先日のラファエロ展の母子像を見て、小石川薬草園で見かけた、
母子草が思い浮かんできました。
春の七草のゴキョウがこの母子草です。
なぜ母子草と呼ばれているのかその由来は、
正名は茎や葉、冠毛がホウケル意味のホウコグサでした。
そうしてこのホウコに「母子」(ハハコ)があてられ母子草となった。
という説や、母親が子供を包むようだからや、
中国の「ハンハンコウ」が変化したものとかいろいろあります。
華やかな色ではないけれどくすんだ黄色の、
優しげなその様子は暖かい母のまなざしのような感じがする。
母子草から、ラファエロの画集をあらためて見直し心の安らぎをもらいました。
ハハコグサ キク科 鼠麹草
薬効 全草 鎮咳、去痰
分布 日本(北海道~九州)
中国、朝鮮、インドシナ、マレーシア、インド