来年の参院選で、社民党の比例候補に土井たか子の名前が、“浮かんでは消える”という状況が繰り返されているようです。
昨年の総選挙で落選してから、すっかり影を潜めてくれるものだろうと思っていました。<中国「困難な時に対話の努力」 土井社民党名誉党首と会談>という記事にあるように訪中をし、存在感をアピールしています。
せっかく沈んだ“護憲女王=社民党の変わらない人”でしたが、後継者の福島瑞穂も“変わらない人”。<福島氏「小泉首相の方がまし」>という日経記事を引用してみます。
(引用始め)
社民党の福島瑞穂党首は23日の記者会見で、安倍晋三官房長官が現憲法下での集団的自衛権の行使容認を検討する考えを示したことについて「極めて問題。歴代首相でも現憲法下で行使できると明言した人は恐らくいない。小泉純一郎首相の方が安倍氏より100万倍ましだ」と批判した。
(引用終わり)
「小泉純一郎首相の方が安倍氏より100万倍ましだ」とはよくぞ言ったという感じです。いったい福島瑞穂からみた土井たか子の値打ちはどれだけあるのか。その答えは来年の参院選で本当に候補者として擁立するかでわかります。
話しが変わりますが、自民党総裁選が安倍独走という状況になってくるなかで、つまらなくなってきたマスコミが小泉純一郎・再登板説を流し始めています。
(写真:昨年の総選挙 圧勝に満面の笑み)
小泉純一郎という“太陽”の後を引き継ぐのは誰がやることなっても大変なこと。ならば再登板という声があってもおかしくはありません。
しかし、小泉首相がキッパリ退任の意志を示したからこそ総裁選への流れが出来、改革路線は安倍晋三に背負わせることができたのでしょう。一方、背負わされることになった安倍晋三も大変でしょう。
(写真:昨年9月19日の中秋の名月)
中秋の名月はほぼ満月に近い月だそうですが、満月頃の月は太陽が西の空へ沈む頃、東の空から顔を出してくるのだそうです。
「太陽が小泉純一郎で、満月が安倍晋三」と喩えることにしてみます。現時点での安倍晋三は、まだ太陽に照らされて光っている月に過ぎないと思います。もちろん国民的な人気も大切ですが、それはあくまでも外からの期待。やはり気になるのが、自らが発する光が弱いところでしょうか。
安倍晋三が新たな太陽として輝きを発することができるのでしょうか。担がれた形では月のまま。いつ欠けてもおかしくありません。「安倍みこし」にぶら下がる人から見れば、“太陽”になられては困ると思っているでしょう。
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