浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

ブラック企業としての中日新聞社

2020-09-24 21:00:17 | メディア
 私は、中日新聞東京本社発行の『東京新聞』を一日遅れで購読している。相対的に他紙よりマシだと思っているからだが、今日届いた『週刊金曜日』に、「偽装請負 違法残業 働く者の権利侵す中日新聞社」という記事があった。

 私の住む浜松市には中日新聞東海本社がある。そこの記者から、同じような記者としての仕事をしていても(もちろん書いた記事は『中日新聞』に掲載される)、中日通信社の記者は給与も安く差別されているという話をずっと前に聞いたことがある。今でも中日通信社という会社があるのかどうかわからないが、中日新聞社は正規に採用された本社記者と、そうでない記者との間に階層をつくり、安上がりに労働者を雇用しているという話は知ってはいた。

 ちなみに中日新聞社には労働組合が二つあり、多くの正規記者は中日新聞労働組合員である。望月衣塑子記者も、である。もう一つの労働組合である東京新聞労組は少数派で、こちらは新聞労連に加盟している(中日新聞労組は加盟していない)。労働者の権利を守ることをしているのは、東京新聞労組である。

 『東京新聞』は、「こちら特報部」で、偽装請負や違法残業など侵害された権利についての記事をよく書いているが、しかし自社に於けるそうした違法なことを解決すら出来ないのなら、偽善だと批判されても仕方あるまい。

 要するに、メディアは無条件に信用できないのだと肝に銘じる必要がある。
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