ここの学区には、養護施設がある。
家の息子たちも施設の子どもたちと自然と友人となり、ごく普通に関係を築いていた。
年齢が上がると共に段々と状況を理解し、相手への気遣いを学んでいたように感じる。
ここの学校は、小規模校なので子どもの人数一人で学級数に影響してしまうことも多く、校長と一緒に『1・2年生を受け入れてくれ』などと、失礼なお願いに伺ったこともある。
その時に園長から言われるた事は、生活困窮者よりも虐待児が多い。自分から防御のできない乳幼児が優先になる。
この現実は、当時驚いた。
情緒の落ち着かない子どももいたりする。
子どもがどこかで人に迷惑を掛けていないか?そんな事も施設の方々は心配している。
用件を伝えずに訪問した時、子どもに対するクレームだと勘違いされ、身構えられたこともあった。
子どもたちが施設から親元に戻ることは、手放しで喜べることではないとも話していた。
虐待が再発する恐れがある…
親元に戻すには、それなりに慎重さも必要になる。
親権見直しで児童虐待防止へ 実の親より施設優先(共同通信) - goo ニュース
親による虐待を防ぐため親権制度の見直しを検討していた厚労相の諮問機関、社会保障審議会児童部会は19日、児童相談所で一時保護中や、児童養護施設に入所中の子どもについて、実の父母の親権より、児相所長や施設長の権限を一部優先させることを盛り込んだ報告書をまとめた。政府は、24日召集の次期通常国会に児童福祉法の改正案を提出する方針。親の「不当な主張」に、施設長らが早く適切な対応ができるようにする狙い。
このような処置も必要なのでしょう。
昨年末から『タイガーマスク現象』で、多くの善意が取り上げられていた。
また、いろいろな団体の協力もあり、海水浴などのレジャーに行くこともできるようになったそうだ。
本当にありがたいこと。
でも、年齢がくれば施設から退所しなくてはならない。
携帯電話も親権者の承諾でなければ契約できない。
まだまだ、いろいろな障害があるらしい。
本当のことを言えば、施設に保護されている子供は救われているのかもしれない。
親元で苦しんでいる子どもがたくさんいる。
これをきっかけに、もっと多くの人に理解を深めてもらえたらいいなと感じる。
子どもが、かわいいだけでは育てられない。しっかり子育てできなくて当たり前。子どもからいろりろな事を吸収して、親も成長していくんですから… と私は思っています。
虐待がなくなる時がくるといいですね。
子供というのは、どんなに虐められても、親についていきたがる。じっと我慢する。端から見るとどんなに、いじらしいことか、
心が痛むそうだ。
虐待を受けた子供の写真を何枚も見た。
実の親が何で?と思うことがほとんど。
虐待の多くは実の親から受けるという、、、
つらいです。