あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
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脊柱管狭窄症と飛蚊症

2019-05-22 22:20:00 | 健康・病気
こんにちは。今日は各地で夏日が観測されましたね。場所によっては熱中症で子どもが何人も運ばれた地域もあったようです。
皆さま体調崩されていませんか?
 
今日のタイトルでもある「脊柱管狭窄症」と「飛蚊症」でお困りの患者さま、先日ヨーロッパ旅行に無事に行ってこられました。
 
初診時は、脊柱管狭窄による間欠性跛行にお困りでしたが(間欠性跛行とは、ある一定時間歩くと休まなくては歩けなくなってしまう症状です。詳しくはこちら
間欠跛行 - Wikipedia)、出国前にきちんと治療を続けられ、足の痛みはほとんど解消した状態で出発なさいました。飛蚊症に関しては治療期間も長くかかることもあり、完全に症状がなくなっていたたわけではありませんでした。
 
そして、今日帰国後直ぐでしたが、治療に来てくださいました。なんと、旅行中足の痛みも忘れて、飛蚊症も気になることなく旅行を楽しんで来られたとのことです!
 
これは鍼治療がものすごい効果を出した!というお話ではなく、患者さまの「見たい!」「楽しみたい!」という『気』の働きによって病気を治した!というお話なのです。私達の身体には、本体「元気」がたくさん詰まっています!生きていくためには「元気」が不可欠。ですが、日頃の不摂生やストレスや器質的な病気などから「元気」がうまく出せないでいるのです。この「元気」をうまく巡らせるのが鍼灸の得意技なのですが、もっと良いのはご自身で「元気」を自然と出していただくことなのです!
 
つまり毎日「生きがい」を持って暮らしていただくことができれば、私たちの出る幕は無くなってしまうのですね!気の張っている時に風邪を引かないのも同じなのです!言い換えれば、大きな仕事を終えてふっと気が緩んだ時に風邪を引くのは、まさしくこの「気」が緩んだ時なのですね。「元気」も緩んでしまうのです。
 
とはいえ、常に緊張が続いていることは良いことではありません。楽しむべき時に思い切り楽しんで、休むべき時にしっかり休むことができてこそ、この仕組みがうまく活かされるのです。簡単に言えば、お昼にしっかり活動するためには、夜はしっかりと眠ることなのです。これは文章にするととても簡単なことなのですが、この簡単なことができにくい現代です。鍼灸治療で目指す究極の目標は「朝スッキリ目覚めて、お昼にしっかり活動して、夜はしっかり眠れること!」なのです。この患者さま、ご旅行中はしっかりとできていたそうですよ。お聞きして嬉しく思いました。
 
皆さま、いかがですか?病気になった時、病気になりそうな時、この大原則通りにいっているかどうかを思い出してくださいね!そして、軽いうちに対処してくださいね。
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