「和」と「洋」-大阪府田尻町：田尻歴史館

Tajiri Historic House, Tajiri Town, Osaka Pref.

さてさて、今日からブログを再開します。どうかまたお付き合いくださいね。
田尻歴史館を訪れたワタクシですが、洋館と和館の見学を終えたのですが、続いて庭園に向かうことにしました。


外に出て洋館を眺めてみると、改めて素敵な建物だなぁと思います。そして、背後には真夏の青空が広がります。


庭園には立派な茶室があります。すぐ右側には洋館があるのですが、こういうのを「和洋折衷」というのでしょうか。
和洋折衷という言葉は江戸時代の幕末に生まれた言葉で、和風と洋風の特徴の双方を程よく取り入れるという意味です。


考えてみたら日本人って、欧米のものを巧みに取り入れ、それを上手くアレンジするのが得意ですよね。
食べ物一つをとってみても、パンに餡子を入れた「あんパン」なんてその最たるものでしょうし、
オムライスやエビフライなどの「洋食」は和洋折衷の傑作のようにワタクシは思うんです。


一方で「和魂洋才」という言葉もあります。この言葉は明治時代に造られた言葉なのですが、日本古来の精神を大切にしつつ、
西洋からの優れた学問・知識・技術などを摂取・活用し、両者を調和・発展させていくという意味の言葉ですね。


どれだけ生活が欧米化しようと、世の中がグローバル化しようと、日本人は日本古来の考え方を持ち続けている気がします。
メジャーリーグで活躍する大谷選手を見ていると、日本人ならではの「謙譲の美徳」や「礼節を重んじる心」を感じます。


でも、もしかしたらワタクシの心の中には、「日本人はそうあってほしい」という願望があるのかもしれませんね。


ではでは、田尻歴史館を後にして、次なる場所に向かうとしましょうか。それにしても暑い。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T30


田尻町もそうですが、大阪府には忠岡町、熊取町、岬町、能勢町、豊能町、島本町、河南町、太子町、千早赤阪村という
小さな町村があるんです。他の都道府県では「平成の大合併」の際に軒並み町村合併が行われたのに対して、
大阪府では美原町というのが堺市に合併された以外、一切の市町村合併が行われませんでした。
ま、そのおかげで「さくら市」「みどり市」なんていうような、悲しい地名が生まれなくて良かったです。

PS.今日の午後から登山に向かいます。今回の目的地は尾瀬です。尾瀬での登山を終えたら、草津温泉にも立ち寄る予定です。
ですので、明日から3日間ブログの方はお休みします。皆さんのブログには27日の夜に訪問させていただきます。


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