25日、投開票の参院補選の結果は民主党の2勝。
これまた総選挙同様に世論調査通りになり、
民主党幹部はホッと一息付けたところでしょう。
「絶対に負けられない!」という気持ちの
民主党の神奈川・静岡各県連とは対照的に、
「どうやっても勝てない!」という自民党の県連の寂しさを感じました。
選挙結果よりも注目したのが低投票率です。
かつて森喜朗さんが
「無党派層は寝ていてくれればいい」という迷言を吐きましたが、
その当時、基礎的な票は民主党より自民党・公明党の票の方が、
多かったことを裏付けるデータがあったからでしょう。
今回の補選では予想通り無党派層は寝ていて、
公明党が自主投票であったことを考慮しても、
現時点では基礎票は
民主党が自民党より多いという結果が出ていると思います。
低投票率は言い換えれば、
いつも選挙に行ってくれる人たちの
票の取り合い合戦だけをしている状況で、
今まで自民党を支持していた層が
民主党に動いた結果とも言えると思います。
なぜ動くのかは、
政権与党が民主党だからでしょうし、
与党でない自民党を支持する理由がないからとも言えます。
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桂三枝さんが謎掛け=鳩山首相を表敬訪問(時事通信) - goo ニュース
「総理と掛けて浅草の人形焼きと解く」
その心は
「鳩の中には良いあん(案)がいっぱい」
このナゾかけに満更でもない表情をみせた鳩山首相。
しかし、案を実行するにはお金がいることを忘れずに。
そしてもう一つ、
首相にとってのすべて名案が、
郵政の社長人事に見られたように、
「脱・官僚依存」と言いながら
「過去・官僚」たちに丸投げすることが露呈し始めました。
かつてご自身が批判していた自民党の元首相たちと、
五十歩百歩の違いしかないことに気が付いていないのでしょうか。
党務は小沢さんに丸投げし、
政府の方は官僚に丸投げするのですから、
奥様といろいろな所にお出かけできるわけです。
これぞ「友愛」政治なのでしょうね。
来週には臨時国会が招集されますが、
何喰わぬ顔で「友愛」所信表明演説をすることでしょう。
悪い意味で期待しています。
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アエラの増刊号「民主党がわかる」を読みました。
民主党衆院議員308人完全データを眺めていて、
自民党が民主党の衆院議員に勝てそうな候補者を探して、
次回の総選挙に擁立するのは相当難しいだろうと思いました。
民主党の小選挙区(=300)で当選してきたのは221人。
対する自民党は64人です。
再び政権交代をするには
落選した前代議士や新人候補者の
差し替えを検討しないといけません。
しかし、これがなかなか簡単ではありません。
かつて長老議員の存在や世襲の既定路線など、
後援会組織が強固な自民党では候補者になれないから、
民主党から立候補した面々が今や副大臣や政務官になってきています。
巻き返しを図りたい自民党も優秀な人材を集めたいところです。
しかし、人が集まったからといってすぐに候補者とはできません。
まだまだ各地方には重鎮の県会議員などがいて、
地元と縁がない落下傘候補を受け入れられないのが現状でしょう。
地方組織が弱かった民主党だから落下傘候補も可能だったのですが、
地方組織があるがゆえに思うような戦略が
描けない面が自民党にあると思います。
谷垣総裁をはじめ党執行部が地方組織の話しを聞けば聞くほど、
候補者の差し替えがしづらくなるという壁にぶつかります。
こうした旧態善とした自民党に人材が集まるかどうか・・・。
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概算要求は95兆380億円 過去最大(朝日新聞) - goo ニュース
多くの方の予想通り、
民主党のマニフェスト実行にはお金がかかることが明らかになりました。
官僚の動きも予想通りで、
直接給付型(=バラマキ)の施策をすべて実行するために、
国債発行の抑制といった財政論抜きに予算を計上し、
鳩山民主党にぶつけてきました。
鳩山さんのコメントもこれまた予想通りで、
マニフェストを実行するにはお金が必要と言ったと思ったら、
国債の発行は抑えなければいけないと、
右左に揺れています。
さて、施策の優先順位を政府内で決められるのかは、
それぞれの大臣たちの言い分があるので難しいそう。
そこで予想されるのが小沢幹事長の鶴の一声でしょうか。
「選挙に勝てる施策だけでいい」となるかどうか。
神奈川・静岡の参院補選では
民主党の優勢(自民党の劣勢)と報道されていますが、
管理人が感じるのは早々と有権者が政治に無関心になっていて、
投票率は低くなり以外と接戦になるような気がしています。
そして民主党のマニフェスト実行=95兆円の影響が出るようにも思えます。
民主党支持へ回ったかつての自民党支持者が
どういった投票行動をするのか。
無党派層の動きとあわせて注目してみたいと思います。
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鳩山政権の政策「社会主義的」=自民・谷垣氏(時事通信) - goo ニュース
「民主党が社会主義的なことは分かっています」
ならば谷垣自民党はどうするのか。
管理人も自民党支持者だった方々から、
「なぜ民主党ではなく
自民党でなければいけない理由を教えて」と詰め寄られます。
こうした質問に答える上で、
自民党の行く先を考える参考になる
興味深い記事があったので以下に紹介します。
政局LIVEアナリティックス
いま自民党に必要なのは「政権交代ある民主主義」への対応力だ
この記事の中で筆者は、
自民党が進むべき方向は、
「政権交代ある民主主義」に対応する、
「透明な意思決定」
「説明責任、情報公開の徹底」
「政策中心の候補者選定」などのシステムを持つ近代政党だろう。
それは、かつて小泉純一郎元首相が目指したものと一致する。
と書いています。
確かに未だに
「小泉時代がよかった」、「小泉さんが引退して残念」という
自民党支持者と会います。
敗戦ムードを引きずったままの自民党が生まれ変われるのか。
リーダーの出現が望まれますが、
今はまだ自民党政治家にその気運を感じられない管理人です。
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