はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

田中康夫の今後を占う

2006年08月07日 | 政治

 注目していた長野県知事選挙。当選者は村井仁、現職の田中康夫が落選したという結果になりました。(注目していた理由は以前の長野県知事選・雑感を参照して下さい)
 これにて長野をオモチャにした田中康夫の遊びは終了したことになります。1期目の当選を決めてから、政治的な努力を怠っていたのが最大の敗因だと思います。
政治的な努力、つまり、知事として議会をコントロール下に置く戦略もなく、無用な対立感を煽るだけしか出来ませんでした。
また県庁という行政のトップとして組織を動かす能力も発揮できませんでした。
 首長になるような政治家は、特に人を動かすのが上手でないといけないと思っています。石原慎太郎のようなトップダウン型知事を田中康夫も目指したかったのかもしれません。しかし石原慎太郎には参謀がいて議会工作、役人(都庁)との折衝などの担当がいます。田中にはそれも無い。これでは立ちゆくはずもありませんし、段々と自身の考えのなかに籠もるようになってしまうでしょう。その結果また独善的な発言やアイデアが飛び出てしまう。
やり直し選挙で2期目の当選を決めてからは、かなりおかしな状態であったと思います。こうした様子は県民の多くが理解して、今回の結果になったのでしょう。
 新党日本なるものの政党党首になったときに、末期的行動と判断した人も多くいたと思います。
昨年の総選挙後、政党としての活動は細々と続いてきてはいます。これはもっぱら小林興起のために続けていたのですが、田中康夫が党首として国政選挙に打って出るという選択も予想されます。
 以前に漏れ聞こえてきた情報では、新党日本は民主党との連携で参院選を戦うつもりであったようです。特に比例での目玉候補に、新潟の御曹司を迎える予定だったらしいですが、これで田中・田中康夫の二枚看板で全国を飛び回ることが出来ます。
 民主党・小沢代表も参院選への期待を込めて、県知事選終盤になって田中康夫支持を表明していましたが、こちらも打算でしかありませんでした。
羽田孜もだらしないですが、小沢一郎も同様です。常に自分たちの力を保つための損得勘定しかできないようです。
 田中康夫、参院選出馬へという記事がいつの時点で出るか楽しみしたいと思います。もちろん小沢一郎とのツーショット会見を期待しています。

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