がつけば,自民党の街宣車が・・・。
「もしや,候補者3人そろい踏み??」
と,少しテンションが上がる私(笑)

池袋に来てよかった,などと浮かれながら車を見つめていると,SPやら警官やらが沢山!これは,見ないと!!
そのうち,台風の影響で雨が強く降り始め,加えてだんだんと都響の開演時間が近づいてきました。
「うーん。でも安倍さんみたいなあ」と思ったその時,車に谷垣さんのポスターが貼られました。
なるほど,池袋にやってきたのは谷垣さん一人みたい。安倍さんは山口にいるらしい。

私は迷わず踵を返して芸劇へ(爆)
今日はこちらを観てきました。

東京芸術劇場シリーズ「作曲家の肖像」Vol.61 <ショスタコーヴィチ>
会場:東京芸術劇場

指揮:ジェイムズ・デプリースト
チェロ:趙静


《ショスタコーヴィチ》
室内交響曲 ハ短調 作品110a
チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 作品107
交響曲第5番 ニ短調 作品47

先週はSKOで。そして今週は都響で「革命」ですよ。
趙静さんも,ノバホールで観て以来かな。
ショスタコさんの曲はいまいちよく分からないんですけど,曲目は豪華なラインアップでした。
ちなみに,コンサートマスターは矢部達哉さんでしたけど,いやあ~すごい!
矢部さんって本当に素晴らしい音色出しますね。
で,その隣にいました!菅沼さんも御出演でした。
やっぱり,都響に行ったときに菅沼さんも観られると,より嬉しいですね。
満足,満足(^-^)
菅沼さん,すっかり都響の一員でした。さすがですm(_ _)m

ちなみに,「革命」ですが,演奏によっていろいろな姿に変わるものですね。
今年は読響,SKOに続いて3度目でしたが,それぞれに思い出ができました。
でも,ここだけの話,SKOの第4楽章はやっぱり凄かった・・・。

今月は少しコンサートに行きすぎました。
これからは都響,東フィルを中心に足を運びたいと思います。

これがサイトウキネン・オーケストラか!!

2006年09月11日 03時00分57秒 | 素晴らしき演奏会
長野県松本市にサイトウキネン・オーケストラを観に行きました。

SKO・小澤先生でのショスタコービッチの「革命」は個人的にとても良かった。
その前に演奏された「皇帝」はというと・・・。
どうも,私はピアノの曲は苦手なようで,すぐに睡魔との闘いになってしまいます(苦笑)


感動的だったのは「革命」の第4楽章!
遅い。
テンポの遅さにすこし驚きながらも,「これがSKOの革命か」と思わず身をのり出してしまいました。

そして,その音量の凄まじいこと!!
金管の音は迫力・勢い共に会館を震わすかのよう。

そして,指揮台で気力溢れる指揮を魅せる小澤先生の熱気がこちらまで伝わってきます!!
指揮台は90度回転されていて,普段よりも狭い横幅を目一杯使ってオーケストラに指示を出すマエストロはまるで20代の若者のようでした。

小澤先生の革命を聴きながら,「小澤先生はこのSKOでの復帰に相当な覚悟をしていたのではないか」と思いました。
病気を理由に指揮台には上らないはずの今年。
確かに先日の音楽塾で久しぶりの「復活」をされたわけですが,今回のSKOにかける意気込みもまたそれ以上だったのではと感じました。

指揮台で文字通り躍動するマエストロを観て私は不思議なことに,「あぁ。人間は生きていなくてはいけない」という感情にとらわれていました。
生きてこそ,タクトを振ってオーケストラを奏でて私たちを感動させる。
なんて単純で,それでいて根元的なことなんだろうと胸が熱くなりました。

なんでこんなことを感じたのか,その理由は後からいくらでも理由付けするとして(笑),とにかくこんな気持ちになったのです。
長野に行って良かった。いい経験ができました。
OGT君にも,いつもながらお世話になりました。お疲れ様でした&ありがとうございました

東フィルのベートーヴェン交響曲7番!

