KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

認知症へ危険信号?

2023年05月30日 | 俳句
天気 曇のち晴

午後、ちょっと買い物、へ行くのにスマホを忘れた。ドラッグストアへ着いてから気づいたので取りに帰る訳にもいかず・・第一、スマホがなくたって財布には万という札が入っているのだから困らない。でも、不安になったのは私もスマホ依存症?
ということで、外へ出たら何か写真を・・という目論見が外れた。塗り絵とはいえ、なかなか魅力のある薔薇。
スマホがなくて困ったのは、いつも使うPayPay払いが出来なくて、支払いに財布からお金を出すのが面倒だったこと。いえ、普通ならそんなことは思わない。この1年間、右手中指に包帯そしているので、札を出すのも不自由なのだ。スマホなら片手で操作できるのに・・

昨夜、いつものように「転倒防止のストレッチ」をしてそのままYoutubeを見ていたら、ストレッチの整体師が「認知症」について語っていた。認知症の始まりは眠くなること・・この体操で眠気を忘れましょう・・昼間、眠る時間が多くなる人は認知症になる前兆・・という。私、完全に認知症の前段階?今日は午前中、シャワーだけ浴びて、あれこれと片付いて10時過ぎ。珈琲を淹れようかな、と思いつつ眠ってしまったらしい。目が覚めたら11時を過ぎていて、完全に熟睡状態だったようだ・
危ない、危ない。最近は昼食のあとに眠くて眠くて、雨の日は外出もしないから眠らないようにあれこれ工夫して・・もう大変。
そして、専門医の長谷川先生によると、認知症には治癒は無論ないし、症状が安定する、ということもあり得ないのだそうだ。必ず病気は進行する。安定した状態が長く続くことはあり得ないのだそうだ。
怖い。確かに周りの人たち、去年と比べるとどこかが変わっている。最近は難しいので、あまり関わりを持たないようにしてはいるけれど。元教師のSさんは、春になったら毎食後に「食事を食べました」という証拠の署名をしている。「食事の時、声をかけていただけなくて、夕食を食べ損ねた」というようなトラブルが頻繁になったのだ。
帰りたい症候群のMさんは、「家に帰る」願望が毎晩になってしまった。毎晩、両手に持てるだけの荷物を作っている。でも結局、エレベーターの乗り方が解らなくて諦めるようだ。
毎日のように「娘が迎えに来るといけないから」と始終玄関へ行っていたSKさんは、今は食堂でも眠っていることが多くなった・・エレベーターの乗り方が解らなくなってきている。「貴女、4階の方?」と初めてエレベーターで訊かれたときはぞっとした。4階のラウンジで毎日、顔を合わせていたのに・・

眠い私はどーなるのかなあ・・

五月闇猫には人のよく見ゆる  KUMI
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未草は絶滅?

2023年05月29日 | 俳句
天気 雨

昨日の花菖蒲の写真が小石川後楽園のものだったような・・もう一度写真ファイルを調べたら、そうではなく、前橋の公園のものだった。
上の小石川後楽園の写真は、その翌年のものだった。2007年ごろ、小石川後楽園へは年に何回か吟行句会で行った。御三家水戸さまのお邸跡だから、なかなかの庭で、句の材料には欠かない。いつもは邪魔になるのでカメラを持っていかないのにこの時は季節的にも花菖蒲の綺麗な時期なので誘惑に負けてカメラを持っていったらしい。デジ一の前のデジカメ。軽い機種で、これも75mmズームになっていて撮りやすいカメラだった。
で、この日のお目当てはどうも花菖蒲ではなく、「未草=ヒツジグサ」だったようだ。ヒツジグサの見られる所は池のある公園でも珍しい。ヒツジグサは白い睡蓮の一種で、午後2時ごろに咲く。未の刻に開くのでその名がついたようだ。小石川後楽園の正面入り口を入って右へどんどん林を抜けると、大きな池がある。色付きの睡蓮はなくて、ヒツジグサだけの咲く珍しい池だった。メインコースではないので、あまり見物客も居なかった。


結局、ヒツジグサが開ききる午後の時間は句会が始まってしまうので、それまでそこに居る訳にはいかず・・その日は中途半端な咲き方しか見られなかった。丁度、アオサギがやってきた。シラサギならもっと絵になるのに・・
で、こんなたいした写真でもないのに載せたのは、最近知ったことで、ヒツジグサは東京都ではもう絶滅種の植物なのだという。自然界ではもう咲いていない、ということなのか。全国的にはまだ絶滅危惧種指定はされていないらしいけれど。
光線の具合か、こんな写真もあった。もう少しで開花するのに。

ヒツジグサ=未草と、モネの絵に出てくる睡蓮とでは違う。そのことをよく知らない人が多くて、ヒツジグサは目立たない色の睡蓮、と思い、見栄えのするモネの睡蓮の方を有難がったせいで絶滅した?などというのは、私の考え過ぎだろう。
まだ自生地の水辺のある地方の皆さん、白い睡蓮を大事にしてくださいね。私の大好きな花の一つです。

