KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

災害級猛暑

2024年07月20日 | 俳句
天気 晴のち雷雨

本日の最高気温予測、37℃(多摩地域)
海の近い都心よりも暑くなる。

猛暑続きの時期になると思い出す風景。最後の海外への旅行になった、ナイアガラの写真。展望台に立って見ているだけでも涼しくなれそうだ。でも、滝見の観光船で滝を浴びると、もっと涼しい・・乗船時にビニールコートは貰えるけれど着ないで乗ったら涼しさ百倍、です。
ナイアガラの写真、ここ何度載せているかも。
難民船に見えなくもない。

暑さのせいにしたいけれど、それどころではなく、実は、私にも認知症の「兆し」かと思うことが起きている。
先日学習した専門医の話では「決まった毎週の予定や約束を忘れるのが始まりの兆候」とのこと。実は、毎月のネット句会、投句締切が毎月15日と解り易い日になっているのに、今年は日にちを忘れて投句しなかったのが二回目だ。今月なぞ昨日になって思い出した。いくら何でも、思い出すのが遅すぎるでしょ。言い訳をすれば、月初めから通院のことで色々あって俳句への気持がぶっ飛んでいた。でも、15年以上も続いている句会です。

暑い、と言ったってエアコンの効いた部屋に居るのだから、暑さのせいにも出来ない。体調はいつも良くないが、かったるいのはエアコンの中で暮らしているせいだろう。すぐに眠くなる。午後に眠くなるのは仕方がないとしても、昨日は午前中にシャワーを浴びたあと、あれこれと身づくろいしていたら眠くなった。
ソファに座りちょっとスマホを覗いていると、そのまま寝落ちてしまい・・目が覚めて置時計を見たら、10・40,とある。いやだ、時計の数字が狂ってるわ、直さなくちゃ・・まだ14時か15時のはず・・
と本気で思って手元のスマホの時刻を確認したら、同じ数字だった。
午後だとばかり思っていたのに。
こんなことが続いたら、真実、身構えなくては。認知症は絶対に回復しない、とはいつも見ている専門医のYouTubeでの話。そんな認知症の知識を蓄え過ぎたのかも。

熱帯夜ごくごく飲んで富士の水   KUMI
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梅雨明けそして明るい認知症

2024年07月18日 | 俳句
天気 曇のち晴

ともかく、梅雨明けだという。が、まだ湿度は高いしすっきりしなくて・・梅雨明けらしい写真を捜したら、10年近く前のものが。前のマンションからのもの。今日は富士山はおろか、奥多摩の山並みすら見えない。
同じ富士山でも、ここからではすっきりとは見えないので、あまり期待は出来ないけれど・・雨が上がると、何となく窓辺へ寄ってしまう。私だけではなく、富士山の見えない側の部屋の人で「今日は見えるかしら?」と、ラウンジへ来る人が。埼玉から来た彼女も、富士山が辛うじて見える家に住んでいたという。

今月は通院ばかりで、昨日は点滴治療の日だったが、先月に続きお休みにしてもらった。
「白斑」が思ったよりも良くならず、その他諸々の副作用らしき症状も少しも回復の兆しもないし。検査結果が悪くなかったので、体力的にも、あと1ヶ月休むことにした。回復はしなくても「安定」はしてくれるかもしれない。でも多分、膠原病の症状の方が強くなったのかも・・と思う時もあるが。来月初めには狭心症に付随する血管のCT検査もあるし・・このトシで検査ばかり受けたって仕方なし、と思っても、私の年齢ではまだ「若いからね」と言うドクターも。確かに、この施設では80代は若いと思われている。だから、施設内で私は年齢を言わない。「まだ、90歳にはなってないけれど、戦争は覚えていますよ」と言う程度に。まだ女性の平均寿命より遙かに若いのだし。
でも、90歳を過ぎたら認知症を避けるのがいかに大変かは知っているので、不健康な長生きはお断りです。この病気だらけに認知症が加わったら、笑っちゃうほど悲惨でしかない。

