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Crazy Blue Skies

~ 素晴らしき青空達 ~

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からまつ

2007年09月24日 18時50分43秒 | 
今日は、からまつの湯に行ってきました。

涼しくって温泉には最適気温です。
昼間で、だいたい17度。
バイクで走るには少し寒いですが。

残念ながら今回も混浴は、無し。
まぁ、次回に期待しましょう。

今夜も、同じキャンプ場泊。
晩御飯は、別海のHさん特製カレー。
どんな味なのか、期待です。


写真は、からまつの湯の看板。

気になる鼻の穴。
誰かモデルがいるんだろうか...。

いきなり

2007年09月22日 20時52分24秒 | 
今日は、自宅からいきなり開陽台に
来てみました。

天気は良かったのですが、風か強すぎました。
知り合いが来てましたが、街の近くの
キャンプ場にテントを張るというので、
ワタシも一緒に。

今夜は焼肉パーティーです。

写真は、途中の鹿追の空。

2007避暑ツーのレポ15

2007年09月21日 18時55分38秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


11日目 - 8/22 の続き2。

香深の街の少し手前まで来たところで、見慣れないものを発見した。
道路脇に、鉄塔。
温泉の掘削現場だ。
うまく温泉が出れば、礼文でも温泉を楽しめるらしい。
日帰り温泉をやってくれると助かる。
そうすればキャンプ場に泊まっていても、風呂屋の休業日や営業時間を気にする
必要が無くなる可能性が高い。
そのぶん、風呂屋よりも料金は高くなるのだろうが。

香深の街を抜け、今回まだ走っていない、島の南端を目指す。
狭い幅の道路をのんびりと走り、行き止まりの知床に到着(トップの写真)。
ここも、すごく風が強い。
元地以上に波しぶきが舞っている。
カメラを風上に向けると、すぐにレンズ表面に水滴が付着した。

香深の街に戻って風呂に入り、キャンプ場に戻った。
濡れたタオルを干してカメラのレンズを清掃した後、テントを張り終えたばかりの
自転車で来た旅人と会話を始めた。
話が合う。
しばらく話を楽しんで、ふと時計を見ると18時少し前。
夕陽を見に行ってくると言って話を終わらせ、オートバイを発進させた。

薄暗くなった礼文林道を、オートバイで駆け上がっていく。
視界が開けると、西のほうから淡いオレンジ色の光が射していた。
雲も、かなり少なくなっている。

テキパキと写真を撮り、進んでいく。

西の海が見える場所まで来た。


予想よりも少し、太陽の位置が低い。
元地で日没を見る為には、移動の時間を考えるとぎりぎり間に合うかどうかだ。
しかし、林道上の風景も捨てがたい。
テキパキ度を増して写真を撮り、進んでいく。

利尻の全体が見える場所まで来た。


山頂近くに被った雲が、夕陽に照らされて美しい。
見とれてる場合じゃない。
急がなければ、日没に間に合わない。

しかし利尻の雲は徐々に色が濃くなり、シャッターを押さずにはいられなかった。


利尻が見えなくなると、路面に集中して速度を上げる。
舗装路に入ってから、更に速度を上げた。

トンネルを抜けると、一気に視界が広がる。
太陽の位置はどこだ?
まだもう少しあるぞ、間に合うのか?


間に合わなかった。
高台から見下ろす太陽は、水平線に沈む途中。
オートバイを停め、水平線に沈みきるまで太陽を眺めた。

ついでだからと、元地まで行ってみる。
行き止まりに到着し、オートバイを停めた。
荒れた海の向こうの雲が、オレンジ色に照らし出されていた。


真っ暗になったキャンプ場に戻った。
先ほど話を終わらせてしまった自転車の旅人に、夕陽の写真を見せる。
彼は、自転車だとこんなふうに気軽に夕陽を見に行ったり出来ないから、次回は
オートバイで来たいと言った。

しばらくしてテントに戻り、夕食を食べ、就寝。

それにしても、1日の気温の変化が少ない。
1日中、ずーっと20度前後だ。
くもっている日も、今日みたいに晴れてる日でも。
昼間暑くないのは良いのだが、そのまんまの気温で夜になる。
夜は涼しくなるものだと思い込んでいるせいか、夜がなんだか暑く感じる。
道北らしいと言えば、道北らしくて良いのだが。


つづく。

2007避暑ツーのレポ14

2007年09月20日 18時35分24秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


11日目 - 8/22 の続き1。

来た道を戻り、「礼文森林(もり)の丘」の看板を目印に、砂利道に入る。
比較的平坦な、走りやすい道だ。
木々は少なく、見通しは良いほうだ。

畑で作業をしている人を見かける。
時々現れる水たまりを避けながら、ゆっくりと走る。
途中、海岸から離れた場所なのに、何故か昆布を干している場所を見つけ、更に
ゆっくりと走る。

しばらく走ると、勾配が増してくる。
それにつれて、砂利も少し深くなる。

「礼文森林の丘」に行くには、左折する交差点が見えてきた。
交差点付近を見ていたら、フロントタイヤが「ザザッ」と音をたてて砂利で大きく
横に滑った。
ゆっくり走っていたから、転倒することはなかった。
と言うよりも、少しアクセルを開けて走っていれば、なんてことなく通過できる場所。
あぁ、久しぶりにビックリした。
ちゃんと路面を見て走ろう。

交差点を左折せずに、直進する。
深めの砂利道を下っていくと、少しずつ路面中央、ワダチの間の草が多くなって
くる。
相変わらず交通量は少ないようだ。

木々は多くなり、明るかった路面は徐々に暗い路面へと変わっていく。
路面が見えにくいから、スピードを落として進む。
以前来た時、大きな水たまりがあって引き返したと思われる場所を通過する。
どこまで続くのだろう。
狭い島だから、そんなに長くないと思われるが。

しばらく行くと、行き止まりと思える場所にさしかかった(トップの写真)。

ゆっくり進んで行くと、まだ道は続いていた。
道内の林道で、こんな暗い森の中にいると不安になってくるが、それが無い。
この島に、ヒグマはいないのだ。
なんていい場所なんだろう。
少しばかりアブが多いのが気になるが、木漏れ日を楽しむ余裕がある。

暗い道を、更に進んでいく。
少し進むと、道がやや平坦になってきた。
やっと走りやすい道になってきたなと思いながら進んでいくと、左にカーブ
した先で、道は完全に終わっていた。


アブにたかられながら一服した後、2kmちょっとの道を戻った。
「礼文森林の丘」に進路を変え、進む。
ここから先は、完全舗装だ。
最初のほうはガケから落ちてきた砂で滑りやすいが、そこを抜ければ細いながらも
快適ロード。
道はアップダウンしながら続き、高台の風景越しに、雲の取れてきた利尻を見せて
くれた。


行き止まりの、誰もいない展望台で一服する。
風が強いが、青空に浮かぶ夏の雲が気持ち良い。
帰り道も、その空を楽しみながら走った。

船泊のパン屋で、昼食を買う。
昼を少し過ぎてしまったせいか、お目当てのカレーパンもホッケドックも無かった。
適当なパンを、2つ選んだ。
アザラシが全くいない金田ノ岬でパンを食べ、キャンプ場へと戻る。


キャンプ場に戻り、ペットボトルに水を汲む。
雲が多くなってきた。
もう少し黒っぽくなれば、にわか雨が降りそうな雲。
とりあえず、潮風で汚れたレンズをクリーニングペーパーでキレイにした。
そんなことをしているうちに、雲は少しずつ薄くなってきた。

次は、島の南側。
まず礼文林道から走り出す。
林の中を駆け抜け、見晴らしの良い場所に出た。


青空は見えるのだが、雲が多い。
写真に撮ると、ちょっと厳しい条件。
見たまんまの青空の色に露出を合わせると、地上が暗く写ってしまう。
だから、それなりに写真を撮って、遊ぶ。

