KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

雪原最後の日

2022年02月16日 | 俳句
天気 晴のち曇がち

オリンピックのアルペン競技スキー回転を見ていたら、解説に皆川賢太郎さんが出ていた。懐かしい名前・・知らない人が多いだろうけれど。その皆川選手の地元の雪国が、長いこと通っていた私の「第三のふるさと」で。第一のふるさと、は育った房総の地、第二は今の多摩の地、そして、何十年も四季の良いところばかり楽しませてもらった新潟の高原は、第三のふるさと。
その、最後の滞在の日が2月16日だったことを思い出してしまった。2015年のこと。

まさか、最後にする気はなかったが、膝を痛めた夫がしきりに膝と腰痛を気にして、初級コースよりちょっときつい斜面で転倒、なかなか起き上がれなかった。それをゲレンデの下から見ていて、もう今日が最後になるかな、と思い珍しく写真をかなり撮った。
いつもは風景しか撮らないのに、最後になりそう・・と思って人間まで撮った。オリンパスのコンパクトデジの写真。
カメラ名人?の私の撮った夫の写真と



カメラはとっても苦手だった夫の撮った雪原の向こうに立つ私の写真。
人間よりも雪原の写真になってしまうのは何故だろう?

左端が愛用のスキー。


最後になったリフト券も写真にしてあった。


晴天の日はいつも行っていた、大好きだったゲレンデまでのゴンドラからの風景。ここの写真は他の日もたくさん撮っていて珍しくはない。苗場スキー場から田代・かぐらスキー場までの連絡用ゴンドラ。

ゴンドラから見下ろす谷


この年は色々あった。これも最後になると予測していた訳ではないが、春に夫の祖母・叔母の墓参に福島まで行き、震災後案じていた従兄弟と最後の出会いとなった。もっとも、ドライブで行くのはもう最後、とは決めていたようだ。
それを終わった直後に、私の心臓がおかしくなり倒れたりして、心臓に器械が入った。そして・・このあとは今に至るまで良い話はないのでお終い。

ともあれ、後期高齢者になる寸前まで難なくスキーを出来たことには感謝している。

よく晴れて富士に従ふ斑雪(はだれ)山  KUMI
コメント (2)
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