紡績業の栄華-大阪府田尻町：田尻歴史館

Tajiri Historic House, Tajiri Town, Osaka Pref.

さてさて、三連休の最終日となった7月17日ですが、ワタクシは大阪府の田尻町に出向きました。
田尻町は大阪府南部にある小さな町です。町の沖合に浮かぶ関西国際空港の中央部は田尻町に属するため、町の面積約6平方kmのうち、
空港島を除く内陸部は約2.3平方kmとなり、日本で一番小さな町ということになるんです。


まず最初に田尻歴史館という建物に向かいました。この建物は大阪合同紡績を興し「綿の王」と呼ばれた実業家谷口房蔵の別邸として
大正時代に建設された施設を田尻町が取得し管理しているものなんです。


庭園を通って門を入ると、すぐに煉瓦造2階建ての洋館玄関にたどり着きます。
洋館の北西には木造2階建ての和館が続くのですが、まずは洋館の中に入っていくとしましょう。


至るところにステンドグラスが使われていますが、大正時代に作られた洋館にはよくステンドグラスが使われますね。


なんとも豪華な電話機がありました。今の若い人には「電話のダイヤル」と言っても、「それ、なんですか？」と言われそうですね。


なんともレトロでオシャレな蛇口ですね。おお、向こうに写っているのはよっちん氏ではありませんか。


朝の9時ですが、すでに強い日差しが洋間に射し込んできます。この日の大阪は35.5℃まで気温が上がりました。
しかし、今では35℃程度ではもう驚かなくなりましたね。この日は愛知県豊田市で39.1℃を記録し、
関西では祇園祭で賑わう京都市で37.7℃となりました。


ではでは、歴史を感じる田尻歴史館ですが、ゆっくりと見学していくとしましょうかね。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T30


かつて大阪南部は繊維工業が盛んで、大小様々な紡績工場がありました。
皆さんもよくご存知の東京オリンピック（昭和39年の方です）で金メダルを獲った「東洋の魔女」と呼ばれた女子バレーボールチームは、
大日本紡績（のちの、ユニチカ）貝塚工場の女子バレーボールチームが中心でした。
今は紡績業は安価な外国製品にとって変わられ、この地域に紡績工場はほとんど残っていないんです。


ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。

写真日記ランキング
面倒ですが紋をクリックした後は、ブログランキングのページが開くまでお待ちくださいね