はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

気分は「幹事長」

2007年09月30日 | 政治

 幹事長、総務会長、政調会長の三役に続く四役目である選対委員長ポストを手に入れた古賀誠ですが、すっかり気分は幹事長のようです。
誰もが分かり切っていることを重々しく語っている講演内容を以下に引用し居ます。
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自民:造反議員と「刺客」の公認調整が課題と古賀委員長

 自民党の古賀誠選対委員長は29日、福井市内で講演し、次期衆院選について「一番悩ましいのはあの郵政民営化での選挙を受け、今回の総選挙を戦うことだ。さまざまな選挙区でさまざまな事情を抱えている。どう解きほぐしていくか、難しいなと思う」と述べ、復党した郵政造反議員と「刺客」議員との公認調整が一番の課題との認識を示した。
 そのうえで古賀氏は「絶対に与野党が逆転しないように、安定した議席を確保できるように全力を尽くす」と語った。【野口武則】毎日新聞 2007年9月29日
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 これまでの自民党であれば選挙は幹事長が仕切るのですが、選挙に関することは伊吹幹事長から取りあげてしまっていますから、総選挙を控える代議士は古賀選対委員長に頭が上がらない状況のようです。
 もちろん、選挙に強い代議士たちは「古賀何するものぞ」とは思っているでしょうが、初当選組は「古賀詣り」が頻繁になるでしょう。
派閥に属していない代議士たちは「古賀詣り」したくても橋渡し役をしてくれる先輩代議士もいないでしょうから、そのうち続々と派閥入りする可能性も出てくるでしょう。
そのときには、古賀派に入る代議士も結構な数に上るかもしれません。
 【復党した郵政造反議員と「刺客」議員との公認調整が一番の課題】との記事がありますが、二番目の課題が「郵政民営化」で自民党を飛び出していった議員たち=国民新党の処遇でしょう。
どんな手立てで抱き込んでいくか。いろいろと思案を重ねているはずです。
 衆院で過半数を確保するための作戦は何でもするはずです。かならず勝てると考えて選対委員長を望んだ古賀誠です。
逆を言えば、勝ち目のない代議士や候補者はあっさり切り捨てる可能性もあると思えます。

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吹き始めた解散風

2007年09月28日 | 政治
 早く解散総選挙へ持ち込みたいのが民主党の台所事情。
しかし、小選挙区すべてに党公認候補がいない点をどうするのかと注目していたら、野党の選挙協力で空白区を埋める戦術を取るようです。
要は、民主党候補がいなければ、社民党、国民新党の候補者を支援するという形式です。
 ここ数日ブログの更新が出来なかったのは、いよいよ吹き始めた解散風に微妙に反応する方々が多く、久しぶりに連絡をくれる方や、わざわざ面会に来てくれる方などが続いたからです。
 具体的な話しは出来ませんが、それぞれの方から受けた印象は、勝たなければいけない民主党と、負けなければいい自民党では随分感じが違うということでしょうか。
 民主党にしてみると、勝つことが前提ですから、その条件の一つが早期解散=ムードで突っ走りたいという感じがあります。
しかし、この点を自民党側も理解していますから、のらりくらりと春先まで解散を引き延ばし各種団体や地方組織を再点検して、衆院で過半数を割らないように動いてくるようです。
このあたりは、古賀誠選対委員長のお手並み拝見といったところです。

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三役でも四役でも「メルトダウン」再スタート

2007年09月25日 | 政治
 伊吹幹事長、二階総務会長、谷垣政調会長に加えて古賀選対委員長という四役体制で進めることになった福田自民党。
昨日のこの発表を受けて福田新総裁の思考方法が多くの国民に開示されたと思います。
これからを期待する人より、古い自民党へ先祖帰りすることへ嫌悪感を持った人の方が圧倒的に多かったと思います。
麻生太郎前幹事長も入閣を固持しているところをみれば、到底、民意の期待する方向とは違うスタートであることは明確です。
 福田新総裁の顔は党内部、自らを支援してくれた派閥へ向かっていて、これこそ論功行賞のなにものでもありません。
これから行われる組閣も予想外というより「想定内の範囲」での人事案になっていくでしょう。
がっかりするというより、何も出来ないで終わりそうな予感が漂ってきました。
 小泉時代に止まっていた自民党のメルトダウンが再び急加速で始まったように感じています。
政策や理念の一致する新党の誕生を期待してしまうのは管理人だけでしょうか。

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小泉純一郎の恩返し

2007年09月24日 | 政治

 自民党総裁選挙が行われていたホールの最前列に、小泉純一郎元総裁の姿がありました。
安倍総理の辞意表明の直後から、小泉チルドレンたちは「小泉再登板」で、はしゃぎ回っていましたが、当の本人は初めからその気は無かったようです。
 福田康夫新総裁が総裁選への出馬の意志を固めた時点で、小泉元総裁の行動は「福田支持」で決まっていたと思います。
新総裁との間柄、そして何より新総裁の父親である福田赳夫元総理との間柄を考えると、その行動には「恩返し」が込められているのではないでしょうか。
 新総裁へは、小泉内閣の官房長官として影の存在に徹してくれたことへの恩返しでしょう。
そして、福田赳夫元総理へは、自らが落選中に書生として仕える機会を与えてくれたこと、そして代議士となってからも育ててくれたことへの恩返しに思えます。
また、「森-小泉-安倍-福田」と四代続けて清和会から総理総裁が誕生することは、これまで対立を続けてきた経世会との勝負も圧勝という形になったことも恩返しかもしれません。
 「変人・小泉純一郎」と称されたこともありましたが、温かな心も持ち合わせている一面をみた気がします。


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無効票「1」

2007年09月23日 | 政治

 自民党 福田康夫新総裁が誕生しました。
選挙結果は、
   福田康夫:330票
   麻生太郎:197票
      無効:  1票
  (有効投票数=528票)

 開票作業をテレビで見ていたのですが、その後の結果発表を聞いていたとき、福田、麻生の得票数より無効票「1」が気になりました。
 いったい誰が「白票」を投じたのか。何の根拠もないのですが、安倍総理の投票ではないかと思ってしまいました。


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