ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

プリニッシュ・バード&ディア・パーク

2016-05-08 22:15:46 | イギリスのあれこれ

A46号道路をたまに使うのでプリニッシュ・アビイ(僧院)とバード&ディア・パーク(鳥と鹿公園)の存在は知っていたものの、

出不精のためこれまで行ってみる機会をつくったことがなかった。

近くで起きた老夫婦の車の転落事故について書いたのをきっかけに、どんな所なんだか調べてみることに。


A46をストラウドからチェルトナムに向けて北上していくと、カーブが多くなった森の中、プリニッシュへの左折路がある。

(Prinknashは「プリンクナッシュ」ではなく「プリニッシュ」と発音するみたいです。英語の発音はほんとややこしい!

    

僧侶と女の子が鹿に餌をやる画像(下右)を表紙にしたパンフレットをずっと昔に見たから、てっきり僧院がサイドビジネスとして

公園を運営しているのだと思っていた。 しかし調べていて発見。 両者はまったく関係ないそうだ。

アビイ(僧院)と公園が一緒に観光案内板に記載されているのは、単に隣り合っているからだったとは・・・ 

  

老夫婦の車の転落事故について調べていたとき、行楽シーズンが訪れたからか、ポストに無料の

《グロスターシャー州のお出掛け先案内》 みたいなパンフレットが放り込まれた。 中に偶然、プリニッシュの鳥と鹿公園のページが。

上にもある通り、ウェブサイトはコチラ

 

鳥と鹿公園は、池あり散歩道ありの、家族連れにはなかなか良さげな行楽地みたい。

 

珍しい鳥がたくさん見られそう。

下右は Wendy House (子供が中に入って遊ぶための家)。 頭でっかちなところからトップラー小城

連想したけれど、比べてみたら全然似てなかった!?

トナカイやピグミー・ゴートも見られるうえ、かなり人に慣れた鹿と触れ合えられる!

超小さいロバまで!

“マジカル・ジプシー・キャラバン” (下左)は、子供が喜びそう。

 

2014年にオープンしたという新しいビジター・センターにはショップとカフェあり。 カフェでは食事は出さず、

飲物とお菓子のみ(ビスケット、チョコレート、アイスクリーム、ポテトチップスなど)みたい。

 

 古いミシンがテーブル代わり? グッド・アイディア!

下左は、完成当時のビジター・センターっぽい。 ここ、お弁当持参で行けば一日楽しめるかも。

 

 

入園料は・・・ 大人£7.80(¥1201)、2歳以上16歳以下£6.90(¥1063)、2歳未満無料?! たっかー!

うん、これだけ取られるのならお弁当持参で一日居座ってモトを取らなきゃだわ。

 

 

 

 

《 同公園の歴史 》

 

この公園は1974年に漫画家のフィリップ・ミー(Philip Meigh)によって創設された。

ミー(1926-2008)は第一次大戦中に出会った英国人の父とフランス人の母との間にノルマンディーで生まれ、

一家は1937年からチェルトナムに住んだ。 ミーは兄二人とともに、バースのローマ・カトリック系寄宿学校で教育を受けた。

第二次大戦での兵役から戻った彼は、ウィンブルドンの美術学校、続けてロンドンの王立美術学院で学んだ。

1954年に結婚し、やがて新聞や雑誌に彼の漫画が掲載されるようになった。

  

  

水鳥を愛好するようになったミーは、クラナム(Cranham : プリニッシュから東にすぐの村)の自宅で種々の水鳥を飼うようになった。

1974年に僧院の僧たちから “僧侶の池” の整備を依頼された彼はそれを引き受け、苦労の末整備が

終わると、自宅の水鳥を公園に移して1975年から一般公開した。 その後動物や魚も増え、僧院からは

完全に独立した施設として運営されている。 ミーは2008年2月に肺炎で死亡するまでその運営に携わった。

     

  

「鳥は自然の中にあるときは美しいが、閉じ込められると美しく見えることはめったにない」

というのがミーの考えだった。 そのため彼は、鳥たちが幸せに暮らせてその結果美しく見えるような、できるだけ

自然に近い環境をつくることに専念した。 ミーの死後は娘のメラニーが、ミーの信念を守りつつ

公園の発展を見守っている。

  

  

・・・ うん、なかなか楽しそう

夏休みにでも、ムスメと二人の甥っ子を連れて、いっちょ出掛けてみようかな・・・?

   

  

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