海が見えるところ。


利尻が見えるところ。


一瞬、陽が差したところ。


いろいろ撮ったら、次は元地。
地蔵岩周辺では、強い風で巻き上げられた海水が霧状になり、海岸近くを白っぽく
見せていた。


誰もいないその風景を眺めながら、考えた。
今日1日ひと通り回って、青空の具合が少し物足りなかったが、結構満足して
しまった。
あとは夕陽を見られれば、完全に満足しそうだ。
夕方、ここに夕陽を見にこよう。
今回は、それでおしまい。
明日、島を出ることに決めた。

来た道を少し戻り、うに丼を食べた店に顔を出す。
喉が渇いた。
何か冷たいモノを頼もう。
この店で冷たいモノを頼んだことが無いから、わからない。
メニューを見るのもめんどうだから、店の人に聞いてみたら、
冷たいモノはあまり置いてないようだった。
考えていると、店の人が「スイカ食べるかい?」と聞いてきた。
貰い物のスイカがちょうど余っていたのだそうだ。
ありがたく頂く。
今日は綺麗な夕陽が見れるだろうか?
雲の感じから見ると、確率は半々ってところだろうか?
そんなことを考えながら、とっても甘い、そのスイカの味を楽しんだ。

店の人に、お礼と明日出ることを告げて走り出す。
トンネルを抜けて、いくつも出現するきついコーナーを楽しむ。


つづく。

2007避暑ツーのレポ13

2007年09月17日 19時41分38秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


11日目 - 8/22

朝から青空が見える。
天気予報は当たったらしい。
テントサイトから見える利尻は、今ひとつ雲に隠れ気味だがまぁ良い。


朝食を食べて少しのんびりし、8時過ぎには走り出す。

まずは、海沿いの道を北上する。
風は、少し強めだ。
気温は、20度程度。
昨日も1日中20度程度だったが、今日は湿度が低くてさわやかだ。

幌泊で、左折する。
礼文空港へ向かう道だ。

木の無い草原には、強めの風が吹いていた。

閉鎖されている空港を過ぎ、脇道に入ってみる。
行き止まりでオートバイを停める。

なだらかな斜面の先、一番高い山頂に自衛隊の施設が見える。
行き止まりの先には、以前道路があったことを示すワダチが確認できる。
先へと行ってみたい、けれど今日は行かない。

以前、このワダチを同じオートバイで辿ったことがあるのだ。
最初のうちは草が多いと言っても地面が見え隠れする程度で、何の支障も無く進ん
でいけた。
しかし、1kmも進まないうちに笹が多くなり、地面が全く見えなくなった。
そこから先は、微かに続いていたワダチの痕跡も、ほぼ消滅。
進むことを諦め、引き返したのだった。

本線へと戻り、船泊の街を抜け、西へと走る。
所々で海岸に寄り道し、風景を眺めながら、のんびりと。

スコトン岬の手前で、山側の道に入る。
高台から見下ろすように眺める風景が、素晴らしい。
風が強い。
オートバイを停める方向を考えないと、倒れそうだ(トップの写真)。

途中の展望スペースで、オートバイを停めた。
トド島がはっきりと見える。

この場所から振り返ると見えるはずの利尻の山頂付近は、雲に隠れていた。
午後からは、雲が取れてくれるだろうか。

道に広がって歩く観光客の集団に注意しながらゆっくりと坂を下っていき、
スコトン岬の駐車場に到着するなり、トイレに向かう。
我慢していたのだ。
どうせなら、「最北限のトイレ」で用を足そうと思っていたのだ。
特別な理由は、無いのだが。

岬のほうに歩いていき、ベンチに座る。
少しだけ距離をおいた芝生の上に、カモメがいた。

強い風に疲れて休憩しているのだろうか。
風上に頭を向け、時々目を細めている。
時々数歩ずつ歩くだけで、あまり動こうとしない。
岬と、その先に見えるトド島、時々やってくる観光客、そしてカモメを見ながら
のんびりと過ごした。

高台の道の入り口には進入禁止の看板があるから、素直に海岸沿いの道を走る。
山の陰になっている部分では、少し寒さを感じる。
もう10時をまわっているのだが、朝から全く気温が上がっていなのだ。
陽射しの下ならば、快適。
日陰なら、少し寒い。
日向と日陰の差を、楽しみながら走った。

T字路を右折し、西上泊に向かう。
人の姿の見えないレブンアツモリソウ群生地を横目に、先へ進む。

途中、鉄府に寄り道して海を眺めてみる。

ここも風が強い。
少し高いこの場所でも、細かい波の粒が飛んでくるのを肌で感じる。
強い風のおかげで波が立ち、海の青さは海岸近くで波の白さにかき消されていた。

西上泊へ移動。
駐車場にオートバイを停め、奥の階段を登っていく。
澄海岬の入り江だ。


鉄府の海を見た時に予想した通り、波が立ってしまっている。
空が青いから少し期待はしたのだが、やはり風が弱い時でないとここの青さは
見れないのだ。
その先のベンチに座り、まわりの風景と強い風を楽しんだ。


つづく。

2007避暑ツーのレポ12

2007年09月15日 17時35分42秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


10日目 - 8/21

今日も曇り空だ。
時々、パラパラと雨が降る。
風は昨日より少し強い。

緑ヶ丘キャンプ場は風を受けにくい場所だから比較的平和だが、他の場所に
出掛ける気分にはならない。
まぁ、天気が良くなったら出掛けよう。

周辺を散歩したりして、のんびり過ごす。

ハーレー乗りの女性が、撤収を始めた。
今日利尻に移動して、明日天気次第で利尻山に登ると言う。
ゆっくりと荷物をまとめ、昼過ぎに出て行った(トップの写真)。

既に他の連泊者も、出掛けてしまっている。
話相手がいないと、ヒマだ。

とりあえず、カップラーメンを食べる。
食べ終わると、ヒマだ。

こんなこともあろうかと、昨日買ってあった雑誌を読む。
隅々までじっくりと読んでみるが、読み終わってしまう。
ヒマだ。

炊事場の下に置いてあったマンガを見つけた。
「酒のほそ道」というタイトル。
知らないマンガだ。
期待しないで読んでみると、結構面白い。
しかし、酒のつまみを紹介するこのマンガ、美味しそうなものばかり出てくる。
読んでるうちに、ハラが減ってくる。
でも、これでかなり時間が潰せた。

夕方になっても、天気は悪い。
時々降る雨も、ポツポツ降ったりザッと降ったりしている。
風呂に行きたいが、レインウェアを脱ぎ着するのがめんどくさい。
行くかどうか迷いながらラジオを聴いているうちに、暗くなってきた。

他の連泊者も帰ってきた。

晩御飯を作り、食べる。

早めにテントに入ると、前室にお客さん。
カミキリムシが、前室の中をしばらくの間うろついていた。


天気予報によると、天気の悪さも今夜までらしい。
明日は朝から晴れることを、期待。


つづく。

2007避暑ツーのレポ11

2007年09月14日 18時59分10秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


9日目 - 8/20 の続き

礼文林道を、来た時とは逆に走る。
相変わらずの曇り空だが、低い雲は無くなっていた。
周辺の風景を楽しみながら、時々スピードを上げて走ってみた。

林道を抜けてキャンプ場に戻ってみたが、時間が余っている。
買い物ついでに少し走ることにした。
香深井の街を抜け、南に向かう。
コンビニに入り、食料を選ぶ。
最初は2泊で島を出るつもりだったが、天気がすぐれないのでもう少し泊まる
ことに決めた。

