元さんの日々是好日

日々感じたことを徒然なるままに。

10年

2021-03-11 20:32:40 | 日記・エッセイ・コラム
もう10年、まだ10年、やっと10年。東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所の事故から10年が経った。先週からこの大災害関連の特集番組がテレビやラジオで組まれ、今日も朝から夜まで続いている。津波の場面には息をのみ、肉親を亡くされた話には涙が止まらない。
 被災された人たちの殆どが「私たちの中では区切りはありません。ずっと災害は続いています。」と話していたことが重く響いた。
 為政者たちのうわべだけの寄り添いは、被災者の救済には何の役にも立たない。生業への具体的な支援が、いま最も求められている。
 アンダーコントロールと偽りを言って誘致した東京オリンピックは、復興五輪と言いながら、いつの間にかコロナに打ち勝った証としてと言い出した。都合の良いキャッチで民心を欺くやり方に怒りすら覚える。
40年かかると言われていた東京電力福島第1原子力発電所の燃料デブリが詰まった原子炉の、廃炉の道筋すらまだ描けていない。
 私たちにできることは、今も避難している人が4万1千人を上回っていることを、そしてまだまだ原発事故の処理の目途すら立っていないことを忘れないことだ。
 被災された人たちが一日も早く、経済的にも精神的にも安定した生活が送れるよう、国が先頭に立った支援を強めることが大事だ。自助を強調する為政者はもう要らない。
 これからも3月11日を忘れない。

10年前の3.11 この日に撮ったヒシクイ

帰りの新幹線で閉じ込められ帰宅難民になった 思い出のヒシクイ
コメント
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