今日の『東京新聞』の「本音のコラム」は斎藤美奈子さん。斎藤さんは、野田元首相のことを書いている。彼が総理大臣だったとき、どんなことをしたかを記している。
1 消費増税・・5%から10%にすることを決定した。
2 原発の再稼働を決定した。
3 内閣支持率が20%を切って、70人以上が離党した。
4 アベの挑発に乗り衆議院を解散し、アベ長期政権をつくりだした。
要は、民主党政権を「悪夢の民主党政権」といわせた政策、人びとの期待をすべて無視した政策を実現した人が、野田という人だ。
その野田が、立憲民主党の代表選に立候補する。
小沢一郎が、その野田を支持するという。小沢は、保守層の支持を得ることによって、政権交代をめざすということらしい。しかし、野田が首相となっても、今と何も変わらない、極右政党=自由民主党と何も変わらないことをするのなら、どうでもいいよ、と思ってしまう。もし野田が首相になると、再び、立憲民主党政権に、「悪夢の」という形容詞がつけられることだろう。
小沢一郎は、政治を腐らせた小選挙区制導入の中心人物である。一時期、小沢に期待を寄せる人びとがいたときでも、わたしは彼に不信感を持ち続けていた。それは今も持続している。