そのぶんの買い物をのんびりとしていると、不規則な排気音が店の前で止まった。
さっきも会った、ハーレ乗りの男性だ。
タンデムシートには、若い女の子を乗せていた。
上着を着ているが、下は制服のスカート。
見たまんま、女子高生である。
今度こそナンパか?
その年の差には、犯罪に近いものがあるぞ。
話を聞くと、泊まらせてもらっている民宿の娘さんで、高校まで迎えを頼まれた
とのこと。
彼女が幼いころから知っているので、年の離れたお兄さんというような関係らしい。
こういうのも、なんかいいよね。

買い物を終え、店を出た。
ハーレーの男性がオートバイに跨った後、女の子がタンデムシートに座る。
ちゃんと座れているかどうか、やさしいお兄さん口調で確認している。
その光景を微笑ましく見ていると、キュルルと音が鳴ってエンジンが始動した。
ん?セル?
フェリーを降りる時もさっき会った時も、キックを使って始動していたからキック
しか無いものと思っていた。
新しくは見えないそのハーレー、セルも着いていたのか。

2台とも、南方向に向かう。
先に自分が走り出し、その後にハーレーが走る。
時々、ミラーに映る2人の姿を眺めてみる。
香深の信号のある交差点を、少し過ぎたところで左折する。
ここでお別れ。
ミラーを見ながら左手を上げる。
2人を乗せたハーレーは、直進していった。

フェリーで出会った旅人、2人中2人が女の子とタンデム。
女の子との関係はどうあれ、なんだかうらやましく思えた。

港のほうに行ってみるが、相変わらずの曇り空。
利尻は見えない。
いつになったらスッキリ見えてくれるだろうか。
そんなことを考えながら、キャンプ場へと戻った。

キャンプ場に到着すると、最終便のフェリーで上陸したらしい旅人が3人ほど、
テントを張り始めていた。
コンビニで買ったおやつを食べながら、その旅人と話をした。

暗くなってきた。
友人Kとの食事の時間が近づいてきた。
オートバイに乗る準備をしていると、ハーレー乗りの女性が帰ってきた。
最終のバスも、終わっている時刻。
聞くと、あの後佐藤売店でうに丼スペシャルを味わって、そこからまた歩いて
帰ってきたという。
元気な人だ。
自分が彼女くらいの年齢の時でも、そんなに歩いたことは無かったような気がする。
話をしているうちに、友人Kとの食事に一緒に行くことになった。
彼女にはアシが無いので、友人Kにクルマで迎えに来てもらった。

食事の場所は、友人Kの職場でもある香深漁協直営の「海鮮処 かふか」。
炭火焼のテーブルに3人並んで、美味しい海の幸を食べ、飲んで、談笑した。

今回のイチオシは、ホッケのちゃんちゃん焼き(トップの写真)。
炭火で熱せられたホッケは、身の少ないしっぽのほうから焼けてくる。
火が通り過ぎないうちに身をほぐし、味噌ダレを混ぜて食べる。

口に入れると、とろける。
箸を入れるとホロホロと身が崩れるホッケの開きとは、全く違った食感だ。
油がのった新鮮な旬のホッケは、炭火で熱せられても身と油が分離しにくいの
だろうか。
以前浜名湖で食べた、天然ウナギを思い出した。

味噌ダレもすごく良い。
2004年、この店が出来て間もない頃に食べた時よりも、数段美味しくなった
感じ。
この味ならば、ちゃんちゃん焼きで有名な他の店に行かなくっても大満足だ。
1杯目のごはんが空になり、おかわりした。
かなり幸せ。

ひと段落して、店内にある水槽を見せてもらう。
水槽の中にはウニはもちろん、色々な魚やカニや貝がいる。
ココでは、友人Kは先生である。
よくわからない魚の名前などを、色々と教えてもらう。
詳しい人がいると、勉強になるなぁ。
他にも面白い顔した魚を観察したり、ウニをその場で割って食べたり。
あぁ、楽しい。
自分1人なら、この水槽タイムは無かっただろう。
ハーレー乗りの女性を連れてきて良かった。

店を出て、帰るのかと思ったら、もう1軒行くことに。

友人Kの案内により、カラオケスナックへ。
最初うちは他の人が演歌を唄っているからと、こちらも演歌を唄う。
そのうち、自分達の好きな歌を唄って盛り上がってきた。
日付が変わった頃、友人Kが急におとなしくなった。
顔を下に向け、徐々に反応が薄くなる。
自分が唄っているひとり咲きも聞かずに、寝に入ったのだった。
頭をペシペシと叩いてみるが、反応が無い。
しばらくの間放っておいたら起きたので、ここでお開き。

3人は楽しい時間に満足し、それぞれの寝床へと帰ったのだった...。


つづく。

2007避暑ツーのレポ10

2007年09月13日 17時42分55秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


9日目 - 8/20

完全に曇っている。
しかし、雨の心配は無いようだ。

良い天気の写真を撮るのが目的の自分は、急いでどこかへ行くことも無く、
スローなスタート。
周辺を散歩したりして、時間が流れるのを待つ。
ゆっくりと流れる島時間を感じるのが、気持ちいい。


少しお腹がすいてきた頃、誰もいなくなったテントサイトを出発し、オート
バイで北に向かう。

海岸線の道をゆっくりと走り、島の景色を楽しむ。
海岸のカタチ。
山のカタチ。
小さな集落の街並み。
昆布を干している風景。

途中、去年あった座礁船が無くなっていることに気がつく。

金田ノ岬の少し手前で、走りながら立ち上がり、海を見る。
今日はいるだろうか?
いたいた。
岩の上で、昼寝をしているアザラシ。
水面から頭だけ出しているアザラシ。
今日はたくさんいる。

オートバイを停めてアザラシの数を数えてみたら、50頭以上いた。

もう昼だ。
船泊のパン屋に行くが、お休み。
久しぶりにカレーパンとホッケドッグを食べたかったのだが。
残念。

気を取り直し、昼飯を食べるために南に戻る。
特別お腹がすいているわけではないから、ペースはそれなりにのんびりだ。

香深井の交差点を右折し、礼文林道に入る。
久しぶりに走る林道だから、路面状況を確かめながらゆっくりと走った。
森の中を抜けると、視界が広がる。
しかし、曇り空。
利尻は全く見えてこない。

先へ進むと、前方に低い雲が現れた。
風は、西から強く吹いている。
ヘルメットのシールドが、しっとりと濡れてくる。
レブンウスユキソウ群生地付近では、海側から流れてきた雲が斜面にぶつかり、
斜面の頂点付近で渦を巻いて消えていく様子が見えた。

林道の出口に到着。
路面は少しだけ荒れている箇所があったが、いつも通りの礼文林道。
大きく荒れた箇所は無かった。

出口のT字路を右折し、アスファルトの上を進む。
トンネルを抜けると、一気に視界が広がる。
直線では景色を楽しみ、きついコーナーでは道の感触を思い出すようにバイクを
傾けて下っていった。

ゆっくり景色を楽しみながら、海沿いの道を先へ進む。
やがて道幅は細くなり、行き止まりまでオートバイを走らせた。
行き止まりの先には、地蔵岩。


地蔵岩と書かれた木の柱が、新しくなっていた。
「コインを差し込まないでください」と書いてある。
去年までは、木のひび割れに硬貨がいっぱい差し込まれていたな。

少し戻ってオートバイを停め、ヘルメットを脱いだ。
佐藤売店で昼食。
この店には、過去に何度も来ている。
店の人は、顔を覚えていてくれた。
カウンターに座り、いつも通り「うに丼ダブル」を注文する。

