あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
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エアコンのお話

2019-05-30 23:03:00 | 健康・病気
こんにちは。今日は5月らしい本当に気持ちの良い1日でしたね。先日の真夏日からエアコンを使い始めた方が多いと思われますので、今日はエアコンのお話をさせていただきます。
これから暑い夏に向けて、皆さま色々な対策をなさると思います。これからの季節に一番怖いのが「熱中症」ですね。この「熱中症」対策をするために「消防士👨‍🚒」の方がどうやって対策をされているかを、現役消防士の患者さまからとてもいいお話をお聞きしましたので、こちらでご紹介させていただきます。
 
先ず、真夏にも起こりうる火事ですが、その時に火事の起こっている現場に最も近くまで行って、しかもものすごい重装備で消火活動をされる消防士さん👨‍🚒!彼らが熱中症で倒れてしまっては消火活動をすることができませんから、熱中症対策はしっかりなさっているそうです。
 
それは!この暑さに対する訓練を暑くなり始める5月ごろからはじめられるということだそうです。暑さに対応して汗をかけるようにするための訓練も兼ねているそうです。スポーツ界では暑熱馴化といい、トレーニングの手法の一つだそうです。理にかなった訓練をされていることに感激いたしました。
 
東洋医学的にも、夏は発散の時期とされていてこの夏に冬に溜めたエネルギーを思い切り発散することによって、寒い冬を元気に過ごすことができると書かれているのです。暑い夏にエアコンの効いた部屋で汗をかけない状態でいると、秋以降に体調を崩すことになるのです。暑い夏に汗をしっかりかくということが健康法でもあるのですね。ですから、今のような移行期にしっかりと汗をかける身体にして、真夏の準備をしていただきたいのです。安易にエアコンに頼ることによって、病気になりやすい身体を作ってしまっているということを知っていただきたいと思います。
 
我々は、こういった季節毎の天の気を「風暑湿燥寒火」といい、天の恵みとして活用できるような身体づくりを目指して治療を行っています。ただ、現代のように暑すぎたりした場合(大過)にはそれに対応した治療を行っています。
 
ここ数年、猛暑が続いています。本当の真夏にはエアコンを適切に使わなくては命とりになってしまうようなこともありました。ですが、本来暑い夏にしっかりと汗をかいて発散することが涼しい秋を健康に迎えるための準備だと考えていただけると、エアコンの温度設定や使い方を少し見直していただけるのではないでしょうか?
 
今日の画像ですが、先日東京へ行った時にエアコンの風が直接当たらないように吹き出し口に羽がついているものを見つけたので、このような工夫も参考になれば!と思いアップさせていただきました。
 
できる限り自然の流れに沿って生活をしていただくということが、健康への1番の近道ということを覚えておいていただけると嬉しいです。
 
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