はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

お詫び

2007年04月26日 | Weblog
 やっと時間が見つかりアップしました。敗戦処理が続いています。
しばらくの間、記事の更新が出来る状態ではありません。お許し下さい。

投票所ではなく、投票が遠い

2007年04月22日 | 仕事

 関東地方は微妙な天候の投票日。大阪のある選挙事務所からは、今にも降り出しそうな曇天という電話がありました。
期日前投票が増えたといえ、やはり当日に投票所に足を運ぶ有権者が圧倒的に多いのです。
 全国どこでも投票所は、小学校や中学校、また公民館や支所といったところになっています。
この投票所の設置箇所ですが、果たして有権者の側からは“近いのか遠いのか”ということが気になるところです。
しかし、ある候補者を支持しようと決めている人たちにとってみれば、雨であろうが何であろうが自分の一票を投じようと朝早くから投票所へ向かいます。
 地方選挙に関わっていると概ね投票する人が決まっていることに気が付きます。たとえば有権者10万の市でいつも投票率が60%程度、つまりは投票された6万票を取ったり取られたりという現象が起きています。
それでもビックリするような票の動きがあるわけでもなく、トップ争いや最下位当選と次点の争いといった感じになります。
こんな選挙が定着してくると、新たな人がチャレンジしようとする土壌がなくなり、以前の記事に書いた“武蔵村山市議会の無投票”といった現象にもつながると思います。
 一方、千葉都民と呼ばれるエリアや都心回帰の進む区などでは、新住民が多く移り住むことで新たな投票層が現れていることで、新人候補が出やすい環境になっているところもあります。
千葉県のある市では、マンション群を自分の選挙地盤として活動を繰り広げている人もいます。
 管理人が気になる点は、投票に行かない人たちの理由が“投票所が遠い”からといった問題ではないところです。まったく投票する意志がない層があることへ対策は手つかずのままです。
もちろん、IT技術の向上で電子投票を実現させることも大切ですが、勤労者など“行きたくても行けなかった”投票が増える程度ではないかと思います。
 小泉時代の“郵政民営化の是非を国民に問う”といった話題性のある選挙ですと、自分たちの票が活かされると感じて選挙に「行かなかった人も行く」結果が出てきます。
まだまだ“政治は汚い”というイメージのせいもあるのでしょうが、「たかが自分の一票で何が変わる」といったものから、「この一票で変えられる」といった訴えるものが必要なのでしょう。
誰もが分かっていることですが、なかなか難しいことです。
 国民投票も一票を投じる意味が伝わっていないと思います。だからこそ、当初から投票に行かない人を見込んで、「国民投票法案の最低投票率制度」が今になって議論となるのかもしれません。
 各地の投票率を気にしながらのエントリでした。

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クレーム処理

2007年04月21日 | 政治
 いよいよ統一地方選挙も最終日、各候補者は最後のお願いに走り回っています。選挙カーからは候補者が大絶叫を繰り返しております。
選挙事務所の方はどうかといえば、「○○大変苦戦しております」、「あと一歩の所です」とこちらも必死で電話をかけまくっています。
 選挙の終盤になってくると、必死さも手伝って同窓会、PTAといった名簿や有権者本人の承諾を取らず代筆で名簿が提出されてきます。
特に厄介なのが“代筆”名簿。こんなところに電話を入れてしまうと、相手の方から徹底した攻撃を喰らいます。「なぜ電話番号を知っているのか」と怒り電話を切ってくれるのは良い方で、管理人の体験では1時間以上お説教をされたこともありました。
こうしたケースの出会った電話かけのボランティアの方々は、「もうやりたくない」となってしまい、事務所内のムードも険しいモノになってきます。
 昨日の衆議院・教育再生特別委員会で、菅直人民主党代表代行が質問に立っていました。
多くの報道でも取りあげられてましたが、管理人の印象は「菅直人はクレーマーになってしまった」というものです。
 「総理が割とキレやすいのは聞いていましたが」など、とにかく菅直人が受けた印象だけを言葉にしてみたり、言葉尻を取って揚げ足とりをしてみたりするのは如何なものかと思います。
まぁ安倍総理が「キレたといきなり決めつけるのは失礼ですよね。私は菅さんよりキレにくいと思いますけどね…」と切り返していましたが、その他の所ではマジメに答弁をしすぎるので言葉尻を取られていました。
 テレビ中継を十分に意識しての菅直人の質問で、沖縄の参院補選を控えていた小沢一郎民主党代表の意向を汲んでいたのかもしれません。
政府・与党の揚げ足取りが、果たして投票行動に繋がるのかは疑問の余地があります。
 まとまらない記事になってしまいました。すみません。

