こんにちは。今日は5月らしい気持ちの良い1日となりましたね。五月晴れそのもので、お昼休みに趣味の園芸のお手入れをするのに、絶好の機会となりました。
時折、患者さまから「先生のスリッパ可愛いですね」と言われるのですが、実はこの室内履きは立ち仕事の私たちの健康を守ってくれているのです。今日は履物と健康についてお話しします。
こちらの室内ばきは、患者さまから教えていただいてかれこれ20年近く-愛用しています。
「足は第2の心臓」と呼ばれていることをご存知でしょうか？全身をめぐる血液が足の先までいってから、また心臓に戻るためにはつま先が広がってグッと足の指で踏み込むことが重要だと言われています。心臓のポンプで全身へ血液を送り、足のつま先から心臓へ送り返すことが大事なことなのです。出した分だけ戻ってこないと鬱血してしまいますね。むくみや冷えの原因となるのです。
ですが、女性はつま先が細くなって、なおかつヒールの高い靴を履くことにより、外反母趾や腰痛、血液還流が障害されることによる足の冷えなどに悩まされていますね。
当院でも、外反母趾の痛みに対する治療や無理な姿勢が続いたことによる腰痛の患者さまが多いのです。治療も必要ですが、その前に普段はいておられる靴を見直していただきたいのです。一時的に腰痛や外反母趾の痛みを軽減することができても、原因が解消しない限り完治することはありません。
たかが靴ではなく、されど靴なのですね。
普段お履きいただいている靴で、健康にも繋がるし痛みにも繋がるということを知っていただけたら幸いです。
