売家の話づいているので、今回も売家の話をさせていただきますね!
現在義妹夫婦(ティーンの息子が二人います)は、買って引越すための家を探しています。
義妹の旦那さんは、ウクライナ人で、お医者さん。
英国の国家試験にも合格し晴れて医者として働き出してからも、義妹一家はこれまでずっと、
医療従事者用の賃貸住居に住んでいました。
でもようやく機が熟したので、持家を買い引越すことに決めたそうです。
ちなみにウクライナから避難し3月から息子宅に身を寄せていた旦那さんの父親ですが、先月ウクライナに戻ったそうです。
家があるのは戦闘が激しくないウクライナ西部だし、望郷の念も抑えきれなかったため、決断したようです。
旦那さんの父親は、現在75歳。
高齢になってから外国などというまったく新しい環境で暮らすのは、なかなか難しいことなのでしょうね。
旦那さんのお父様をはじめとするウクライナの人々のご無事を、
そして一日も早い戦争の終結を、心から祈ります。
でもって今回紹介するのは、義妹夫婦が気に入ったものの、獲得し損ねた売家です。
物価高と不況に政権交代も相まって、現在イギリスでは、不動産業界に活気がなさそう。
売りに出ている家が少なく、売手市場のようなんです。
この家は先月義妹夫婦が気に入り、オファーをかけたのですが、他にも購入希望者が複数いたらしく、
競売のような状況になってしまって・・・
どこまで売値が吊り上がっていくかわからなかったため、結局義妹夫婦は不動産屋に
「希望売値を超えた金額を払うつもりはない」
と明言し、購入競争から降りたそうです。
でもこの家、希望売値だけで比較すると、私の散歩途上の売家より400万円も安いんですよ!
なのにあちらより広いし、裏庭も長~い!
この家はウスターの中心から3kmほどの距離にあり、近くにスーパーがないのでちょっと不便かもですし、
両隣にすぐ家があってやや窮屈な感じもしますが、それでも私だったら、絶対こっちの家の方がいいです。
それでは、家の内部を見せていただくとしましょう。
玄関ホールとトイレと、表側の居間ですね。
左手のユーティリティー(後述)を横目に進むと、キッチン。
キッチン同様ダイニング・ルームも、やや変則的な形をしています。
居間にはテレビは見えなかったけれど、今の住人さんは、テレビはここで見ているのかな?
これはキッチンの手前左手にあった、ユーティリティーのようです。
ユーティリティーって、耳慣れない言葉ですよね。私もイギリスに来てはじめて聞きました。
utility を辞書で引いてもなかなかしっくりくる和訳が出てこないんですが、ユーティリティーは
ユーティリティー・ルームを略したものだと思われます。
ではユーティリティー・ルームとは何ぞやということになるわけですが、大雑把に言えば、
掃除機・洗濯機・アイロンなどの電化製品や、掃除用具・アイロン台・洗剤などといった、
家事に必要な品々を収納しておくスペース、と私は解釈しています。
ちょうどパントリーが、保存のきく食料品を収納しておくスペースであるように。
洗濯と家事が楽になる、ユーティリティとランドリールームのつくり方 - Houzz
次は2階です。まずは2階で一番小さい、Study と称された部屋。
4つある寝室の中で一番大きい、マスター・ベッドルーム。
残る3寝室はそれほど広くなさそうだし、作りつけの収納スペースがないただの箱のような部屋なので、家具を置くと狭く感じるかも。
バスルームにはバスタブに加えてシャワー・スペースもあるようです。
細長い裏庭は、奥行きが50mくらい(!)ありそうです。
池があるわけでもないのに、はぜか突然、日本庭園にありそうな橋。
この奥行き・・・自分も乗って作業できる4輪芝刈り機でないと、芝を刈れそうにありません。
(我家には縁のないお値段の売家ですから関係ないですが。 )
ということで、楽しい目の保養をさせていただきました