新鮮なエゾバフンウニの、鮮やかなオレンジ色(トップの写真)。
口に入れると、磯臭さを全く感じることが無く、まったりとした幸せ感だけが
舌を包み込む。
この味をゆっくり味わいたいと思うのだが、箸のほうは勝手に進んでしまう。

食べている途中、ハーレーの排気音が近くで止まった。
道路のほうを見ると、フェリーで会った男性のラットバイクが近くのお土産屋の
前に停まっていた。

うに丼は、あっという間に食べ終わってしまった。
船泊で食べる予定だったパンのぶん、食べ足りない。
ゴハン大盛りに出来るのかな?
出来るのなら、してもらえば良かったな。
そんなことを考えても、もう遅い。
そこで、「とどドック」を注文した。


タレがとど肉の臭みを抑えているから、意外と食べやすい。
とど肉制覇の証明書を眺めながら食べた。
お腹は満足。
しかし、幸せなウニの余韻は、どこかへ消えてしまった。

お茶をもらってゆっくりする。
そういえば、同じキャンプ場にいたハーレー乗りの女性が、ここに来るって言っ
てたな。
通ると言っていた礼文林道でも姿を見なかったし、遅めの出発だったし、全て徒歩
だからまだ来てないのかもしれない。
店の人に聞いてみたら、まだ来ていないようだった。

そろそろ行こうか。
香深の風呂屋は、夕方4時からだったか?
そうならば、今からゆっくり行ってもまだ時間に余裕がある。
店の人に時間を確認すると、今日は定休日とのこと。
お風呂セット持ってきたのに、ショック。

会計を済ませて出発しようとしたところで、フェリーで会った中年男性がオートバイ
でやってきた。
ハーレーの男性もお土産屋から出てきて、こちらに来た。
みんな時間があるようで、誰からともなく話をを始める。
ハーレーの男性が、中年男性が若い女性と2人乗りをしているのを目撃したという話
をした。
ナンパでもしたんですか?と冗談ぽく聞いてみたら、後ろに乗せていたのは、ホテルで
働いている自分の娘なんだよと、中年男性は説明してくれた。
仲の良い親子なのかな。なんかいいよね。

みんなで地蔵岩を見に行くことになった。
適当な話をしながら、3人で岩場を歩いていく。
海を見ながら、崖のほうを見ながら、漂流物を見ながら。
地蔵岩の近くに着いた。
ここまで近づいたのは初めてだ。

人間の大きさと比べると、地蔵岩の大きさが良く分かった。
岩を真下から見上げたり、触ってみたり、記念写真を撮ったり。
しばらくしてオートバイに戻り、少し話をしてから解散した。

自分は、礼文林道へ向けて走り出す。
途中の桃台猫台の分岐で、見覚えのある人が歩いているのを見つけた。
同じキャンプ場のハーレー乗りの女性だ。
オートバイを停め、話をする。
聞くと、礼文林道を歩いて礼文滝まで往復し、ここまで歩いてきたのだという。
もう15時近いが、出発が遅かったからこんなものか。
自分が林道を通過した時は、ちょうど礼文滝に行っていたのだろう。

彼女は、これから佐藤売店まで行ってウニ丼を食べるのと、笑顔で言った。
昨夜、ウニを食べるならどこが良いかと聞かれた時に、佐藤売店のことを話した
ら、美味しいものには目が無いらしく「うに丼食べたい!明日絶対行く!」と
目をキラキラさせていたのを思い出した。
佐藤売店までどのくらいかかるか聞かれたが、歩いたことは無いしオートバイで
走る時も距離を考えたことが無かったから、さっぱりわからない。
「うーん、そんなに無いんじゃない?」と、誰が聞いても良くわからない答えに
なってしまった。
「うに丼まで、頑張って歩いて」と言って手を振り、オートバイを発進させた。


つづく。

2007避暑ツーのレポ9

2007年09月12日 20時14分02秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


8日目 - 8/19

朝食を食べ、歯磨きついでに散歩する。
雲が少しあるが、昨日に引き続き天気は良い(トップの写真)。

北側に見える、歌登の街を見ながら天気予報を聞く。

雨の心配が無いことを確認してラジオを切り、携帯電話を開いてみた。
すると、昨日圏外だったはずのアンテナマークは、3本立っていた。
街が完全に見えない南側では、街からの電波が届かない為に圏外だったようだ。

ゆっくりとテントを撤収。
他に3台いたオートバイを見送った後の出発となった。
気温は、20度ちょっと。
涼しくて走りやすい気温だ。

道道との分岐で、一時停止する。
道北スーパー林道に行きたい衝動にかられるが、今日は北上するのだ。
歌登方面に進み、番号が同じ道道を辿って中頓別を目指す。
歌登の街を過ぎると、完全な曇り空。
クルマがいない山の中の道を、スムーズに走り抜けた。

中頓別で右折し、国道を走る。
途中、右側に見つけた寿公園で休憩する。

地図を確認した。
寄り道を考えていたのだが、その入り口を通過してしまったようだ。
まだ先にも入り口があるから、そのまま進むことにした。
数分走った後、左側にその看板を確認したが右側にある道が細くて、つい
通過してしまった。
少し先でUターンし、その道へと進入する。

簡素な案内標識に従って進んでいく。
途中に、短い砂利道。
道の両脇はかなり整備されている。
すぐにでもアスファルトが敷かれてしまいそうだ。
短いダートを飛ばして走った。

分岐を曲がって進んでいくと、大きな案内図があった。


先へと進み、道路脇に目当てのものを見つけた。
「衣笠の滝」だ。

落差4mくらいの、かわいらしい滝。
マイナー度は抜群。
通りかかったクルマも一瞬だけ見て、すぐに立ち去ってしまうほどに。

滝の名前が書かれた看板は、滝の少し先にある。

この為、看板と滝をきちんと1枚の写真に入れることが出来ない。
(上の写真のように、一応小さく写すことが出来る程度。)
道路のすぐ脇に滝があるからなのだが、これがマイナー具合に拍車を掛けて
いるように見えて、面白かった。

更に先へと進み、日本最北の鍾乳洞「中頓別鍾乳洞」に到着。
規模が小さいとの前情報から、初めから入る気は無かったが、中の様子は
やはり気になる。
鍾乳洞から出てきた人に、話を聞いてみた。
グルっと回って約30分、中は涼しく、規模は小さいとのこと。
入場料は無料だ。
鍾乳洞と言えば、関東の日原鍾乳洞に入った記憶しか無い。
関東で最大級の鍾乳洞と比べたら、ここのはショボイのだろう。
話を聞いているうちに、そのショボイさ加減が見たくなってきた。
しかし、時間に余裕が無いので次回の楽しみに決め、出発した。

浜頓別で更に北へと国道を進み、少し先を右に曲がってみる。
海沿いのダートを走るつもりだったが、手前のアスファルトの直線道路を
走ってみると、気持ちが良い。

ダートはまた今度ということにして、先が見えない直線道路を国道を走る時より
もスピードを上げて走りぬけた。

海沿いに入ってから吹いている横風は、猿払を過ぎても相変わらず続いていた。
強めの風だが、このあたりで過去にもっともっと強い横風を体験しているので、
楽に走れる。
時々現れる、ペースの遅いクルマを抜きながら走った。

宗谷岬は雲が多いが薄く、青空が少し顔をのぞかせていた。
北の方角を見ると、うっすらとサハリンが見えた。

近くのオートバイの旅人と少しだけ話をしてからトイレを済ませ、すぐに
走り出す。

稚内のコンビニで簡単に食事を済ませ、稚内温泉「童夢」へ向かう。
利礼の丘に行きたかったが、雲が多いから、今日はパスだ。
のんびりと風呂に入りたいから、野寒布岬もパスした。
稚内カーリングホールを左側に確認しつつ、先へと進んで到着。