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「体力勝負」小沢の地方行脚

2007年04月20日 | 政治

 党首討論より地方行脚を続ける小沢一郎民主党代表への風当たりが強くなってきました。これまでは与党側からの煽る風でしたが、野党共闘のパートナーであるはずの社民党、共産党からの批判の風は気持ちのいいものではありません。
 もともと小沢一郎が党首討論導入に熱心であったことは周知の事実です。その張本人が党首討論を先延ばしするには訳がありました。
 一つは、小泉純一郎、安倍晋三と2人と討論をしてみた結果が、小沢本人のしゃべり下手ばかりが目立ってしまったこと。
そしてその姿では選挙に利するモノが何もないと判断したせいです。
 もう一つは、統一地方選が行われているこの時期に地方を回っておかないと民主党の地方組織の把握ができないからのようです。
 民主党の地方組織といっても大都市圏の地方議会にはそこそこの数の議員もいます。
問題は参院で1人区となっている県などの地方組織。こうした地方での議会構成は、国政より先んじて自民・公明の連立与党が進められてきています。
一方、民主党はどうかと言えば共産党に遅れを取っているのが現実です。
国政選挙では“民主党”という政党名の響きはいいかもしれませんが、地方選挙などでは連合か官公労の支援をもらっている候補者という認識になっていくようです。
(上記のことは、管理人が今回の地方選で関わっている自治体の状況をもとに書いております。)
 そこで小沢一郎が考えた作戦が「自らの名前を売る」ということではないかと思います。
地方行脚をしてみて、個々の議員の力だけでは通用しないことが分かったはずです。
そこでそれぞれの地域にある団体を自らが尋ね歩き、サプライズよろしく社長や代表者へ支援を要請しているようです。
有権者の方からは「以外と気さくな人だった」、「記念写真にも気軽に応じてくれた」と喜んでいる声も聞こえてきます。
 自らの名前だけでどれだけ票を積み上げられるか。小沢一郎にしてみれば一種の賭かもしれません。
ただ、党首討論などをするよりは“票になる”と信じているはずです。
田中角栄元首相から学んだことで、選挙に関して今でも通用するのは「戸別訪問」であることは間違いはないのですが、小沢の体力が持つかどうかは別問題です。


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街頭演説の効果

2007年04月19日 | 政治
 東京特別23区のうち14の区で区長選挙が繰り広げられています。
そのうち4つの区長選挙で、都議(自民党)を辞職し立候補している方々がいます。
 今日、都議会自民党の方とお会いすることがあり、前同僚議員の苦戦の続く様子を教えてもらいました。そのなかで最も興味があったのが街頭演説のことでした。
 区長選になってくるとすべての支援者に挨拶することは不可能になってきます。そこで自民党区議団の後援会の会合で挨拶をさせてもらったり、駅前や街の主要なスーパーの前で街頭演説をするケースが多くなります。
告示日を過ぎてから今日までの天気は雨。生憎の天候で街頭演説で立ち止まってくれる人が少ないのです。
以下に聞きかじった区長選の様子を記します。
 昨日、○○区である保守系候補者がある歌手を応援弁士に呼んでいました。その歌手は参院選比例区に自民党からオファーがあった噂されていた人。自民党推薦の候補者陣営は慌てたそうです。
さぞ多くの区民が集まっているだろうと、演説場所に偵察に行ってみるとビックリするほど少なく、自分たちの陣営と大差がなかったそうです。
もちろん予想に反して人を集められなかったせいで、歌手を呼んだ陣営の意気も上がらなかったようです。
 この話しを聞いて、街頭演説の効果はあるのかということを考えてしまいました。確かに候補者本人が演説をするのを聞いていると訴えてくるものはあります。
しかし、通勤の人、通行人、買い物客が足を止める率は非常に低いのです。もちろん公明党のように支持団体からの動員があれば別です。
あとは国政選挙のように政党の党首が選挙区に乗り込んできて、マスコミが大挙押し寄せてくるような状況がないと注目されません。
 選挙期間だけの街頭演説は、如何なものかと思っております。

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