歴史とドラマをめぐる冒険

大河ドラマ・歴史小説・歴史の本などを中心に、色々書きます。
ただの歴史ファンです。

それでも八重は復活する・鎌倉殿の13人スピンオフ小説あらすじ風

2022-05-29 | 鎌倉殿の13人
途中で「小説風」になります。あと史実のネタバレがありますが、「ごく少ししか史実のネタバレさせない。誰でも知っていること。」なので、多分読んでも大丈夫だとは思います。ガイドブックとか見ていないので、どんな情報にも基づいていません。

「草燃える」でも八重さん相当の娘(大庭の娘、松坂慶子さん)は金剛を生んでのち、壇ノ浦で死に、「そっくりさん」(一人二役)として復活するのです。でも新垣さんはもう「クランクアップした」という情報もあります。しかしながら、復活するのは最終回前の2話ぐらい、というのが私の予想なので「もう撮っている」かも知れません。

史実という視点から
北条義時の死の詳細は書きませんが、それなりに急なことでした。義時には他に「正妻の子」とかいまして、金剛ちゃん(北条頼時のちに泰時)が北条を「継げる」という保証はなかったのです。で、私はその時に、政子と「京都から戻った阿波局こと八重」が「北条泰時」を「誕生させる」と思っていました。ちょっと目算が狂いましたが、「そっくりさん復活」も上記の理由で、あり得ると思っていました。

ということで、急に「あらすじ風」になります。時間がないので「あらすじ風」にします。時間があれば「小説風」にしてアップするつもりです。

奥州合戦、義経の死から30年近くがたとうとしていた。義時は幕府の執権である。金剛こと泰時は侍所の長官である。そんな時、義時たちは京都の公家から女性を紹介される。その女性は京都の情勢にも通じ、商売もでき、鎌倉のことも知っており、とにかく「何かと役に立つ女」だと言う。会った義時親子は、驚く。「八重にそっくり」だったのである。
「名、名はなんと申す」
「本名は椿ですが、まあ色々。商売をするときは八重とか」
「や、八重。それで生まれたののいつだ。えっ、奥州合戦のころではないか。これは生まれ変わりとしか思えない」

八重のそっくりさん、は、義時、泰時のそばで仕えることになります。

やがて義時の死
「ああ、椿殿か、、、」
「義時殿、義時殿、わたしです」
「なんだ本物の八重ではないか。迎えにきてくれたのか。おれはなー。随分と人を殺してきた。極楽には行けそうもない。お前とはあの世でも会えない」
「自分を善人だと思っている者でも往生はできるものです。まして悪人だと思う心があれば、なんで成仏できないことがありましょうや。あなたは極楽に行けますよ」
「ああ、そうか。ありがたい。あっ、椿殿ではないか。泰時を、泰時を頼みます」

泰時、急を知って京から鎌倉へ
泰時「義母が毒を盛ったとか、政村を次の執権に担いでいるとか、正確なことが分からないのです。椿殿」
椿こと八重「それはみんな嘘です。義時殿の死を利用して、裏でうわさを流しているのはあの一族」

