KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

福寿草

2022年02月13日 | 俳句
天気 曇のち雨
何処で撮ったのか解らない10年くらい前の福寿草。前後の写真からして、福寿草の咲いている梅園へ行った訳ではなく、近所のようなのだが・・もしかしたら、お寺さんの庭に咲いていたのだろうか。公園では見たことがない。
福寿草は、新年の季語になっている。お目出度い名前の花なので昔から、正月の観賞用に栽培している。でも、山に自生するものや公園の地植えの福寿草は早春に咲く。だから、歳時記には「新年」と載っているだけで、とっても困る。本当は春の季語にしてもらわないと、句が作れない。
信州高遠の桜を見に行ったことがある。車では、諏訪湖から峠を越え高遠へ行く道がいちばん近いようだ。その峠を上りきったあたり、まだ残雪の地面に福寿草が点々と咲いていたのを、思い出す。

さて、夜は雪に変るという予報の一日、寒いばかりで部屋に籠りっきり・・って、どんな天気でも籠る以外にないのがこのところの我が暮らし。寒いから足元には先日買ったヒートクッションとやらを置いて。


これ、あまり使い勝手が良くない。なぜかというと、電源のモバイルバッテリー、一晩かけてフル充電しても、数時間でバッテリー切れになる。そうでなくても安全のために3時間経つと一度電源が切れる。
モバイルバッテリーなんて、そんなものなの?初めて使うので良く解らない。でも、乾電池ではここまで暖かくはならないだろうから仕方ないのだろう。電源コード不要なので室内のどこにでも置けるのだけは便利だ。

ともかく、ひたすら籠りっきり。
無理やり出かける用事を作って外へ出る交渉をするのも面倒、外は、市内感染者毎日100人越えなのだ。つまり10万人に100人くらいの数字になる。去年は、一日50人を越えることもなかったのに、もう無茶苦茶です。多摩地域は都心よりも安全地帯、と思っていたのに。どうも学校関係が多いようだ。

この施設内では、コロナ患者の拡がりなぞ考えたこともない、というか考える能力のない人たちと、そんな人たちに近付けない我々のような怖がる神経の人たちと、その中間の、あまり深刻になっていない人たちと・・一触即発です。
昨日、食事テーブルの、私の斜め前の、例の元中学教師、ようやく稀には食事の前後にマスクをするようになった。が、一昨日の夕食後に見ると上下反対に装着している。つまり、ワイヤーの部分が顎にある。以前にもそんなことがあった。ワイヤーの意味も使い方を知らないのだ。というか、使い方を教わっても翌日は忘れるのだろう。
でも気になって、部屋へ帰ろうと立ち上がりながら「マスク、上下反対ですよ」と思わず注意してしまった。首を傾げるので、私がマスクをはずして、こうやるの、と装着し直して見せて・・
ところが、それが面白くなかったらしい。教育者に間違いを指導するのですか・・という矜持があるのだ。口元を震わせて、
「いつから上下がそうなったのですか。ヒダは下向きで正しいでしょ、紐だって・・」云々と持論を持ちだした。ああ、めんどくさい。
もう、無視して私は部屋へ帰ったが、そのあと、前の席の人が説明に大変だったらしい。今朝その彼女とエレベーターで会ったら「幸せね、彼女(先生)は。今のコロナの状況なんか何も知らなくてマスクの必要性も解ってないのよ」と。
そうでしょう。そういう人とはエレベーターも一緒にならないように気を使い、部屋を一歩出るにもマスクしている我々は、ほんと、不幸です。今の世の中、知らない方が幸せ、ということで溢れているから。

みぞるゝや昼を灯して読む句集  KUMI
コメント (6)
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