Houzanji Temple, Ikoma City, Nara Pref.
さてさて、生駒市にある宝山寺を訪ねたワタクシは、興味深く宝山寺の境内に入っていきました。
中門の向こうに多宝塔を見ることが出来ます。こういう光景を見ると、これからの参拝に向けて気分が高揚してきますわ。
この建物が本堂です。不動明王が祀られた本堂は、1688年の建立だそうです。1688年というのは元号だと元禄元年なんですよね。
元禄年間というのは上方文化が成熟していった時代ですが、五代将軍綱吉によって徐々に政治が乱れていった時代でもあるんです。
あの赤穂事件(いわゆる「忠臣蔵」ですな)などは、武家政治が揺れ動いた一つの現れだと思います。
大聖歓喜天(聖天さん)を祀る宝山寺は商売の仏神として古来大坂の商人を主に信仰が厚く、現在でも毎月1日と16日の聖天縁日、
特に毎月1日には、月が変わる未明より数多くの参拝者で賑うんですよ。
何度も書いていますが参詣者が多いため、1918年には日本最初のケーブルカーが敷設されたという歴史的な経緯もあります。
現在でも年間300万人の参拝客を集めるのですから、すごいですよねぇ。
聖天堂までの境内は伝統的に24時間いつでも参拝可なんです。夜間受付において、御守各種の授与やおみくじ、各種祈祷の申込など、
いずれも深夜未明を通じて可能です。そういうお寺って、さほど多くはないように思います。
24時間参拝が可能だというのは、前述したように古くより大阪商人を中心に商売人からの信仰が厚かったのがその要因なんです。
その日の商売を終えて大阪から宝山寺まで、昔はは夜を通して商人達は徒歩で往復して参拝したそうです。
また現代においてもマイカーを利用して、日々の商売に差し障ることなく夜間でも参拝することを可能にしているそうなんです。
ただ、今の大阪商人にもそういう伝統が継承されているのかどうかはわかりません。
平成の時代の頃から、大阪商人の気質も随分と変わってきたように思います。
「儲かりまっか?」「ボチボチでんな」なんて言葉は、もう何十年も聞いたことがありません。
大阪弁で「値切る」ことを「まける」と言います。ワタクシが子どもだった頃は、うちのオカン(母親)などはごく普通に、
「にいちゃん、もうちょっとまけてぇな」「いやぁ、これ以上はまけられませんわ。うちが損しますがな」
「そんなん言うんやったら、これからはよその店で買うで」「かなわんなぁ。ほんだら200円まけますわ」
「それやったら最初からそない言うたらええねん」「姐さんにはかないませんわ」なんて会話を普通にしていました。
ワタクシなども家電製品などを買いに行くと、「もうちょっとまけられへんかなぁ」などと言うんですが、
職場で若い人と話をしていると、付与されるポイントは気にするけれど、値切るなんてしないと言うんですよねぇ。
これも時代の流れなのでしょうが、「大阪らしさ」が廃れていくのは寂しいんですよねぇ。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
大阪商人というと金に汚く、意地汚く、ケチであくどく、規則やきまりなどは守らず、役人などは大嫌い。
そういう「大阪商人」あるいは「大阪人」像が、どうも誇張されている気がするんですよ。
私が悲しいのは、当の大阪人までが、それが古くからの「大阪人」の伝統だと思い込んでいるようなきらいがあるんです。
本来の大阪商人は質素倹約を旨とし、地味に着実に商売をすることを美徳としたんですがねぇ。
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さてさて、生駒市にある宝山寺を訪ねたワタクシは、興味深く宝山寺の境内に入っていきました。
中門の向こうに多宝塔を見ることが出来ます。こういう光景を見ると、これからの参拝に向けて気分が高揚してきますわ。
この建物が本堂です。不動明王が祀られた本堂は、1688年の建立だそうです。1688年というのは元号だと元禄元年なんですよね。
元禄年間というのは上方文化が成熟していった時代ですが、五代将軍綱吉によって徐々に政治が乱れていった時代でもあるんです。
あの赤穂事件(いわゆる「忠臣蔵」ですな)などは、武家政治が揺れ動いた一つの現れだと思います。
大聖歓喜天(聖天さん)を祀る宝山寺は商売の仏神として古来大坂の商人を主に信仰が厚く、現在でも毎月1日と16日の聖天縁日、
特に毎月1日には、月が変わる未明より数多くの参拝者で賑うんですよ。
何度も書いていますが参詣者が多いため、1918年には日本最初のケーブルカーが敷設されたという歴史的な経緯もあります。
