大晦日

天気　曇一時晴

ともあれ、一年が終わる。
身辺は、良い事もあったにはあったし、良くないこともあった。でも、とにかく生きて元気で来年を迎えられるだけでも有難い。
料理の合間に、今年の最後の日没を見ることが出来た。

年惜しむ忘れたきこと思ひつつ　　KUMI　

こつごもり（小晦日）

天気　雨

少し暖かい雨の日。夜には止んだようだ。
大晦日を「おおつごもり」と言い、その前日を「こつごもり」と言う。小晦日、なんて俳句を始める前は知らなかった。家に居れば落ち着かない日だ。大晦日になれば腹をくくってしまうのに何で落ちつかないのだろう？大掃除はする気はなくて、少しだけ片付けをして、午後は今月の句の整理をして・・眠くなり、久しぶりに昼寝してしまった。という呑気な日だった。
三が日に客の来る予定もないので、おせちも煮物くらいしか作らない。明日の午後に準備すれば十分だ。

歳時記を開いたら例句に、　
　　　妻すこし昼を睡りぬ小晦日　　星野麦人
という句があって、苦笑。

幾通か手紙を捨てし小晦日　KUMI

雪嶺

天気　晴のち曇

昨夜は、平野の山沿いでは雪になったようだ。朝、雲の合間に見える奥多摩のいちばん奥の嶺や、秩父に近いところは雪化粧していた。富士山もちらと見えていたので、もう少し晴れたら写真を撮ろう、とおもったのに、雲が厚くなってしまった。
今日は昨日よりも気温は高いらしいが、家の中、ちっとも暖まらない。ガスの温水暖房機しか使っていなくて、でもいつもならもっと暖まるはずが・・暖房機が古くなって性能が落ちたのか、とも思う。が、もう一つの原因は、どうも階上のお宅が空き家のせいのようだ。上の家は所有者は他に住んでいて借家になっている。そこに半年以上も入居者がない。マンションは、上下左右のあたたかさが壁伝いでもこちらへ影響する。

そんな寒い家に、今日は一日閉じこもってしまった。ちょっと外へ出るとなんだかあわただし歳末のムード。何かをしなくちゃ、とこちらまでそわそわしてしまう。
買い物も、三が日を過ぎればスーパーには普通の食品が並ぶ時代、急くこともない。

晴れてきし朝（あした）雪嶺の甲斐境　　KUMI

あかぎれ（皸）

天気　曇夕方雨

あかぎれ、という字は俳句を始めるまで知らなかった。第一、あかぎれなんて子供の頃以来縁がなかった。それが、10年くらい前から親指の角が裂けるようになった。
今年は大丈夫かな、と思っていたのに、乾燥続きの先週あたりからやはり出来はじめてしまった。
寒くなると、ちょっとした水仕事でもお湯を使ってしまう。これが乾燥の元になるのだという。化学物資にアレルギーがあるので、何十年も前から市販の台所洗剤は使わないのに・・
今日は雨になるような湿気の多い日だったせいか裂け目がかなり塞がった。
さて、明日は？今夜も薬を塗って寝よう。

ふと母を思ふあかぎれ疼く日は　　KUMI

数へ日

天気　晴

気温は今冬いちばんの寒さだったらしい。東京周辺は乾燥しきっていて、木々も何だか白茶けてきた。

数えるしか年内の日にちがない・・とうことで、そのまま「数へ日」という季語がある。片手で数えられる日数しか残っていない。難しい季語なので使ったことがない。
そんな日、スーパーへ足りないものを買いに行ってみたら、もう正月用品ばかりが並んでいる。そのために普段とは違うところに商品が移動していたり。
そうか、もうそろそろ正月準備をせねばならない？明日が金曜日、とりあえず正月用の花だけは明日のうちに買っておかなければならないかも。食料は配達のもので何とか間に合うとしても、青物野菜は早めに確保しなくては・・
たった二人の暮らしでも、この時期は落ち着かなくてあまり好きではない。

積まれたる松ヶ枝匂ふ歳の市　　KUMI