2006年04月23日 23時48分42秒 | 素晴らしき演奏会
ベートーヴェン7番をついに生で観ることができた。
2年前の岩城先生の大晦日チクルス以来の7番。
この曲を自分なりに聴き込んでからは初めての演奏会だ。

しかも,申し分ないことに東フィルの演奏というのだからたまらない。
指揮は若杉弘さん。
演目は以下。
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シューベルト /付帯音楽「ロザムンデ」序曲

マーラー /“こどもの不思議な角笛”より
「ラインの伝説」
「魚に説教をするパドヴァの
       聖アントニウス」
「高い知性を賛える」
「少年鼓手」
「死せる鼓手」

ベートーヴェン /交響曲第7番
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シューベルト,マーラーでは瞬時に眠りの世界に誘われてしまった。
いつものことながら・・・(苦笑)
夢の中で聴いたシューベルトは美しかったので,週末にCDを買いに行こうと思ってます。

さて,本題はここから,ベートーヴェンの交響曲第7番です。
第1楽章。
素晴らしい!
若杉さんのタクトに合わせたかのように,伸びやかな音が,オーチャードホールを包みました。まるで,アバドのよう。
そして若杉さんの的確な合図に呼応する東フィル!
「これこそ,オーケストラを手中に入れた演奏では?!」と感じることしきり。
正確無比なテンポの中に,若杉さん独特の解釈が「おっ!」と思わせるのです。

第2楽章では隣に座っている,やはりマーラーで熟睡していたOGT君も,さすがに食い入るように見つめておりました。

そして,あの第4楽章。
恐らく,繰り返しが1回多かったような。なんだか聴いていて不思議な感じがしました。
テンポが遅くて,「あれれ??」と思っていたのもつかの間。
いつの間にか,そのテンポに納得させられた自分がいました。
この説得力は,正に若杉さんだからできたのでは?!

聴き終えて,こちらも力がぐぐぐと入っていました。
あー。これが芸術かもしれない・・・・。
そんな思いに浸れたコンサートでしたよ。
若杉さんいい!(^-^)

あぁ!我がブラームス2番!!

2006年02月26日 23時41分58秒 | 素晴らしき演奏会
それにしても,ブラームスの交響曲第2番はなんであんなに美しいメロディなのだろう。
このブログで何度も書いて申し訳ないが,渋谷のタワレコの店内放送で「これは良い曲だ」と店員に聞いたのが初めての出会いだった。

それから約1年。
先日東京に出て,初めてブラ2を生で聴いてきた。
特に第1楽章のさわりと,第4楽章の盛り上げには唸らされた。良かった。

それに加えて,サントリーホールで東京交響楽団を聴いた。
指揮はユベール・スダーン。先日は同じ東響-スダーンでブルックナーを聴いている。

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2月25日(土)

東京交響楽団第533回定期演奏会
曲目 モーツァルト :交響曲第29番 イ長調 K201(186a)
:ヴァイオリン協奏曲 イ長調 K219「トルコ風」
:交響曲第39番 変ホ長調 K543
指揮 ユベール・スダーン
出演 イリア・グリンゴルツ(Vn)
開演 18:00
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モーツァルトの29番はトッパンで聴いて以来。
このユベール・スダーンの指揮がいいですね。
ザルツブルクでもモーツァルトをこういう風に指揮して今の地位を確立したのかぁと,しばし感慨深くなりました。本場はこうなだろうなぁ。さすがザルツブルク市名誉市民(^^)

客席を見回して感じたんですけど,東響のファン層ってかなり『通』が多いですか?
なんか,曲に食い入るように聴く人が多いような。
曲間曲間で感嘆のため息を出してみたり,何か目新しい解釈があったのか(私にはさっぱりだが)「なるほど,うんうん」みたいに頷く人が多いんですけど!

そしてアンコールは
モーツァルト
:オペラ『皇帝ティトゥスの慈悲』序曲
でした。
モーツァルトイヤーにモーツァルトを聴くのは楽しいもんです。はい


大植英次賛歌!!

2006年02月15日 01時23分04秒 | 素晴らしき演奏会
今日はバレンタインデー。
私はこのイベントにはなにも関係がなく,仕方がないからコンサートを観てきた(笑)

しかし!
驚くなかれ。本日のコンサートはサントリー・ホールでの大阪フィルなのだ!!
思い返せば昨年の3月21日(祝日)ノバホールでマーラーの6番を聴いて以来の大フィル。
しかも,指揮者はもちろん大植英次さんだ!