今、一緒に食事する3人は、皆90歳を越えている。前に座っているOさんは耳が遠い以外は、まあまあ元気。杖をついて自力で歩き、買い物にも出る方。
問題は、あとの2人。まだ入所して2ヶ月目と3ヶ月目、というこのお2人、軽度の認知症なのだ。最初はそれと解らず私ですら騙されそうになったが・・今は、よく解かるのでそれなりのお付き合いにしている。
でも、二人とも、これまで知っている認知症の方たちとはちょっと違うのだ。何とも明るく自分の「度忘れモノ忘れ」を笑い話にしてしまうことだ。軽度だから、と言ってしまえばそれまでだが。
たとえば、食事が終って「今日は味が薄い料理ばかりだったわね」と。
もうお一人も「そうだったわね、でも食べられたから不味い訳ではないわ」
「完食はしたけど、こっちの白い小皿には何が入っていたっけ?」
え?さっき食べたものをもう忘れたの? と思いつつ、私の食べかけだった煮物の小皿を見せる。
「あら、タケノコだったのねえ、味が薄かったのは覚えてるけど、タケノコのことは忘れたわ。アハハハ・・」
と、こんな具合。
自分で飲み薬の管理を出来ないか自信のない人は、食事の時に介護士が預かっていて投薬管理をしてくれる。(私は、まだ自分で管理できます)
食前に飲む薬、というのもあって、飲み終わらないと食事は持ってこない。
で、Sさん、食前薬を飲んで食事を始めて、半分くらい食べたときに
「私、食前の薬を飲み忘れてるみたい」と言い出す。「飲みましたよ、ほら、水のコップが残ってるでしょ」と私に言われ
「あら、そうだった。これからは飲んだかどうかコップで確認すればいいのね、アハハハ・・」
悪びれないからそばに居ても苦にならない。ま、長い時間お付き合いするのは辛いけれど。
「息子に電話で、最近モノ忘れがひどくなって・・と言ったら、何を今さら、って笑われたわ。アハハハ・・」
自分のモノ忘れを自覚しているから、症状も初期なのだと思う。2人とも、歩行はおぼつかないけれど自分の足で、自分の部屋へ戻っていく。


二人とも、普通に話していたら認知症とは思えない。職員は新しい入所者を紹介する時に「認知症ですので」とは言わないので、隣に座っていても自分で判断しなくてはならない。相手が認知症と思わずにトラブルになることは多々あるのだ。たとえば「モノがなくなった」と言う認知症の場合、食堂で知り合って親しくなり「あなた、私の部屋へ入ったでしょ、財布がないのよ」など、事件になってしまう。
私がEさんの症状に気付いたのは、彼女が愛用の手押しの買い物用のカートがなくなった、と言う話から。入所の時に持ってきて、館内でも歩行器代わりに使っていたとのこと。どうもおかしいので、ケアマネさんに確かめたら古くなっていたので、本人の了解のもと、家族が買い替えたのだそうだ。と本人に説明しても、その時は納得するけれどすぐ忘れるとのこと。
もう一人のSさんは、すぐに認知症と解った。入所して3日目くらい、夕食時になかなか来ない。介護士に訊くと、声を掛けたら「はい、行きます」と言うので「お一人で大丈夫?」と確認もしたという。で、その時は再度、呼びに行った。そしてやって来たとき彼女が言ったのは・・
「最初に呼びにきてくれたあとで私、夕飯はもう食べたのを思い出したのよ。ここは食事が4回も出るとは知らなかった」
今の食事が朝だか夜だか解らなくなる人・・いっぱい居ます。その日は雨で、昼食のときに夕方みたいに暗かったので、そう思い込んでしまったのかもしれないが・・食べていない、と言う人は多いけれど4回目、と思った人は聞いたことがない。

ま、失礼とは思うけれど時には楽しませてもらいます。
以上、私も同じことをすでに書いているかも・・その節は失礼を。この施設の認知症は感染します。

梅雨明けの日差しの届く老いの窓  KUMI
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運不運

2024年07月14日 | 俳句
天気 雨

山百合の花。前の住まいのマンションの敷地に、誰が植えたのか1本だけ咲いた。ふるさとの林にはたくさん咲いたので、懐かしい花だ。百合の花の種類は色々あれど、香も含めて山百合がいちばん好き。このあたりでは滅多に見られないが、昭和記念公園の外れの林にはたくさん咲く場所がある。一度行ったのだが、普段行かない場所なので遠回りしてしまい、やぶ蚊に刺されてさんざんだったことを思い出す。

最近はぐっすり眠れて、睡眠だけは健康・・などと思っているが、眠っても眠っても眠くて仕方がない。その眠さ、今朝はトランプ氏銃撃事件のニュースですっ飛んだ。私は今、ご飯は皆よりも30分遅く食べるので(ゲホゲホジイサンと一緒の時間帯にならないため)7時からの報道番組を見ていて一報を知った。
これは大変な・・と思ったら、弾は片耳貫通しただけだったらしい。普通、耳にあたったら頭を貫通するでしょ、耳たぶだけ貫通したって、何という強運なのだろうか。ひとまずは大ごとにならず良かった、ということだけれど。
思わず、ケネディ大統領の暗殺時を思い出してしまった。遠くからの銃撃は、本当にその時の運不運で・・人間はじっとしている訳ではないのだから。
政治的なことは書かないけれど、人間の、運不運で言えば、こんなに強運の持ち主は居ないだろう。
この事件を、トラさんは、次期大統領への返り咲きの運へとつなげるのだろう、と思う。何だか、アメリカがどんどん厭な国になっていくのでは、とうんざり。そんなこと、どうでもいい・・と思いたいけれど、我らが大谷選手の活躍している国ですから。