現在でも年間300万人の参拝客を集めるのですから、すごいですよねぇ。
聖天堂までの境内は伝統的に24時間いつでも参拝可なんです。夜間受付において、御守各種の授与やおみくじ、各種祈祷の申込など、
いずれも深夜未明を通じて可能です。そういうお寺って、さほど多くはないように思います。
24時間参拝が可能だというのは、前述したように古くより大阪商人を中心に商売人からの信仰が厚かったのがその要因なんです。
その日の商売を終えて大阪から宝山寺まで、昔はは夜を通して商人達は徒歩で往復して参拝したそうです。
また現代においてもマイカーを利用して、日々の商売に差し障ることなく夜間でも参拝することを可能にしているそうなんです。
ただ、今の大阪商人にもそういう伝統が継承されているのかどうかはわかりません。
平成の時代の頃から、大阪商人の気質も随分と変わってきたように思います。
「儲かりまっか?」「ボチボチでんな」なんて言葉は、もう何十年も聞いたことがありません。
大阪弁で「値切る」ことを「まける」と言います。ワタクシが子どもだった頃は、うちのオカン(母親)などはごく普通に、
「にいちゃん、もうちょっとまけてぇな」「いやぁ、これ以上はまけられませんわ。うちが損しますがな」
「そんなん言うんやったら、これからはよその店で買うで」「かなわんなぁ。ほんだら200円まけますわ」
「それやったら最初からそない言うたらええねん」「姐さんにはかないませんわ」なんて会話を普通にしていました。
ワタクシなども家電製品などを買いに行くと、「もうちょっとまけられへんかなぁ」などと言うんですが、
職場で若い人と話をしていると、付与されるポイントは気にするけれど、値切るなんてしないと言うんですよねぇ。
これも時代の流れなのでしょうが、「大阪らしさ」が廃れていくのは寂しいんですよねぇ。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
大阪商人というと金に汚く、意地汚く、ケチであくどく、規則やきまりなどは守らず、役人などは大嫌い。
そういう「大阪商人」あるいは「大阪人」像が、どうも誇張されている気がするんですよ。
私が悲しいのは、当の大阪人までが、それが古くからの「大阪人」の伝統だと思い込んでいるようなきらいがあるんです。
本来の大阪商人は質素倹約を旨とし、地味に着実に商売をすることを美徳としたんですがねぇ。
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急な石段ですね。
ここの石段にも手すりを取り付けていますね。
今は危険なのと、高齢者のために
どことも手すりを取り付けましたね。
石段を上ったところから見える多宝塔、
このような写真、好きです。
いつか訪ねてみたいです。
急に涼しくというか寒くなりました(..;)
この調子だと、あっという間に大晦日になりそう😃
見るからに大伽藍の宝山寺。
お寺さんの名前がまた凄いところ。
タカラの山ですもの。
お参りしたことも無いところですし、
知らないところでも、
こうして絵と共に教えられますと、
親しみもまた湧いてきますから・・。
🤩
「もうちょっと勉強でけへん」という言葉を耳にしました。
なんで勉強なんやろ?と子供心に不思議に思ってました。
「このおっさん勉強でけへんのかなぁ?」と思ってました。
凄いですね~。
24時間、参拝可能なのも凄いわ。
大阪から、夜通し歩いて参拝。
商売繁盛したでしょうね。
うちは、神奈川出身のこた父が、
必ず値段交渉します。
もうちょっと、まけられない?って
毎回聞いてます(笑)
凸
今日のぽち
(^_-)-☆朝夕は大分過ごし易く成りましたネ!
@☺@今日の「宝山寺紹介・ブログ」を興味津々で見せて貰い良かったで~す!👍&😍&👏ですね!
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🎥を見て頂いた感想コメントもよろしくお願いします。
🔶体調管理をして過ごしましょ~!👋・👋!
立派なお寺さんですね
24時間参拝可能は珍しいですね
昔はまけてというのはよくありましたが
今はないでしょうね
小売店が少なくなり支払いもレジだったりセルフだったり・・
人とのかかわりも少なくなりました
立派なお寺さんですねー
24時間参拝可能、なかなかありませんよね。
今の若い人たちは値切るなんてことはないんでしょうねー
私はたまに電気量販店とかで、この端数切ってーって値切ることあります^^;
凸