外の陽気も暖かかったが,私の陽気も温かく茗荷谷から溜池山王へ。
演目はコチラでした。

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■ 第43回東京定期演奏会
2006年2月14日(火)19:00開演 サントリーホール
指揮:大植英次
武満徹/ノスタルジア(独奏:長原幸太)
ブルックナー/交響曲 第7番 ホ長調
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トッパンホールで観た長原さんをここで再び聴くことができました。
そしてブルックナーの7番。
大植さんの指揮は,一瞬にして聴衆の意識を別次元にもっていってくれる所が素晴らしいと思う。
あのタクト。健在でした。
特に第3楽章は良かった。感嘆のため息を漏らすことすらもったいない演奏でした。
楽章が終わるごとの,あの静寂。1年ぶりです。懐かしい。
途中,大植さんが咳き込むシーンもありました。マエストロの咳を初めて聴いた!

それにしても,あの第2楽章はどーしてあんなに長いの?
さすがの私もあと少しで深~い眠りにつくところでした。

さてさて,私の場合,演奏後にも話題があるのが特徴でして・・・・。
もはや本末転倒,のお叱り覚悟です。
といのは,演奏終了後に大植さんのサイン会がありました。
もちろん私も参加しようと,少し遅れて楽屋口に向かいました。

すると,大阪フィルの特番で良く目にしていたビオラの奏者の方が階段をあがってきたところで,ばったりお会いしました。「あー。テレビに出ている人だ!」
私はよほどのことがないと声をおかけすることができない性質なのですが,ついお呼び止めしてしまい,少しお話させて頂きました。
実は私,お名前を存じ上げてなくて・・・。これから調べます。
小野さんかなぁ。どうもありがとうございました。また大フィル観に行きます!

続いて大植さんのサイン会と思っていたら,長蛇の列。
関東でも大植さんは人気ありますね。

やっと私の順番。どきどきしながら何を話そうかと思いました。
私:「大阪フィル観るのは1年ぶりなんです。とても楽しみにしてきました」
大植さん:「あー。マーラーの6番の時の!」

うわああ。覚えててくれてたみたい!!(@0@/
確かに,1年前にも「ノバホールの音響はいかがでしたか?!」とか突拍子もない質問をしていたから,もしかしたら覚えていてくれていたのかな?!
たぶん,あの会話の感じはそうだと思います。驚きを通り越して,嬉しくなりました。はい。
まぁ,勘違いでもいいけどね(爆)

私:「どうもありがとうございました」
大植さん:「今度は大阪にも来てください!」

ひぇええ~。行きます(笑)
なんて有難いお言葉!

とにかく,大植さんからサインを貰って帰ってくるファンの人たちはみんな嬉しそうでした。
大植さん,次はハノーファーで!

それにしても,先ほどのビオラの奏者の方も大植さんも,とてもファンのことを大事にしてくださっているのが少しお話させていただいただけでもよ~く分かりました。
大フィルの方達だけでなく,やはり一流の音楽家は(音楽家に限らずジャンルを問わずですけど)人間性そのものもまた一流の方なんだなあと改めて思いました。
みなさん,ありがとうございました

古関裕而とニューイヤーコンサート

2006年02月07日 23時54分13秒 | 素晴らしき演奏会
今日はブログに書くネタがないなあと思っていたらふと思いついた。
話が前後してしまうのですが,1月の話です。

今年の新年は東京フィルのニューイヤーコンサートに行ってきました。
指揮者は岩城宏之先生。
岩城先生の「森のうた」を読んで大ファンになったことは何度もここで書いてます(^^)
新年を岩城先生と過ごせてとても楽しかったのですが,その演奏曲目に今日のテーマが!

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古関裕而(作曲):スポーツ・ショー・マーチ
NHKスポーツの放送のテーマ曲で,戦後NHKに「スポーツ・ショー・マーチ」という番組が登場し,昭和22年頃に作曲の依頼があったと言われています。この曲は「NHKプロ野球」や全国高等学校選手権大会の(高校野球)などNHKで放送されるスポーツ番組のオープニングなどで現在も使われており,最もよく知られた古関作品の一つとなっています。(2006 New Year Concert パンフレットより引用)
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誰でも一度は耳にしたことがあるこの曲を,イワキ・東フィルで聴いたときは嬉しくて身震いしました。
実は私が小学生の時にNHK-AMで放送された古関裕而特集を,カセットテープに録音して何度も何度も繰り返し聴いていた想い出があるんです。
正にそのとき耳に慣れ親しんだこの曲がウン十年後のBunkamuraホールで流れたのですから!
しかも当時の「スポーツ・ショー・マーチ」の演奏は指揮者が岩城先生だったことを知って,またびっくり。
縁があるんだよなあ,岩城先生とは(笑)