アガパンサスの花。


私はとっても運のない人間で、宝くじはほぼ当たらないし、年賀はがきだって末等の切手くらいしか当たらない。唯一、知人に「あら、大当たりね」と言われたのは、浅草寺のお御籤で大吉が出た時。滅多に大吉の出ないお寺なのだそうだ。でも、その翌年も欲を出して引いたお御籤が「凶」だった。凶なんて他の社寺でも滅多にない。やっぱり・・と、その年に心臓が壊れたので覚えている。
でも、人生の最後に強運が待っているかもしれないので、もう一度、宝籤を買ってみようかなあ・・と思う。

幸運と縁なく老いてこの猛暑  KUMI  
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戻り梅雨

2024年07月12日 | 俳句
天気 雨

今年のこの天気の変わりようを戻り梅雨、と言うかどうかは定かではないが、ともかく梅雨明けのようは猛暑に晒された日々のあとに、ジメジメの雨が続くようだ。気温は少し低くなったものの、蒸し暑い。大雨になるかも・・というのも、半世紀前の正常な今頃の天候。梅雨明けには雷雨・豪雨は付き物だった。
でも、今朝のニュースの、松山の城山下の大規模ながけ崩れにはびっくり。昔の人は堅固な地盤にしか城は築かない。だから、城跡が今も残っているのだ。松山の人は本当にびっくりしたことだろう。
地球が壊れていくような・・

写真は、ダリアの花。ノウゼンカズラと同じ時に撮っているので、公園の花壇だと思うが、覚えがない。
ダリアと百日草は、昔は普通の家の庭に咲かせる定番だったような・・

さて、コロナが遠ざかっているかのような世間の動き。でも今は熱中症とコロナの同時発病もある、などという話を朝の報道番組で見た。ラウンジを挟んだ部屋の、Kさんが昨日から隔離状態になっている。風邪ひきの人が多いし、昨日は彼女も熱があるとかで食堂へは来ないで部屋へ食事は運ばれいたようだが・・風邪は他の階でも発生していて珍しくないので、大事をとってのことだろうと思った。
そしたら、今朝、他の部屋の人から「Kさん、コロナですって」と耳打ちされた。
週3回、人工透析に通っていておまけに認知症なので、多分入院になると思たのだが・・今日になっても入院していない。人口透析は中断して大丈夫?と心配になる。幸い、去年私が感染した時とは違い部屋は相当離れている。
もう、感染しない幸運を祈るのみ。

降り始む土手の茂りを揺らしつつ  KUMI
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猛暑三日

2024年07月10日 | 俳句
天気 晴

そろそろ盛りかもしれない、公園のノウゼンカズラ。10年前?の写真。

35℃以上の気温の日を猛暑日、と言うようだ。うんざりの猛暑日続き、涼しい室内に籠っている年寄りには関係ないでしょ、と思わないでください。夜間もエアコンで部屋の気温は28℃以下にして熱中症予防、それでも寝汗は掻くから枕もシーツもびっしょり。かといってこれ以上部屋を低温にしたら、足元に湯たんぽが必要になりそう・・体に均一の快適な気温を・・というのは無理そうだ。ひとまず、終夜冷房を28℃にして、薄い羽毛布団で眠り、朝まで熟睡、という今の状態が一番良いようだ。
でも、体の求めていない環境で過ごしているので、体調も余計におかしくなる。猛暑はひとまず終わり、今度は梅雨の後半になるらしい。これもまた、気温気圧にふり回されそうだ。

毎週のように病院で検査検査、今日も、半年に1回のペースメーカーの定期点検で。そろそろバッテリー替える話が出ていた。それを進めると思ったら、今日は前回とは違うドクターになっていて「順調に動いています、問題はないですね」と。どうせ替えるなら、寒い時期はイヤなので秋にしたかったのに、来年1月にしましょう、って・・何だかがっかり。
それまで、心臓の本体は無事に居てくれるものやら。
時々気が滅入っていたが、今日はあーちゃんが付き添ってくれたので、少し気持が落ち着いた。まだ生きなくちゃ、と思う時と生きる努力の面倒になる時とが交互にやってくる。この三日間は、「面倒」が先行していたのだが、今日は少し体が動くので頑張らなくちゃ、と言えるようになった。



ノウゼンカズラと同じ時期に撮っていた近所のノラ。
この猛暑に、みごとな毛皮着込んで頑張っていたのねえ。
ノウゼン、もう一枚。


猛暑の上には「酷暑」がある。40℃越え、なのだという。お天道様、もうイジメはやめてください。

灼くる音しさう猛暑の屋根瓦   KUMI
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