牛乳の値上げ

半端じゃない・・・で書いた業務が終わり、ホッとしている。

この期間中に、大手メーカーの牛乳の値上げのニュースがあった。
これが、他社からの継続にどのように影響するのか・・・、不安があった。
でも、年配者が多いせいか、その話題は中々出てこなかった。

ある農家のお宅で、『ビン牛乳ならとるよ』と一言。
本数も今まで通り。
その次の瞬間、『春には値上げるのか？』と聞かれ、ドキドキ。

でも、お客様は、仕方無いことだと理解してくれての言葉だった。
農家だから、この厳しさがわかる。
値段は安く、良いものを出荷。
必要な経費を引けば、収益なんて少ない。

確かに、実家は外に働きに出ない長男のお陰で、専業農家だ。
今の若い専業農家は、新しいものや経営について学び、前向きに考えている。
しかし、実家は昔ながらの農家。
二人で食べていくには、厳しい。

今の状況を作ったのは、行政施策がいけない。
このままでは、農業は衰退してしまう。
と言われた。
私達消費者にとっては、安くて良い物はありがたい。
でも、どこかに偏った流通では、破綻していくのが見えている。
経済に対して、いろいろな施策を打ち出しているみたいだけれど、足元をきちんと見て、基本的なことを見直そうよ。

と言いながら、農家の手伝いは何もしない私です。