続々と海外から東京オリンピック・パラリンピックのために人びとが集まってきている。それとともに、ウィルスも集まる。
中国で生まれたウィルスは世界各地に広まった。中国人は増大する経済力を背景に、今や世界各地に進出を果たした。一昨年末頃から、中国人とともにウィルスは世界への旅を始めた。そしてみずからを培養する人びとに食らいつき、多くの人を苦しめまたいのちを奪った。
今やウィルスは世界に広がり、進化し、みずからの型を変えてきている。
新しい型となったウィルスが、一個所に集まり始めた。ウィルスは、誕生してからのそれぞれの武勇伝を、東京で語り合うのだろうか。
COVID-19の流行が始まってから、厚労省の医系技官や「感染症ムラ」の方々の方針を鵜呑みにした自民党・公明党政権は感染症対策をさぼり、ウィルスの跳梁を放置した。日本は、ウィルスにとって金城湯池といってよいだろう。
ふつうなら海外からのウィルスの「入国」を徹底的に阻止しなければならないのだが、利権である富士レビオ社の抗原検査キットをつかい、入国時にウィルス検出がないようにしてさもやっているフリしてウィルスの「入国」を許している。ウィルスと自民党・公明党政権とがタイアップしているところ、さらにそこにオリンピック関係のIOCやJOC、各競技団体やアスリートも加わった。
オリンピックの「狂宴」が始まるころ、ウィルス達も日本でのびのびと自由に「饗宴」を繰り広げることだろう。日本には培養基となるべき人間がたくさんいる。そして外国から来た人々にとりついて、再び海外へと雄飛していく。
オリンピックとウィルスは共存共栄の関係にある。その場を提供したのが日本、自民党・公明党政権であることを、私は忘れない。