耳鳴りの消えてはをらぬ昼寝覚め  KUMI  (2018年)
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏のインフルエンザ流行

2023年05月28日 | お散歩写真
天気 曇

カワセミの句を載せたくなったのでカワセミの写真を、と思ったら、同じファイルに花菖蒲が。カワセミとは違う場所の写真だが、なかなか良い写真(?)なので今日のトップにすることとした。気まぐれです。

カワセミはこちら。

今は、この池に水の清浄化のため噴水を作ってしまい、カワセミはあまり来なくなった。この当時は、朝、少し早く散歩に行けば必ず会えた。もっとも、写真にするためには待機時間も必要だったが。
「市の鳥」に指定されてからはこの池ではなく、JRを挟んだ南側の池の方移ってしまったようだ。

さて、鳥の話ではなく、人間のインフルエンザ。このあたりではまだ集団感染はないらしいが、周辺の市の小学校ではかなり増えてきたようだ。いつもならインフルエンザは暑くなれば治まるものなのに。コロナの感染防止で人間が他のウィルスも防いだので、抵抗力がなくなっているらしい。子供と老人は気を付けねば。
いっせいにノーマスクで授業をするようになり、コロナウィルスはもう少なくなっていたが、インフルエンザウィルスが暴れ出した。インフルエンザは、今はタミフルを使えば子供にはさほど怖い病気ではないけれど、高齢者にはとても怖い。ワクチンは打ってあるものの、そろそろ効果も切れる頃。ワクチン打っていても、感染はする。恐ろしく感染力の強いウィルスだ。この施設も今はマスク着用者がごく少数派。でも、私はまだ怖いので、話すときとエレベーターに乗るときはマスクを欠かせない。

夫が通院で抗がん剤治療を始めたばかりの頃、夜遅く高熱を出してしまった。「熱が出たら即、病院へ来てください」と言われていたので、病院へ電話してタクシーで駆け付けた。ER(救急救命室)で夫が点滴をしている間、「ご家族は廊下でお待ちください」と言われて少しほっとして空いているソファに座った。近くの人が変な咳をするのが気になったけれど、そのまま30分くらいそこに座っていただろうか。
「〇〇さん・・」と病室の看護師に呼ばれて立ち上がったら、私が背を向けていたソファの上に貼り紙が・・
「熱のある方はこちらでお待ちください」
って、私が座っていた場所は、患者の席だったのだ。コロナ禍はまだ起きていなかったし、家を出るときにマスクはついつい忘れて、ノーマスクだった。夫は入院になり、その3日後くらいに私は発熱、かかりつけ医の診察はインフルエンザだった。幸い、ワクチンはしていたので38℃以上の熱は出なかったけれど・・
教訓。インフルエンザは簡単に空気感染します。咳き込んでいたERの患者らしき人とは同じソファではなく、密室でもない離れたソファだったにも関わらず感染してしまったのだから。
以後、ERには何度も世話になっていて、行くたびにその時のことを思い出す。夫に感染しなかったのが幸いだった。私がインフルエンザになったことを病院へ報告したら、すぐタミフルを夫にも飲ませたとか。

「コロナは終わった」などとウキウキしている高齢者の皆さん、インフルエンザも怖いですよ、人と接する場所ではまだマスクを忘れずに。(仕方ないので、私は辛いマスクを建物に入るときは欠かしません)

かはせみの魚呑み込んででのち静か   KUMI (2005年)

今月から「一日一句」の掲載を中止しています。掲載は中止しても、作ることはやめてはいけないのですが・・どうなることやら。主宰が居なくなり、ちょっと気が緩んでいます。
ということでその日の新しい句ではなく、今までの句で、結社誌に掲載された句・・つまりは、故主宰に選んでいただけた句を掲載します。ですから、今までのような「駄句」はありません。名句、まではいかなくても主宰の選は信じていましたので、納得のいく句のつもりです。「駄句」と言うことは主宰を否定することになりますので。
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうすぐ梅雨入り?