古関作品でもう一つの傑作も忘れてはいけないでしょう。
早稲田大学の歌集のひとつ「紺碧の空」がそれです。
‘紺碧の空 仰ぐ日輪’から始まるこの曲もやはり名曲ですよね。
早稲田とは全く関係ない私でも知ってるくらいです。

この曲があまりに素晴らしいデキだったために,慶應義塾も古関さんに作品をお願いしたんです。
それが「我ぞ覇者」。
こちらも,私はたまたま聴いたことがあるんです。良い曲ですけど「紺碧の空」には及ばないんですよね。
レクイエムっぽくて(?!)私はこっちも好きなんですけどね(^-^)

ちなみに世間一般では早慶戦,なんて言いますが,慶應の学生は慶早戦って言うらしいです。
慣れない変換すると,時間かかって困ります(爆)>慶早戦

モーツァルトイヤーにマーラーで天に召されるとは!

2006年01月11日 00時59分12秒 | 素晴らしき演奏会
今日は朝起きたら,雪が積もっていて驚いた。初雪でした!
さて,そんな天気にもかかわらず飯田橋のトッパンホールに行ってきました。
あやうく,水道橋で降りそうになったのはいつものことですけど(苦笑)

公演内容は以下です。
****************************************トッパンホール ニューイヤーコンサート 2006
~モーツァルトと彼に憧れたマーラー~

モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K201
モーツァルト: オペラ「フィガロの結婚」より スザンナのレチタティーヴォとアリア
「とうとうその時が来たわ…恋人よ、早くここへ」

モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」より アレルヤ
マーラー(E.シュタイン編):交響曲第4番 ト長調 ―大いなる喜びへの賛歌― (日本初演)
****************************************
モーツァルト・イヤーに相応しい,交響曲29番が聴けました。
今日のために予習で聴いていたCDは1977年ウィーンフィル来日公演。
指揮はカール・ベームでした。
第1楽章を聴いたときは「おぉ。速い!」
29番を生で聴けたのは嬉しかったです。

でも,特筆すべきはマーラーの日本初演エディションでした!
期待していたわけでないときに,裏切れたときの喜びは格別ですよね。
まさに,そんな感じで(笑)

これがとっても良かった。
特に第2楽章の気持ちよさといったら・・・・。
私の意識は天に召されましたm(_ _)m
とは言っても,ただ疲れて天に召されるのとは全く性格が異なるのです。
つまり,あまりに音楽が気持ちよすぎて・・・,です。

恐らく,今まで聴いたコンサートの中で最も心地よい瞬間だったかも!
いやぁ。びっくり。
やっぱり,私はマーラーが好きみたい。
平日のコンサートでしたが,行ってよかった。感謝。


さて,それにしても,内田アナが結婚!?
はぁ・・・・。おめでとうございます(笑)

ジルベスタコンサートの裏側:決定版!

2006年01月10日 02時07分23秒 | 素晴らしき演奏会
ブログの更新がつとに遅れています。
内容も少し旬が過ぎたかもしれませんが,年末恒例のジルベスタコンサートに行ってきました。

渋谷のオーチャードホールで開かれる「東急ジルベスターコンサート」。
昨年は,今の東フィルを創ったといっても過言でない大野和士さんの「ボレロ」でのカウントダウンでした。
今回は、指揮に小林研一郎さんが登場!
しかも,カウントダウン曲は歓喜の歌、ベートーヴェンの「第9」。
もちろん演奏は東京フィルです!
大晦日の渋谷の街をお馴染みの,OGT君と現地に歩きました。
今回もチケット入手にご尽力頂きまして感謝しております。