体を洗ったら、露天風呂に向かう。
利尻が全く見えない。
面白くないので、それなりに風呂を済ませ、風呂を出た後に喫煙コーナーで
ゆっくり過ごした。

充分にのんびり過ごした後、オートバイを走らせて、来た道を戻る。
稚内のフェリーターミナルで、オートバイを停めた。
最終便で礼文島に渡るのだ。

時間には、余裕がある。
礼文に住む友人Kに連絡し、受付が開始されるまでのんびりしてから手続きを
済ませた。
それでもまだ時間がある。
暇だ。
オートバイに乗ってやってくる人が何人も現れるが、みんな忙しそうにしている。
暇だ。
うろうろしたり、ぼーっとしたり。
そのうち乗船時刻になり、オートバイに乗って船の中へと進んだ。

フェリーの船室に入る。
あまり混んでいない。
花の多い時期と比べると、座る場所をゆっくり選べる。
さて、どこに座ろうか。

オートバイに乗る格好をしたソロライダーが、目に留まった。
彼らに挨拶して、隣に座る。
1人は、400cc単気等のオンロードバイクに乗ってきた、中年男性。
もう1人は、ハーレーのラットバイクに乗ってきた、少し年上の男性。
すぐに打ち解けて、楽しい時間を過ごす。

少しマジメそうに見える中年男性の取り出したカメラは、自分のカメラと同じだった。
マニアックなコンパクトデジカメだ。
他の人が持っているのを初めて見た。
そのカメラには、オプションのレンズフードがつけられている。
自分のカメラを取り出し、カメラ談義で盛り上がった。
ハーレーの男性とは、笑い話で盛り上がった。

彼らはそれぞれ、ホテルと昔働いていた民宿に泊まるのだという。
自分はキャンプ場に泊まるから、みんなバラバラだ。
でも狭い島内、必ず会うことになるだろう。

曇り空の隙間に、短い時間だけ利尻が姿を見せてくれた。


フェリーを降りると、利尻はほとんど雲に隠れてしまっていた。
2人のオートバイ乗りに挨拶をして、香深のマリンストアに向かった。

店の前では高校時代からの友人Kが、笑顔で出迎えてくれた。
去年の9月以来の再会だ。
元気そうだ。
なんか嬉しい。
取り急ぎ話したいことを話した後、明日の夜一緒に食事をする約束をし、
時々小さな雨粒が落ちてくる中、香深井の緑ヶ丘キャンプ場に向かった。

キャンプ場に到着すると、既に6張りほどのテントが板張りの台の上に張ら
れていた。
台の上でテントを張る用意をしてないのと寝心地の良さを考えて、手前の芝生
の上にテントを張った。

テントを張り終わり、連泊中のオートバイ乗り2人と会話する。
2人ともソロライダーだ。
1人は稚内でオートバイが壊れてしまい、しょうがなくテントを持って礼文に
渡ってきた男性。
オートバイはすぐに修理出来ない状態なんだとか。
友人が稚内に迎えに来るまでの数日、礼文に滞在しているという。
もう1人は、そんなに大きくない島だから徒歩でまわれるだろうと、稚内に
オートバイを置いてきた女性。
実際来てみると交通の便が良くないのが判り、ハーレーを置いてきたことを
後悔していた。

彼らに聞くと、天気は今日から悪くなったそうだ。
前日は、青空が広がる最高の天気だったそう。
開陽台をもう1日早く出ていれば良かったと、少し後悔した。

話を続けていると真っ暗になってきたので、食事の準備にかかる。
スパゲティでも食べようか。
準備をしていると、クルマで誰かがやってきた。
ヘッドライトの方向で、キャンパーらしくないクルマの停め方だと分かる。
クルマを出て、テントサイトに歩いて下りてくる。
暗い中、薄っすらとシルエットが見える。
見覚えのあるシルエット...。
友人Kだ!
手を降り、自分のテントのほうに呼んだ。

食事の約束は、明日の夜だ。
どうしたのさ?と思ったら、仕事帰りに差し入れを持ってきてくれたのだった。
スパゲティを茹でる直前。
さすがは友人K、良いタイミングで来てくれた。
差し入れを2人でゆっくりと食べながら、いろんな話をした。

友人Kとは、今までこういう場所でゆっくり話をする機会が無かった。
昔からの友人と、こういう場所で過ごすのも良いもんだなと感じた。
食べ終わると、差し入れが多かったのでお腹がいっぱいだ。
ごちそうさま。
また明日会う約束をし、友人Kを見送った。

先ほど話をしていた2人がいた場所に戻ってしばらく話を楽しんだ後、
テントに戻り、眠りについた...。


つづく。

2007避暑ツーのレポ8

2007年09月11日 20時10分34秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


7日目 - 8/18

天気予報で道北の天気が良いと聞いたので、北へ向かうことにした。
のんびりテントを撤収し、11時過ぎに出発。

なんとなく太陽の暖かさは感じるが、曇り空で涼しい中の走行。
根北峠を越えたあたりで、数台の自転車が自分に向けて手を振った。
自分は、手を振り返して応えた。
少しすると、また数台の自転車。
また手を振り返す。
コーナリング中にも、自転車が現れる。
手を振り返す。
また自転車。
手を振り返す。
また自転車...。
だんだんめんどくさくなってきて、“うなずき”で応える。
その後も、何台の自転車と挨拶をかわしただろう。
格好も似たりよったりだったので、サークルか何かだと思う。
どうせならまとまってて欲しかったな。

斜里に入ると天気が良くなった。
青空と雲が半々。
涼しい空気に、太陽の暖かさがちょうど良い。
ここから北上するにつれ、もっと青空が多くなるのかと期待するも、
斜里を出ると一面の曇り空に戻った。

クルマよりも少し速いスピードで走っていると、網走の街の手前にレーダーパト。
危ない危ない、気をつけて走らねば。

能取湖の南、卯原内。
蒸気機関車が展示してある場所で、一服しよう。
減速して駐車場に入ろうとした時、道の先にまたもやレーダーパトが停まって
いるのが見えた。

一服しながら、見物する。
街並みの終わりが近い直線だから、加速したくなる場所だ。
しかし、走ってくるクルマは、みんなゆっくり走っている。
こんな短時間で、捕まるところを見れるはずは無いか。
そう思ったところで、いいスピードで走ってきた1台のクルマが通過。
見事に捕まっていた。

北見市常呂町。
ところ森林公園の手前で右折し、常呂の街中へ入る。
海側に進み、ところ常南ビーチ海水浴場の駐車場にオートバイを停めた。
ビーチの開設期間は終わったはずだが、海辺で遊んでいる人たち(トップの写真)。
結構いるな。
気温は、20度を少し上回ったくらいだ。
地元の人だろうが、寒くないのだろうか。

喫茶「しゃべりたい」に入る。
1時を30分ほど過ぎた時刻だが、店内は観光客で混みあっていた。
迷わずカウンターに座り、何を食べるか考える。
考えると言っても、カレーを食べることは決めてある。
ビーフにするか、ホタテフライにするか、それともチキンか。
考えていると、見慣れぬ人がメニューを渡してくれた。
20代半ばくらい、ほしのあきをおとなしくしたような、マジメそうでかわいい
女性だ。
忙しいこの時期だけのバイトだろう。

ホタテフライカレーを注文し、デジカメで撮った写真を確認しながら待つ。
店の人は、とても忙しそうに動き続けている。
何度も来ているこの店、マスターとしゃべりたいけどしゃべれない。

しばらくして、自分が注文したホタテフライカレー。
バイトの女性が持ってくるのを期待していたら、カウンターの向こうから
ママさんに手渡された。
一応写真を撮りたいから、付属のサラダがくるのを待つ。
カウンターの内側では、サラダが用意される気配は無い。
忙しい時にわざわざ言うのも悪い気がするし、まぁそのうちくるだろう。
カレーだけの写真を撮り、食べ始めた。


