3月26日
体調を整えたいと思い、信州 佐久平の漢方医を訪ねることになりました。
学生時代の思い出が一杯つまったこの地を訪れるのは、クリニックが目的
であるにせよ、懐かしさがこみ上げ、おまけに道中の楽しみも加わり
期待に胸膨らませて暫し 病を忘れるほどでした。
南軽井沢辺りからの浅間山、好天の一日でした。
追分の1000メートル林道・・・50年前は追分の宿からこの林道
を抜けると、浅間山の裾野が広がり、浅間が目前に迫って
ユウスゲが咲く素敵な風景が広がっていました。
今は行けども、行けども建物が続き、広大な浅間の麓のあの風景は
見当たりません。
よく訪れた追分の泉洞寺にも立ち寄りました。当時は苔むした廃墟の村の寺
のイメージだったのでしたが、立派なお寺に建て替えられていました。
堀辰夫の愛した半跏思惟像の樹下石仏(楡の木? 合歓の木?の下だったかな?)
は、何処かへ移されたのでしょうか?
見つけることは出来ませんでした。
私達が学生時代に追分に滞在した時、堀辰夫の奥様が当時住んでおられた辺りは
文学記念館となっていました。
「風立ちぬ」の映画のメロディーが、遠い昔の記憶と共に追分に留まって
いる間、微かに聞こえている気がしました。
梅がようやく咲き始めた佐久平でしたが、帰りは野辺山から須玉へ出て
雪どけ近い八ヶ岳や南に真っ白な富士山を眺めながら中央高速道路で
帰りました。
でも3人で過ごした信州の時間は 今でも時々懐かしく思い出します。
あの頃は こんな歳になるまで(?) 良いお付き合いが続くとは 想像もしていませんでした。
感謝・感謝 です。 有
尾瀬・日光10日間やフランス12日間の二人旅
また皆と何度も京都や小豆島・城崎・・・と、どれも思い出尽きない旅を重ねてきましたので、昔のことは
だんだんと記憶が薄れて、いきますよね。
その場所へ行く目的ではないにしろ、懐かしい場所を通ると立ち寄りたくなり、ご一緒させて頂いた青春時代のあの初々しい気持ちがよみがえり 元気が湧いてきます。
ほんとに、こんなに長く親しくさせて頂き、こちらこそ
有難いことと 感謝です。