開演は午後10時から。
会場のそばで韓国料理を食べながら,2005年を振り返りました。
うーん。お互いコンサートに明け暮れた1年でしたね・・・。

さて,会場入りすると,まず驚くは雰囲気の良さ。
ステージは花で彩られ,お客様も心なしか上機嫌。
最上階まで立ち見のお客さんが。
内容は以下。

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【曲目】 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調<合唱付>第4楽章より(カウントダウン曲)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番より第1楽章(ピアノ:小山実稚恵)
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より「セレナーデ」(バス・バリトン:アーウィン・シュロット)
サラサーテ:カルメン幻想曲より(ヴァイオリン:松田理奈) ほか
【出演者】
指揮:小林研一郎 ピアノ:小山実稚恵 バス・バリトン:アーウィン・シュロット 
ソプラノ:崔 岩光(サイ・イェングァン) メゾ・ソプラノ:秋葉京子 テノール:水口 聡 
バリトン:青戸 知 ヴァイオリン:松田理奈 東京フィルハーモニー交響楽団 武蔵野合唱団
****************************************

構成も二部構成です。
<第一部>22:00~23:00
<第二部>23:30~24:45 (テレビ東京系列6局ネット、BSジャパン生中継)

注目は第二部です。つまり生でテレビ放送なんですよ。

第一部は順調に進んで休憩後に第二部へ。
司会は例年通りの大江麻理子さん(テレ東アナウンサー)と俳優の内藤剛志さん。「家なき子」のお父さん役です,って古い?!

さて,第二部が始まります。
チャイコフスキーの交響曲第4番第1楽章の冒頭からです。
実はこの曲,第1部の最後の曲で,既に演奏済み。
これがとても良かったんですよ。
なものだから,当然,中継始めの掴みには最高と思いきや・・・。
金管が音ハズしてる!(^^;
私でも分かるくらいに・・・。しかも,持ち直す気配がないし!!
折角,1部では最高のデキだったのに~。惜しい!
やっぱり,生放送の緊張は半端じゃない。
しかも,CMが入ると演奏終了。普段,途中で止まることなんかないから,会場中になぜか笑いが。

CM中は,内藤さんと大江さんがお話ししてくれます。
内藤さん:「おっ,今CMに永ちゃんがでてますねぇ~」みたいな。
CMが終わりに近づくと,カウントが入るんです。「10・9・8・・・・」って。
最後の方は,お客さんみんな息をのんで凍り付いたように緊張。
次のCM時に大江さんに「皆さんがカウントで緊張することはありませんからねぇ~」っていわれる始末。

それにしても新年へのカウントダウンの第九。
16分15秒。
なんと,そんな緊張の中にもかかわらず本番は近年希にみる大成功!!
おもわず私も「ブラボー!」と叫んじゃいました。
新年の幕開けと同時に発射されたロケット砲からでた銀色のテープは,現在私の机で燦然と輝いております。

その後,モーツァルトの交響曲41番の第4楽章。
いやあ,緊張から解放された東フィルメンバーの活き活きした演奏!

アーウィン・シュロットが手の甲の骨折で歌えなくなり(?!),急遽の代役で錦織健さんを観ることもできた。
第1部で「私の上着の裏地は派手なんです。ほれ!」ってサービスショットあり。
しかも,この出演者の変更で曲目も変更。ヴェルディの「椿姫」より“乾杯の歌”。
“乾杯の歌”キター━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!!
そうです。昨年ウィーン国立歌劇場で観た想い出ある曲。うーむ。感動。

そうそう,ヴァイオリンの松田理奈さんの演奏もありました。
どうもぽぽろんろんさんはここらへんで眠りにつかれたようですが(笑)。
同じ曲を2日後のニューイヤーコンサートでも聴くことになったのですが,「松田さんは上手なんだろうなぁ~。」
というのが私の感想です。これくらいで,すいません。ほんと。
それにしても若干二十歳で立派に弾いてらっしゃった。素晴らしい。

放送が終わると,会場にいる人たちだけのためにアンコールが!
やっぱり,曲目はこれ。「ラデツキー行進曲」。
私がコンサートでこの曲を聴くのはこれが初めて。
そういうわけで,これまた感動ものでして・・・。
内藤さんが指揮台に立って,会場は大盛り上がり。


とにかく,ジルベスタコンサートはテレビで観るのも良いけど,生で観るのはその何倍も良いですよ。
楽しいし,面白いし・・・。コバケンさんも良かった。N響第九の解説をテレビでしているのを見てますます好きになりました。
次はコバケン「先生」のコンサートも行こうっと。
とにかく,ジルベスタコンサートは華やかでした。できればまた行きたいものです。
生放送にもちょっぴり映ったし。
同時に今年は歓喜の歌をぜひ歌えるようにしたいと心に決めたのでした。