てな感じで、椿こと八重こと「新垣結衣」は、政子とともに、「名執権北条泰時の誕生」に深くかかわるのでした。さらに八重が救った鶴丸は、成長して、、、、。

とにかく「このドラマの最後の希望、北条泰時が誕生」して、「つらいことが多いこのドラマも、一応はハッピーエンド」です。ただ全部予想です。

「#後白河院のスマホ」・保元の乱まで3話・鎌倉殿の13人スピンオフ

2022-05-29 | 鎌倉殿の13人
1,中継ぎで帝になった男

後白「舞え、舞え、かたつむり♪、やりだせ、つのだせー」
鳥羽「後半歌詞違わないか。雅仁、相談あるんだけど」
後白「あっ父さん。大丈夫すか」
鳥羽「いつまでも死んだ近衛のことで、泣いていてもしょうがない」
後白「まあ、そうすね。世は無常ですからね。諸行無常の響ありってね」
鳥羽「それ平家物語だろ。時代考証的におかしくないか。まあとにかく、それでさ、美福が育てているお前の子、守仁を帝にしようと思ってな」
後白「ああ、そうすか」
鳥羽「リアクション薄っ!もっと驚けよ」
後白「政治興味ないんすよ。面倒くさそうだし。武士とか怖いし」
鳥羽「じゃあそれでいくから、ヨロシク。あっ、電話だ。ああ忠通っちゃん。えっ。何。親より先はおかしいから、とりあえず雅仁を中継ぎで帝にする!」
後白「ちょ、ちょ、ちょ、待ってよ。ぴえん超えてぱおん、なんすけどー」 注 ぴえん超えてぱおん・・少し涙が出るどころではなく、大声で泣きそうだの意味

2,基本的に人まかせな男

後白「われらもついには仏なりー、あなたも仏になれますよー、死体って意味じゃないからねー♪」
信西「よっ。相変わらずいいお声だ。あのー荘園整理令のことなんですけど」
後白「いいよ。いいよ。信西ちゃんなら間違いないから。あれ好きだなー、信西ちゃんの名言、今一度日本を洗濯いたし申しそうろう、だっけ。カッコいいー」
信西「いやそれは。あっ、言ったかな。うん、言ってるな。言った気がする。ありがとうございます。じゃあ印を押してください。こことここね。シャチハタはダメですよ」
後白「いいよいいよ。ポチッとな」
信西「清盛さんも協力してくれてますしね。これで日本は安心だってとこですよ。儒教っていいな、礼の思想っていいな♪。じゃあバイバイきん」

後白「忙しい男だな。我をたのめて来た男ー。その名は信西。ジーニアス。ほんとは儒教の学者だよ。仏教じゃなくて儒教だよ。あっ、電話だ。あっ清盛ちゃん。えっ、何。信西ちゃんが兄ちゃんを攻撃しろと言ったけどいいかって。聞いてないよー」

3,勝ってしまった男

後白「仏は常にいませどもー。なんだかはっきり見えないなー。そういう時こそクリンビュー♪」
信西「保元の乱の後始末。だいたい終わりました」
後白「だからさー。やり過ぎなんだよ。都で死刑とか。やだなー。祟られるよ。お前死ぬよ。オレも危ないな。寺作ろうよ。怨霊対策。何はなくとも怨霊対策」
信西「もとより地獄行きは覚悟の上、仏に逢たら仏を殺し。」
後白「冥府魔道か!柳生一族の陰謀の徳川家光か!ぜってー違うからな。親に逢うたら挨拶し、仏に逢うたらニッコリ笑い、、、だ」
信西「それでー、新院(崇徳)にも、ちょっとばかり長期旅行に行っていただこうかと。どこかがいいかなー、、なんて」
後白「遠流じゃん。それって遠流じゃん。もう本当やだ。あっ、兄貴はうどんが好きなんだ。讃岐だよ。讃岐しかない。すぐ呼び戻せよ。」
信西「うどんってなんすか。じゃあ、讃岐ってことでいきますね」

後白「讃岐に電話しよ。あっ、兄ちゃん。ごめん。本当にごめんね。全部信西のせいだからね。これは逃げ口上じゃなくて本当だからね。えっ、元気。うどんが美味しい。そりゃ良かった。調べたら盆栽なんかも名物らしいよ。あっ、送ってくれたお経ね。ちゃんと納経するから。安心して。まあさー、今まで人任せだったけどさー。やってみるわ。10年、10年ガマンして。必ず呼び戻すから」

後白「兄ちゃん元気で良かったな。にしても信西、やりすぎだよな。命惜しくないかね。えっ、えっ、あっ、源義朝。痛い痛い、どこへ行く。清盛ー、清盛ー。ヘルプミー、プリーズ!」

第4話につづく予定。