私が高校時代に夢中になって見ていた大人気ドラマシリーズ、『大草原の小さな家』。
あのドラマで、村に唯一の商店の経営者ネルス・オルソンとしてレギュラーで脇役を務めていた俳優リチャード・ブル氏が、今月3日、亡くなったそうです。享年89歳。
教会の隣にある商店は村の“なんでも屋”であり、村で一番のお金持ちだったオルソン一家は、格段に高級な暮らしをしていましたっけね。
浮かない顔の男性陣・・・これは何のエピソードの一場面だったのかな? 親切なオルソンさんは、メアリーとローラのお願いにもちゃんと耳を傾けてくれます。
気取り屋で欲深で高飛車で冷淡なオルソン夫人と正反対に、温厚で謙虚で心優しいオルソンさん。
何の因果でオルソン夫人と結婚してしまったものか・・・ 卵をかぶる羽目になったのも、誰の仕業かは容易に想像がつきます。
あの奥さんと連れ添えた人なんて、世界広しといえどもオルソンさんくらいのものかも。 オルソン商店は、村人の社交場・子供たちの憧れの場でしたね。
優しい笑顔をたたえながら、大人気シリーズの脇をがっちり固めたブル氏。まさにはまり役でした。
2011年、娘のネリーを演じたアリソン・アーングリムと。二人はシリーズ終了後も付き合いを続けていたそうです。
ブル氏は妻で女優のバーバラ・コレンティーンさんと、引退俳優のための住居で暮らしていました。今月3日、肺炎のため永眠。
65年間(!)連れ添った奥さんとの間にお子さんはなかったそうです。
元共演者はもちろんのこと、今も世界中で愛され続ける大人気シリーズのファンから、ツィッターにお悔やみの言葉が続々と入っています。
R.I.P. (Rest In Peace)、オルソンさん・・・ どうぞ安らかにお眠りください・・・。