元さんの日々是好日

日々感じたことを徒然なるままに。

集中力

2024-05-13 20:48:11 | 日記・エッセイ・コラム
まちづくりのボランティアを始めてから、報告や記録など文章を作る作業が多くなった。最近は集中力が続かず、机を離れることが頻繁になり、そのような時に脇の書棚から本を適当に引っ張り出してパラっとページをめくる。山の本だったり野鳥の本だったり、時事問題や憲法の解説書、絵本、紀行などなど手あたり次第手に取る。日によって作業とは全く関係ない記述が目に飛び込んでくることがある。立ち読みは10分のときもあれば1時間のときも、そしてまた机に向かって作業を続ける。
 今日は手に取った、まど・みちおの「いわずにおれない」の一節が目に留まった。
「まいねんの ことだけれど
 また おもう
 いちどでも いい
 ほめてあげられたらなあ・・・と
 さくらの ことばで
 さくらに そのまんかいを・・・」
 まどさんの解説
「桜っちゅうのは、つぼみがふくらんできたと思っているうちにもう満開になっていて、きれいだなあと思っているうちに散りつくしてしまう。毎年、そうして私たちを喜ばせてくれる桜に、人間の言葉ではなく桜に通じる表現でお礼が言えたらなあと、思わずにはおれません。不可能だとわかっていても、本当に一度でいいから・・・。」
 まどさんの気持ちは、同じ言葉を持っている人間同士にも通じる話だなと思う。

先日会ったヤマドリ 素敵な衣装だねと声をかけた
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