その日、真っ青に晴れ上がった空に、遠く雪を頂いた富士山がくっきりと浮かび上がっているのを、傍の湖の彼方に眺めながら式場に向かいました。
母の家で、以前妹と合作したシルクのドレスを先ず母に着せ、次に私が久々に着る留袖を妹に着せてもらい、妹は自分でささっと着物を器用に着て、慌ただしく地理の解る妹の運転で3人は晴れやかに出発しました。
午後、4時近くの挙式と聞き心配しましたが、晴れの穏やかな日和に恵まれ式場の神社の大イチョウも夕日に輝いてとても美しく見えました。
両家親族が揃ったところへ二人が車で到着しました。可愛い、きれいな花嫁さんにあおちゃんも目をくりくりさせて見とれて近寄りがたいようでした。
三三九度の杯、高砂の祝詞や神楽の舞い・・・と、厳かでまた清々しい空気の中親族で式が無事取り行われました。
当方、身内で境内で記念撮影・・・朝早くから長男のためにと西、東から叔父や叔母達が集まってくれました。久々にその夜は今終えたばかりの結婚式の話題とそれぞれの家族の近況で私達も夜が更けるのも忘れて兄弟仲良く話し合いました。
来年は90歳を迎える母も元気に孫の結婚式に出られたことを、ことのほか喜びました。
小学生の頃から社会人になるまでそれぞれの過程で一緒だった友人達が、町田からこの日のために駆けつけて頂き、神社近くのレストランで賑やかな披露宴となりました。息子は遅い結婚でしたが、皆覚えていてくれてありがたいと感謝の気持ちです。私も二男も昔遊んだおなじみさんが多く、すっかり立派な一人前になった昔の友人達と談笑したりで、和気あいあいの楽しい会でした。
前日まで知らされてなかったのですが、あおちゃんもご両人をエスコートして会場に入る大役をもらって嬉しそうに大ハッスル。わき上がる大きな拍手はどちらに???あおちゃんがぴょこんとお辞儀をしてまた大笑い・・・・
真ん中は母、とても今日は冴えていましたよ!
プレゼントをもらって大喜び!
小さな出席者も退屈させないよう配慮があったようです。
あおちゃんのママは、遼君の断乳にも成功してこの日より飲酒解禁。妹と二人並んでよろしく楽しんでいる様子。遼君はお腹が空くのかすごい食欲で私の膝へ来てはせっせとあれこれ指さして口に運んでいました。頼もしい!!
寄り添ってくれるお嫁さんが来てくれて、家族が増えたことは、私達にとってもこんなに嬉しいことはありません。出発点に立ったばかりの二人ですが、助け合い力を合わせて幸多かれと祈るばかりです。