今日締め切りの原稿も終了し、明日から2日まで夏休みです。一足早い感じがしますが、どうやら天気も良さそうで安心しています。
子供が大きくなり、遊びに出かけたことを思い出としてとどめられるようになってきた様子ですので、思い切って遠出を決意。どうしても海が見たいというリクエストに応えることにしました。
休みは何のためにあるのか。かつて友人が「また仕事するための一休みだよ」と言っていました。仕事人間丸出しですが、そんな彼も今は長い充電期間中です。(きっと復活してくれるでしょう)
今回の夏休みは子供のためだけに使うと心に決めました。次の自分の仕事を考えていたら楽しくありません。家族サービスとはこんな心境なのでしょうか。
3日から打ち合わせがあるのですが、きっとクタクタ・ふらふらでしょう。
現地から更新するようにがんばります。
(下巻は昨日の自民党都連パーティからの帰りの電車内で終了しました)
著者は宮城谷昌光。中国の春秋・戦国時代の著作がたくさんありますが、歴史小説として読みやすく、楽しいものが多くあります。そもそもの出会いは「重耳」で、先輩からの薦めに読み始めました。
「管仲」の上巻の最終章のなかで、斉国の公子糾という人物が自らの教育係である管仲に戦について問う行があります。二つの行を抜粋します。
管仲が語る部分
<抜粋>
「鄭軍は奇抜なことをするわけではありません。戦法があり、戦術があるだけです」
「たとえば、城の扉を破りたくて、千個の石を投げても、扉は少し傷つくかもしれませんが毀れません。ところが千個の石をひとつにしたような岩が扉にあたればどうでしょうか」
とあります。
また著者は
<抜粋>
戦法にしろ戦術にしろ、全軍が意志を持たないと成りたたない。個々の兵は戦って勝とうとする意志を持っている。ところがその兵とその意志を集団化すると、意志の質と方向がちがうものを混成することになり、意志をうしなうというふしぎさが生ずる。
という説明を加えています。
プロジェクトを進めていくなかで頭を抱えていたところでしたから、成る程と激しく頷きました。しかしここからが容易ではありません。
実際に動かしていくには、抜粋のなかにあるように<千個の石をひとつにしたような岩>を千人で抱えて投げるところまで運べるかです。
智慧と勇気、そして行動力なのでしょうが精一杯やってみようと思っています。
仕事が一段落して、民主党のHPを久しぶりに見たら、トップページのデザインが変わっていました。小沢一郎のHPと間違ったのかと思うくらいのどでかい顔写真。
民主党も寄せ集めの軍団で、それぞれの政治家が小さな石を投げているだけなのだろうと思います。
残念ながら民主党幹部の多くが、大きな石=小沢一郎と錯覚しているようです。そうではなく、国民の負託に応えられるだけのビジョンを作り上げて、自民党と競い合うことが大切なのだと思います。
北朝鮮ミサイル発射問題でも、政府・自民党の揚げ足取りしか出来てきませんから、これ以上何かをまとめることは無理かもしれません。
批判を繰り返す、かつての社会党的な存在に萎んでいくのが末路でしょうか。
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それもそのはずで、現職の国務大臣が揃っているので仕方ありません。
第一部のパネルディスカッションは、安倍晋三、谷垣禎一、与謝野馨、麻生太郎(VTR)がパネラー、司会が都連会長の石原伸晃でした。
これだけのメンバーが揃うと司会の存在が霞みます。東京各地での石原人気とは別次元と言えるくらいの全国区のパネラーの存在感でした。
与謝野馨の登場は、都連主催ですから仕方がありません。横浜で開催される関東ブロックに河野太郎が出るのとどっこいどっこいの扱いでしょうか。
それでも、与謝野が語った教育問題に関しては賛同するところが多くありました。
今日の目玉は安倍晋三VS谷垣禎一でした。
谷垣は終始攻め手に徹していたと思います。言葉の端々に気力の充実ぶりが伺えました。久しぶりに弁説を聞きましたが、やはり財務相を務めてきているだけあって理路整然としていました。
会場内にあまり谷垣ファンがいなかったのでしょう。これが関西にいけば多少は雰囲気も変わるのでしょう。しかし、私の周りの人たちは結構頷いていました。
一方の安倍晋三。こちらは、完全に守り手に徹している感じを受けました。北朝鮮ミサイル発射問題で国連の非難決議を勝ち取ったのが自信にも繋がっているのでしょう。発言ひと言ひと言が、いつもよりもトーンが低くゆっくりでした。アドバイザーがいるのでしょうが、総裁を意識した変身を心がけている様子でした。
会場の雰囲気は、この人が総裁で決まりという感じがあり、聞いてしまう、納得してしまうという流れです。
残念ながら、麻生太郎外相が公務で欠席でした。VTRでの登場でしたが、意外に私の周りでは人気がありました。
今日のような都連のパーティに参加する人は、各地域で議員を応援してくれている人たちですから政治や選挙に結構詳しいと思います。
その人たちが麻生の話に頷く姿を見ていて、やはり玄人受けすることを実感しました。
外交に関するディスカッションのなかで、安倍晋三が麻生太郎との連携で主体的な外交姿勢見せることが出来た強調する場面がありました。
河野グループの都連所属の若手代議士がいることを差し引いても、麻生太郎を持ち上げるコメントをしたのは、頼りにしているというメッセージにも感じます。
安倍晋三としては、兎に角、つまずかないことでしょう。そして、本当に頼りになる人材を周囲に配置することです。
安倍政権のときには、麻生を重用すると改めて思いました。
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自民党都連主催のパーティが明日開催されます。2部構成で1部が総裁候補の政策を聞けるようです。
麻垣康三と称された四人のなかで福田康夫が一抜けしましたから、明日は三人が登場することになります。
残念ながら、麻生外相はビデオでのメッセージですから、安倍晋三と谷垣禎一の二人の対決です。
何度も自民党のパーティには足を運びましたが、安倍晋三の人気は高いのは事実です。特に年輩の女性に人気があります。
明日が総裁選のスタートを考えた谷垣禎一財務相が正式に出馬を表明しました。こうした態度には一定の評価をしたいと思います。
煮え切らずに消えていった福田康夫と比べれば堂々としていますし、消費税率のアップを主張したことも潔しとしていいでしょう。
山本一太が「中二階」と称した人物達はこれで消滅していきます。そして末期的な悪あがきをしてしまったのが山崎拓です。もう「中二階」ではないのでしょうが、かつてYKKの輝きは完全に過去のものとなってしまいました。
北朝鮮のミサイル発射が米国へのラヴコールと言ってしまったらおしまいです。山崎派に属する議員も呆れている事でしょう。
東京都連は来年の統一地方選挙、参院選挙に向けての資金集めのパーティなのですが、都連所属の国会議員も総裁選の同行は気になるところでしょう。
いろいろな派閥に属す国会議員ですが、東京都を選挙地盤とする面々はやはり安倍晋三に乗りたいところでしょう。
明日は、いろいろな事を観察しに赤プリに行って来ます。
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