連日の猛暑。
東京では最低気温が、30度を超え、観測史上初めてのことである。
また、高知県四万十市では3日連続の40度超えで、41度という日本記録を樹立(?)した。
一方で、山口県や秋田県等での集中豪雨。いやゲリラ豪雨で被害が出ている。
昨日は、東京でも異常豪雨で、23区内で床下浸水、床上浸水というニュースを聞いた。
私の小さいころは、神田川が氾濫し、床上浸水のニュースをたびたび聞いた記憶がある。
その後、都内では、地下河川が発達し、そのような水害のニュースを聞くことが皆無であった矢先のことで、びっくりした次第である。
この地下河川、日常生活において、国民の目に触れることはまずない。
直径12mを超すトンネルが、地下数十mに、はりめぐらされている。
「縁の下の力持ち」として活躍しおり、都民の快適な生活の一端を担っている。
有難いことである。
ここで、何を考えるかである。
一つ目は、異常気象である。
この異常気象、地球温暖化の一つの現象である。
その原因は、昨日、今日の出来事ではない。
10年前、20年前、30年前から地球温暖化の原因の種を蒔き続けている。
今でも、中国やアメリカを筆頭に排出ガスを出し続けている。
その結果が、地球全体で、偏西風の流れが変化して、世界各地で異常気象が起こっている。
おそらく、この冬も例年にない気象になると思う。
あと数年もすれば、この異常気象が通常になるかもしれない。
40度を超す「酷暑」という言葉も生まれるだろう。
人間は自分のエゴを通すために、自分軸で考え、その種を蒔き続けてきた。
その結果が、今である。
二つ目は、地下河川である。
昭和60年代から地下河川の工事はやっている。
20年、30年かけてやっと「神田川・環状七号線地下調節池」が完成した。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/04/20i4m201.htm
投資したお金は計り知れない。
しかし、国民の生活を守るために、税金を使ってやることには意義がある。
これから、10年後、20年後、
また自分たちの子孫のためにどのような種を蒔くか、
人類の知恵の見せ所である。