クーリエが、「仏紙が報じる「激減した柔道の競技人口をアニメで回復したい日本」」という記事を流している。
そうだろうと思う。柔道の指導者には、ヒドイ人が多かった。
高校の部活動には、生徒会費、PTA会費、後援会費からカネが配分される。しかしそれでは不足するのか、部員から部費としてカネを集める。野球やサッカー、剣道など、運動系の部活はほとんど集めている。その集めた部費の使途については不明瞭で、不正が明らかになる例がでてきた。そこで、県教委では、部費の管理は部員の保護者がおこなうように指示がだされた。そうであっても、どうつかうかは、顧問の裁量である。
子どもが柔道部に属している生徒の保護者から、部費がどうつかわれているのか、一度も会計報告がないという相談を受けたことがなんどかあった。
ある柔道部の顧問(体育科)は、昼間、学校を留守にする(年次有給休暇もとらないで)。体育の授業があっても帰ってこない。すると、柔道部の生徒が、先生の代わりをつとめる。
その顧問の趣味は狩猟である。狩猟に行くときには、部員が駆り出される。猟犬の代わりを務めるのだ。顧問が撃つ、その獲物を捕りに行くのは部員である。
多くの柔道部の顧問を、見てきたが、ヒドイ人が多かった。柔道人口が減るのは、だから当然だと思う。