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読書「私の履歴書 最強の横綱 」(日経ビジネス人文庫)

2008-06-25 | --- 2.3 読書
実家はずっと朝日新聞だったので
小さいころから朝日新聞がいい新聞だと"思わされて"いたのですが、
大人になってから、日経がいいなと思うようになりました。

私の履歴書もいまさら述べるまでもなく素晴らしい企画で
この連載のおかげで歴史的な記録が本人の口より
残ったというケースも多いのではないかと思います。
Wikipediaも経済人などのことになると、
ここから引用してあることが多いように思います。

..で、Book-offなどにいくと「私の履歴書」の単行本も探します。

この「最強の横綱」は、前回日本に帰ったとき
今回はお相撲さんのしかなかった....ちょっと残念
と思って購入したものでしたが、そこはさすが天下に名をなした
横綱の半生、とても読み応えがあり、いろんなことを考えさせられ
じ~んと余韻の残る、文庫本でした。

二子山親方と大鵬は、わかりましたが、
タイトルだけみたとき 時津風? 誰?と思ったりなんかしてしまいましたが、
これがあの双葉山だったんですね。 69連勝した横綱ということだけは知っていました。

[長男はすごい]
大鵬は長男であるお兄さんにとてもよくしてもらいます。
家長制度なんていって、長男が重用された時代でしたが
二子山もこれだけ長男であることを自覚して
家族のためにがんばっている様を読むと
長男ってやっぱりそれなりに責任のある立場だったのだなと納得しました。
うでに弟妹がぶらさがっている感じ。

大鵬はお父さんがロシア人でお兄さんはより西洋系の顔で
昔は差別があったりしたそうですが、弟、妹のために
学校にもいかず、一生懸命働いて仕送りをして
あるときは大鵬を励まして、と、こちらも長男、すごい!と思わされました。

[スポーツと宗教]
つぎに、 時津風も二子山も宗教団体にはいりますが
私は大鵬のように宗教団体には属さずに
「スポーツをするものは自分の中に信仰心がある」
という気持ちにより同意できました。

[努力]
3人ともすごく努力しています。
大鵬の努力もすごい。 やはり人よりも努力しています。
それを天才といわれるのはいやだったようです。

[高血圧]
大鵬は寒いところ出身だからでしょうか、
よく「ゴハンは塩辛いものと一緒に食べると食がすすむ」
と書いていたとおり、とうとう高血圧になって
37歳で下半身が麻痺していしまいます。

[隠し子]
二子山は自分にもとても厳しい人なのに
韓国人の愛人との間に長男がいた!とWikipediaにはあり
それってあり?と思ってしまいました。

[長生きしてください]
二子山と大鵬はいまでも生きていらっしゃってうれしくなります。
長生きしてくださいね。

以下Amazon.co.joより

私の履歴書 最強の横綱 (日経ビジネス人文庫) (文庫)
時津風 定次 (著), 大鵬 幸喜 (著), 二子山 勝治 (著)

内容(「BOOK」データベースより)
不滅の六九連勝を達成した双葉山。新十両の“分際”で横綱に借金を申し込むといった規格はずれの「土俵の鬼」若乃花。「巨人・大鵬・卵焼き」と愛され、柏戸とともに柏鵬時代を築いた一代年寄の大鵬幸喜。名横綱たちが波乱万丈の人生を語る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
時津風 定次
1912年生まれ。1937年第35代横綱昇進。1939年69連勝を記録。1945年現役引退。年寄「時津風」を襲名。1968年没

二子山 勝治
1928年生まれ。1958年第45代横綱昇進。1962年現役引退。年寄「二子山」を襲名

大鵬 幸喜
1940年生まれ。1961年第48代横綱昇進。1971年現役引退。一代年寄「大鵬」を襲名。2005年相撲博物館館長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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商品の詳細

文庫: 298ページ
出版社: 日本経済新聞社 (2006/11)
ISBN-10: 4532193699
ISBN-13: 978-4532193690
発売日: 2006/11
商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
Amazon.co.jp ランキング: 本で218,274位

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