ウマイ。
ホタテフライもウマイし、カレーもウマイ。
ゆっくり食べてるつもりが、自然とペースが早くなる。
カレーが残り4分の1になったところで、サラダが来た。
少しだけ、忘れられていたようだ。
まぁ、いいさ。何度も来てる店なんだし。
サラダもウマイ。
ドレッシングがウマイ。

食べ終えて、地図を眺めて少し休憩した。
少し落ち着いてきた店内で会計を済ませ、まだ忙しく動いているマスターに
「ごちそうさま」と告げ、ゆっくり店を出ようとした。
そうしたらマスターが、「今日はどこまで行くの?」と聞いてきた。
今回はしゃべらないで終わるのかと思ってたが、マスターから話かけてくれた。
嬉しい。
「北のほうに、行けるだけ行きます。」と答えた。
マスターは笑いながら、「天気悪いらしいよ~。」と返した。
今朝の天気予報では、北へ行けば行くほど天気が良いのだ。
これはマスターの冗談である。
おおぉ、マスターに冗談を言ってもらえるようになったかぁ。
かなり嬉しい。
こちらも笑顔で「えぇぇ~?」と返して店を出た。

1番最初はしゃべりにくいマスターだと思ったが、来るたびにしゃべりやすく
なってきている。
もっとしゃべりたいから、また来よう。

常呂町カーリングホールの近くにある、常呂手工芸の館の駐車場に移動。
映画「シムソンズ」の手形を確認する。

変わってる!
去年は、映画タイトル部分3枚の順番が間違って取り付けられていたのだが、
今回は正しくなっていた。

一面の曇り空の下、走り出す。
サロマ湖が見えてきた。
相変わらずデカイ。

幌岩山を過ぎたあたりから、遠くに青空が見えてきた。
もしかして、この先ずっと青空だったりするんじゃない?
期待しながらオートバイを走らせる。
前に進めば進んむほど、青空の面積が広がっていく。
しばらく走ると雲と青空は半々になり、

やがて、一面の青空になった。
太陽が出てきても、風は涼しいまま。
とても快適だ。

既に15時をまわっている。
泊まる場所を考えなければ。
紋別の海洋公園で、オートバイを停めた。
ガリンコ号の写真を撮りつつ、泊まる場所を考える。


枝幸あたりが適当かと思ったが、なんとなく面白くない。
地図を見ていると、歌登の山の中にあるキャンプ場が目に入った。
泊まったことが無い場所だ。
どんなところか見てみたい。
ここにしよう。

決まればすぐに、走り出す。
いくつかの街を過ぎると、道北らしいさみしげな風景に変わってきた。
徐々に弱くっていく夕方の太陽と、徐々に肌寒く感じる風。
そして、雲の無い青い空。
この感じ、好きだ。
疲れが出てきてぼーっとした頭が、覚醒するかのようだ。
スピードを上げ、国道を北上した。

乙忠部。
何と読むのかハッキリわからないが、キャンプ場への道道が接続して
いる場所。
交差点の近くにあるコンビニで夕食を買い込み、道道へと走り出す。

直線を繋ぐように、適度なタイミングでコーナーが現れる。
初めて走る道だ。
道の感じを確かめるように、少しだけハイペースでオートバイを走らせる。
高度が徐々に上がっていく。
風の温度が下がり、肌寒さを感じてきた。

交差点を歌登方面に進んでいく。
低くなった太陽が、使い込んだジェット型ヘルメットのシールドを照らし、
日陰になった道の先を見えにくくする。
左手で“ひさし”を作りながら走った。

しばらく走ってキャンプ場への分岐を曲がり、奥へと進んでいく。
細い舗装路を進んでいくが、なかなかキャンプ場が現れない。
途中の案内標識が、わかりにくいのだ。
適当な分岐を入っていくと、行き止まり。
Uターンし、わからないまま奥へと進んでいった。

こんな場所にキャンプ場があるのだろうか?
そんな言葉が頭に浮かぶような、薄暗い道を進んでいく。
その先の道の脇に、狭い平らな部分にテントが見えた。
奥には、山小屋のようなものもある。
看板を見ると、ここが正解のようだった。


山小屋のまわりにはキャンピングカーが数台停まっていて、その横の
狭い空間に、それぞれのテントが張られていた。
想像していたような、連続した平らな場所は見当たらない。
看板にも細かい表記は無く、どこにテントを張れば良いのかがわからない。

山小屋の中にいたクルマのキャンパーに聞いた、オートバイの旅人がテントを
張るという南側に移動した。
ゆるい斜面の途中に、テントを1つか2つ張れるような狭くて平らな場所が、
数箇所点在していた。
1番手前に、無人と思われる1人用のテントがあった。
ここがそうなんだろう。
それにしても、テントサイトが少なすぎる。
人気度が低いから、これしか無いのか。
それとも、これだけしか無いから人気度が低いのか。

その中の1つを選び、オートバイを近くに停めてテントを張った。
テントを張り終え、夕陽が沈むのを見届ける。

枝幸市街のほうから聞こえてくる花火の音を聞きながら、夕食。
食べながら、携帯電話を開いてみる。
圏外だ。
こんなことなら、途中の街でブログをUPしておくんだったな。

AMラジオを点けてみた。
入りが悪い。
なんてことだ。
天気予報がまともに聞けない。
FMに切り替えてラジオを高く持ち上げると、クリアに聞こえた。
普通、山奥と言えば逆だろう。
おかしな場所だ。

星空の中に、時々流れる星を見ながら歯を磨き、就寝...。


つづく。

2007避暑ツーのレポ7

2007年09月10日 17時16分35秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


6日目 - 8/17

今日も天気がすぐれない。
雨が降りそうで降らないような、そんな天気。
連泊決定である。

天気が良ければカメラを持って走り出すのだが、そんな気分ではない。
テントサイトで話をしたり、そのへんを散歩したりして時間を潰す。
昼前になり、Kさんと、Fさんとその嫁さんの出発を見送った。

昼に簡単な食事を済ませると、眠くなったのでテントの中で昼寝。
そういえば、暑さを全く感じない。
昨日の最高気温は、約20度。
今日はもっと低く感じる。
気持ち良い昼寝だった。

目が覚めてテントの中で一服していると、テントの外から声がした。
「からまつの湯に行きませんか?」
アメリカンの旅人だ。
まだ少し眠かった自分は、
「まだ眠いし、街の温泉に行きたいから。」
と断り、また寝た。

目が覚めたところで、中標津の街へ走り出す。
今日の風呂は、今年の5月に「なかしべつ温泉」から「北ホテル」に変わった温泉。
(トップの写真)


「なかしべつ温泉 チロロの湯」。
新しいのは、向かって左側のホテル部分。
右側の温泉施設は、ほとんど変わっていないようだ。
料金はマルエー温泉と同じ銭湯価格だが、中は広めで露天風呂も有る。
休憩所には冷たい水も有る。
マルエー温泉より少し遠いが、快適度は高い。
休憩所でしばらくのんびりした後、開陽台に戻った。


開陽台に戻ってしばらくすると、アメリカンの旅人が帰ってきた。
彼は、妙な笑顔で近づいてきて口を開いた。
もう1人の旅人と、からまつの湯に行ってきたと言う。
しかも、女子大生3人との混浴!!
初からまつで混浴、しかも女子大生3人とはうらやましい限り。
自分も数回行ったことはあるが、混浴になったことはなかった。
行けば良かったと、後悔。

夜の宴も、メインの話題はその話題に...。


つづく。

2007避暑ツーのレポ6

2007年09月09日 17時54分41秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


5日目 - 8/16

目が覚めると、夜になって降りだした雨は、窓の外で小降りになっていた。
宴の残りモノを食べて朝ごはん。
しばらく話をしたりして、のんびり過ごす。

昼前、小降りの雨の中Iさんの出発を見送った。
開陽台に戻ってテントを撤収し、そのまま神奈川の自宅まで帰るそうだ。
それじゃあ、気をつけて!

残った数人は家の中に戻り、雨が止むのを待っていた。

昼。
雨が止んできたから開陽台に戻ろうかと思ったら、昼ごはんに「タコ焼き」を
みんなで食べることになった。
材料をFさんとその嫁さんが買ってきてくれ、タコ焼きパーティー開始。
焼き方がどうの、何を入れたらどうだの、ひっくり返すタイミングはどうのと、
盛り上がり、楽しく食べた。

満腹になったところで、出発。
かあさんに挨拶をし、開陽台に戻った。

雨が上がったからといっても、雨が降りそうな天気は変わっていない。
特にすることも無く、展望館の中でビデオを見てみる。

「格子状防風林ものがたり」と「可能性の大地」。
続けて2つ。
何度もココに来ているが、初めて見た。
楽しかったかというと、楽しくはなかった。
少し勉強になった気はする。
暇つぶしには、なった。

夕方、おとといと比べると寂しくなったテントサイト。

Fさんとその嫁さんはテントの中で寝ているし、暇だ。
バイク置き場の柵に腰掛け、近くにいた旅人に声をかけてみる。

国産の250ccアメリカンに乗ってきた旅人と、話が進んだ。
彼のオートバイは、フロントフェンダーが無い。
リアフェンダーも小さい。
オートバイの上には、泥がたくさんついていた。
どこを走ってきたのだろう?
なぜこんなに汚いのかを聞いてみた。
今日は、からまつの湯に行こうとダートを走ったが、見つからなくてあきらめた
と言う。他にも雨上がりのダートを走ってきたとか。
カラマツの湯の話になったので、その後は混浴の話で盛り上がったわけで。

陽が沈む前、空は良い表情を見せてくれた(トップの写真)。
明日晴れたら、北へ向かおう。

暗くなったころにKさんが帰ってきた。
起きてきたFさんとアメリカンの旅人も加え、夜の宴会。
今夜も楽しい夜となった...。


つづく。

2007避暑ツーのレポ5

2007年09月08日 18時46分04秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


4日目 - 8/15

朝5時過ぎ、誰かのテント撤収の音で目が覚めた。
2度寝しようとしたが強い朝日がテントを照らしていた為、目が覚めて
しまった。
ラジオを聞きながらぼーっとした後、昨日買ったパンをコーヒーで
流し込んだ。

テントを出ると、青空が広がっていた。
気持ちいいくらいに、スカっとした青空。
(トップの写真)
今日は、暑くなりそうだ。

他人のテントの撤収作業を眺めたり、話をしたりして過ごす。
最初から連泊するつもりだから、のんびりなのだ。
のんびりしながら今日の予定を考えてみる。
しかし、暑い。
9時ぐらいで既に30度くらいあるのだ。
この場所でこれだけ気温が上がっているということは、少し山の中にある
摩周湖に行こうが屈斜路湖に行こうが、昼頃には暑さに参ってしまうだろう。

全然行き先が決まらないから、冷たいモノでも食べてみる。
「幸せのハチミツソフト」。
このあたりで摂れたハチミツをかけたソフトクリーム。


少しカラダが冷えて、いい感じだ。
しかし、行き先が決まらない。
こんなことをしている間にも、ジワリジワリと気温は上がっている。
日陰にいても暑く感じてきた。

どこかに涼しい場所は無いだろうか。
そうだ、あった!
野付半島。
以前中標津の街が30度を超えた時、なんとなく走りにいったら20度ちょっと
しかなくて、薄着で行って寒い思いをした場所だ。

目的地が決まったら、走り出す。
中標津の街でコンビニおにぎりを買い、国道を使って標津の街に入る。
気温は少し下がったが、まだもの足りない。

標津の街を抜けて野付半島に入ると、急に風の温度が下がった。
そう、コレコレ!

少し走ってから、防波堤の陰で国後島を見ながらぼーっとする。
25度くらいだろうか?
日陰にいるぶんには汗もかかず、ふんわりした風が心地よい。
こんなに近い場所なのに、何故こんなに涼しいんだろう。
昼食を食べ、しばらくのんびりした。

同じ風景に飽きてきた頃、日陰を抜け出し走り出す。
太陽光線が当たると、やっぱり暑い。
法定速度で走り、まわりの景色を眺めながら日陰を探す。

最初に現れたパーキングエリアに、屋根付きの広いイスを見つけた。
誰もいない。
ココでのんびりしよう。
バイクを停め、広いイスに寝っころがり、心地よい風を感じる。
この場所、サイコー。


もう少しで眠ってしまいそうだという時に、1台のオートバイがパーキング
エリアに入ってきた。
体を起こして軽く頭を下げてみる。
彼は軽く頭を下げた後、こちらに向かって歩いてきた。
広いイスの反対側に腰を下ろし、話しかけてきた。
観光目的なら、こんなところは素通りするのが普通だ。
話好きライダーか?
自分も話をするのは好きだから、つきあおう。

話をしてみると、お互いに開陽台に連泊だということが判明した。
テントが多いと全員の顔なんて分からないものだ。
ここに来た理由も「暑すぎて涼しい場所に行こうと思ったら、ココが浮かんだ
から」と全く同じだったので、2人して笑った。

しばらく2人で寝っころがっていると、地元民Tさんからメール。
開陽台で落ち合うことになり、自分は出発した。

標津のメロディーロードを経由する。
終わりの標識が、去年は反対側向いていたのが直っていた。
オートバイでメロディーが聞こえないのは、変わらずだった。


Tさんの家に寄ったら、出発前だったので一緒に開陽台まで走り、
開陽台でジェラートを食べ、いろいろ話をした。

Tさんを見送ったあと少し経ってから、Fさんとその嫁さんと共に中標津の
街へとオートバイを走らせた。
昨年まで開陽台にあったハイジーの家の“かあさん”のご厚意で、開陽台に現れた
懐かしい顔を集めて、宴の場を用意してくれたのだった。
その夜は夜遅くまで食べて飲み、楽しく過ごした。

その宴で誰かが教えてくれた、今日の中標津の最高気温。
昼過ぎに、35度を超えていたそうだ。
どうりで暑いはずだった...。


つづく。

2007避暑ツーのレポ4

2007年09月07日 18時48分03秒 | 
この前行ってきたツーリングのレポートです。


3日目 - 8/14

然別峡野営場を出発。
遊んだ仲間達とも、お別れだ。


みんなを見送った後、Fさんと共に出発した。
ゆっくりしたスピードで山道を走り抜け、道道85号に接続。
自分は左、Fさんは右へ。

足の痛みがちょっとつらそうなFさん。
おまけに、シートが曲がったままで過積載気味。
無事に家までたどり着いて下さいね。

今日も天気が良い。
午前中のさわやかな空気の中、道道85号を飛ばし気味に走る。
クルマが少なくて気持ちが良い。

交通量の割りにクルマが多く駐車されていた然別湖畔は、スルー。
その先の道は細くなり、楽しさを増す。
対向車に気をつけながら右へ左へ車体を傾け、コーナーを楽しむ。

やがて道幅は広くなり、しばらく走って国道を左折。
右側に時々見える湖面を見ながら、退屈に思える道幅の広い国道を
先へ進んだ。

湖面が見えなくなった少し先で、右折。
糠平三股林道だ。
糠平ダム側から進入したかったが、今回は通行止めを事前に
知っていたのだ。
入り口近くにオンロードバイクが3台停まっていた。
近くに人がいないから、歩いていったんだろうか。

路面は、ジャリ多し。
クルマのタイヤの跡=2本のタイヤが通過する部分だけ、ジャリが
はじかれて土が見えてはいるが、他の部分はジャリが結構深い。
土の見えている部分を使って走った。

この時期だから、対向車も現れる。
左側のジャリ部分に寄って走るのだが、思った通りフカフカだ。
ハンドルが取られるから、加速状態を保ちつつクルマをやりすごす。

少し先では、入り口に停まっていたオンロードバイクの乗り手だと思われる
3人組が歩いていた。
本当に歩いて行ったんだ。
よほどヒマなのか、それともそんなにアレが見たいのか。
もし自分なら、ヒッチハイクしちゃうかも。

1台のフルカウルのオンロードバイクに追いつく。
ゆっくり、ゆっくりと走っている。
この路面状況だと、そんな感じだよなぁ。
ゆっくり行けば大丈夫。気をつけて走ってね。
心の中でそうつぶやきながら追い抜いた。

しばらく走った先の直線では、クルマに追いついてしまった。
クルマの直後は砂ぼこりがひどいから、抜いてしまいたい。
しかしクルマは左に寄ることもなく、ど真ん中を偉そうに走り続けた。
しかたがないから左の深ジャリに載って砂ぼこりを避け、フラフラしながら
近づいてきた目的地まで走った。

駐車スペースにオートバイを停め、ヘルメットを脱ぐ。
暑い。
陽射しが当たると暑いのだ。
早く写真を撮って、戻ってこなければ。
水を一口飲んでから、歩き出す。

途中の小道は森の中。
日陰は快適だ。
先のほうには、糠平湖の湖面。

森が終わって視界が開けると、目的のモノが見えてきた。
タウシュベツ橋梁だ(トップの写真)。

今回は水位が少なく橋がほとんど見えている。
以前真夏に来た時は、橋脚部分は水の下だった。

のんびり記念写真を撮っていたり、橋の近くで座って休んでいる観光客の隙を
狙って、てきぱきと写真を撮る。
うーむ、青空がイマイチ。
反対方向はキレイな青空なんだけど。

今回は気温の高さと、天気待ちをするほどには時間が無いことを考えて
さっさと森の中を戻った。

オートバイを始動し、来た道を戻る。
ゆっくりめの速度で林道を走り抜け、歩いてかいた汗を乾かした。

国道を南下して道道を経由し、足寄町へ。
市街地に入ると、3度くらいの気温上昇を感じた。
コンビニで昼食を買い、松山千春の生家近くの駐車場で食べる。

夏はいつも暑い足寄。
今日は特に暑く感じる。
ジリジリと陽射しが強く、風がほとんど無い。
のんびり休憩せずに、少しは涼しいと思われる先へと出発した。

国道を、阿寒湖方面へ走る。
高度を増すにつれ、少しずつ低くなる風の温度。
温度の変化は僅かなのだが、それが嬉しく感じられる。

足寄峠を越えて右折、阿寒湖畔のコンビニで休憩する。
30度を少し超えたくらいの気温。
この場所としては暑いほうだ。
ただ足寄の街に比べれば、ずいぶんと快適気温。
のんびりと休憩した。

少し先の交差点を左折し、阿寒横断道路を走る。
更に低い気温を楽しみたいところだが、一気にペースを上げる。
250cc単気筒のオフロードバイクでペースを上げても、たいしたものではないのだが、
コーナーが多いこの道では、普通に走ってもクルマにすぐ追いついてしまい、
楽しくなくなるのだ。
はみ出し禁止区間に入る前に、クルマを抜けるだけ抜いていく。
コーナーでもあまり速度を落とさずに、荷物を積んでいる状態としては限界
近くまで車体を倒しこんで曲がっていく。

はみ出し禁止区間に入った。
ここからは、のんびりと走ろう。
いつもそう思うのだが、前半のハイペース走りからアタマが切り替わってくれない。
徐々にきつくなっていくコーナーに合わせてブレーキを強くかけるぶん、立ち上がりでは
しっかりと加速してやる。

やがてクルマに追いついたが、短い直線で左に寄ってくれた。
左手を軽く上げ、追い抜いていく。
タイヤのグリップを感じながら、続々と現れるコーナーをクリアしていく。

荷物を積んだオートバイに追いついた。
クルマより少しだけ速いペース。
自分にとっては遅いペースだ。
追いつかれたことに気がついてないのか、それとも抜かす気が無いのか、前走する
オートバイは道幅をいっぱいに使ってコーナーをクリアしていく。
少しの間様子を窺ったが、一向に走り方を変える気配は無い。
次に出てきた直線で、黄色い線ギリギリを使って追い抜いた。

次々と現れてくるコーナーを、引き続き楽しむ。
これだけコーナーが多いと、都市部近郊の道路ならば減速帯だらけだ。
しかしこの道は減速帯など皆無で、コーナーを気持ちよく走れる。
(もしかしたら在ったかもしれないが、覚えていない。)
こんな道、近所に欲しい。
オフロードバイクでも充分楽しめるし。

きついコーナーが無くなり、ダラダラとした下りに入りペースを落と
し、クールダウン走行。
レーダーパトを無難にパスし、道の駅摩周で休憩した。

国道243から道道885で中標津町に入り、道なりに道道150を進んでいく。
徐々に雲が多くなってきて、気温の高さが気にならなくなってきた。
牧草地が多い風景に、何故か安心感を覚えながら走った。

途中で進路を変え、中標津の街で温泉&お買い物。
温泉は、中標津保養所温泉旅館。
街中の数ある温泉の中で、一番落ち着く露天風呂。
お気に入りだ。

買い物は、バイパス沿いにあるスーパーマーケット。
ホームセンターや百均,ドラッグストア等が集まる便利な場所だ。
買い物を終えて外に出たら、開陽台で何度も会ったことがある別海町に住む
Hさんが現れてびっくり。
偶然、停めてあったオートバイを見つけたそうだ。

しばらく話をしているとHさんの後方に、手を振って近づいてくる人が見えた。
以前、開陽台展望館にあったハイジーの家で働いていたNさんだった。
おぉ、なんという偶然。
あまり話ができなかったのが残念だったが、元気そうで何より。

中標津の街を出て、開陽台に向かう。
過去に何度も走ったこの道を、ゆっくりと走る。
変わったところが無いかどうかを、確認しながら。

以前会ったあの人は、今年も来ているのだろうか?
他にも誰か知っている人は、いるのだろうか?
テントの数はどのくらいだろうか?

そんなことを考えて走っているうちに、もう到着だ。
駐車場で停まらずに、トイレ脇の土の小道を上がっていく。
テントサイト脇に到着。
テントサイトがテントで埋まっているように見えた。
ここ数年この時期に来ているが、こんなに多かったことは無い。
パッと見、どこにテントを張れば良いのかわからない。

とりあえず一服していると、知っている顔を発見。
2004年に開陽台に長期連泊していたIさんだ。
お出かけ中だが、Fさんとその嫁さんも来ているとのこと。
Iさんの近くにテントを張っていると、Kさんも登場。
テントを張り終わってテントサイトをブラブラしていると、毎回ゆっくり話す
機会が無いが過去2回顔をあわせているDさんも居た。
おぉ、連絡無しでこんなに多くの知り合いと会えるとは。



暗くなるにつれて次第にテントの数は増え、Iさんが数えたら70張り以上あった。

その夜は、懐かしい話やら最近の話,くだらない話で盛り上がり、
遅くまで宴会は続いた...。


つづく。