2023年05月27日 | 俳句
天気 曇がち

写真は、今日行ったいつもの市の公園。新緑が綺麗。桜の実がたくさん落ちていた。
公園の隅っこの十薬の群生とイモカタバミ。

昼のワイドショーで、気象痛(気象病のうちの痛みのこと?)について放送していた。昼食から帰って見た番組なので前半は見逃したが、とにかく気象病の話だったようだ。MCは中居クンなので、どうも自分に関係ないらしくトンチンカンな話をしたりで腹が立ったものの、メジャーな番組で気象病の話をしてくれるのは有難い。私は頭痛持ちではないが、膝を痛めていた時期は膝で天気予報が出せる、などと思ったものだ。今は、目眩や耳鳴り・頚椎の痛みで天気予報が出せる。明日は、何とか降らずに済みそうだ。(というのが私の予測。実際の予報は、曇で降水確率30%になっていた)

昨日でワクチンの副作用は終わったようで、ようやく晴天にふさわしい体調に戻れた。実は、昨日の午後、もう大丈夫、と思い支払わねばならないことがあったのでコンビニへ行き、帰りにスーパーへ寄ったら、ひどく具合が悪くて・・やっと帰宅した。やはり接種して2日間くらいは80歳過ぎても何かがあるらしい。
今日は、夏椿が咲いているのでは・・と見に行ってみたが、残念ながらまだ咲いていなかった。ワクチン接種で市役所行きのバスに乗ったらバスの窓から、夏椿の蕾がびっしりと見えて、咲きそうな気配だったのだが・・あと二三日はかかりそうだった。そのかわり、紫陽花は咲きそうになっていた。


来週、大きな台風が沖縄の西を通るとか。梅雨前線がもう本州にかかっていて、台風に刺激されて活発になり、そのまま居座るかも・・と言う。つまりは、走り梅雨ではなく本格的な梅雨が、6月になってすぐ「活動」し始める、ということ。大好きな初夏・5月のかろやかな風と光の日々は今日でお終い?
雨をたっぷり含んで紫陽花の咲く風景は好きだけれど・・

十薬や日暮れて人の増ゆる道  KUMI (2006年) 
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナワクチン6回目

2023年05月25日 | 俳句
気 曇のち晴

みごとなサツキは、市役所の駐車場の前にある。昨日はまだ咲き揃っていなかった。市役所はここのプレハブ庁舎からやっと解放されて、来年は新しい場所になる。その時、この市の花・サツキの大株も引っ越しするのかしらん?

さて、コロナワクチン、今までは大騒ぎで予約をとったり、施設で接種するにしてもあれこれと大変だったけれど・・
今はもう、無料接種会場は閑古鳥が鳴いている。入所のホームの集団接種の時に入れてもらうのがいちばん面倒ではないのでそのつもりだったが、1回目は定員いっぱいになってしまった、と言われ(色々手違いもあり)、諦めていつものように市役所へ行くことにした。で、一昨日昼前に市役所へ電話したら・
「今日、これからでも空いていますが・・」と言われびっくり。
ちょうど化学療法の副作用がおさまってきて、天候もやっと普通に戻るらしい昨日の午後、予約を入れた。
さて、昨日、会場へ行ってみたら・・今までとは違い、接種を待つ人が誰も居ない。書類チエックが終るとすぐに医師の事前問診、終わったらすぐに腕まくりして接種。「ハイ、15分間待機してからお帰りください」
帰りながら見渡したら、今まで、接種後の待機の人たちが20人くらいは座っていた部屋には、誰も座っていなかった。

前日にひどい目眩があったり(結局は気象の異常な変化での症状だったようだ)、外で万一があると困るので、いつも助けを求める後輩に付き添ってもらった。タクシーには乗らず、往復を地域バスで初夏の街並を眺めながら・・久々の好天気の外出になった。これで何も注射の副反応など起こらずに済めば楽しいワクチン接種でした、となるのだが・・やはりそうはいかなかった。
ブログ仲間の小父さんAが、私よりも少し若いとはいえ、接種後に何日も症状が消えなかったようだった。私は、いつも注射直後に目眩とか頭痛が出る。足元がフワフワになる。無論、倒れる程ではないが、良い気分ではないので普段の体調と合わせ、倒れたらひと迷惑だ。さて、6回とも、人に迷惑になるほどの症状もなく済んだ。頭痛と腕の少々の痛みくらいは、薬を飲んでなんとかしのげる。
それにしても、コロナ禍がなかったみたいにワクチンは忘れられ、大勢で集まっての行事も観光も3年前に戻っている。でも、WHOでは「パンデミックは終わった訳ではない」と言っている。私も、そんな気がする。ウィルスの脅威は弱くなっても、普通の風邪のウィルスが消えないようにコロナも生きている。言ってみれば、人間に知恵がついたので対抗する方法や薬が出来た、というだけで。
中国では、もう大流行の兆しがあるのだという。これから、中国からの観光客も増えるし・・ここまでコロナで苦しめられた年寄の立場からしたら、コロナでだけは死にたくない。今までのように予防策は考えます。ともかく、私は免疫力がほぼゼロらしいので。
でも、昨日のワクチン接種会場を見たら「もうコロナは終わっているんだ、良かった良かった」と思い込む人が増えそうで怖い。

帰り道の通りがかりになる駅ナカのいつもの店で買った、紫陽花その他。
もう、こんな季節が巡ってきてしまった。


てのひらに錠剤三つぶ走り梅雨   KUMI (1999)
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする