線路はつづく

日々身近な神戸電鉄や 貨物列車の撮影中心に楽しんでいます 最近は 月いちで北条鉄道へも足を伸ばす様になりました。

波野越えに挑む9600貨物

2020-11-07 10:00:24 | 蒸気機関車
 立野のスイッチバックを上り 阿蘇のカルデラを走り抜けた9600貨物は 宮地駅に到着し今度は波野越えと呼ばれる 外

輪山の東側の踏破に挑みます かっては補機運用のための機関区(宮地機関区)もありましたが 私が訪れた時は 補機

運用も無く転車台の跡が残っているだけでした。

 宮地を出た列車は 大きくループを描きながら高度を稼ぎ 連続した長いトンネルを抜け波野駅到着で長く苦しい阿蘇山

越えを終ります。

 宮地駅を降りると線路に沿って波野方面に向かい ゴツゴツとした山肌を見せる阿蘇山を背に写しました。

    

    1971年5月00日撮影 豊肥本線 宮地~波野            9600形  795レ

 荒々しい阿蘇の山肌に 無骨な大正生まれの9600形が良く似合います。

 同じ年の暮れに再び訪れると 中岳から噴煙が立ち上っているのが見えたので 阿蘇の噴煙にキュウロクの煙を絡めて

写しました。

    

    1971年12月00日撮影 豊肥本線 宮地~波野            9600形  795レ

 波のへと続く急勾配を 阿蘇の噴煙にも負けじと高く白煙を吹上て キュウロク牽引の貨物が上って行きました。

    

    1971年12月00日撮影                       9600形  795レ

 近年台風や地震などの災害で 長く不通が続いていましたが 大畑越えと並ぶ雄大な車窓を楽しめる肥薩本線 営業的

には大変かもしれませんが 地域の足としてまた観光路線として走り続けてほしいですね。
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