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芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

財務大臣の不可解な原則主義

2009年10月03日 | Weblog
藤井財務相といったか、財務大臣が為替の円高に対して、円安誘導介入をしないといった。そのため急激な円高に大きく振れて行っている。現在の為替は、G8が米国のドル高を維持して、米国のドル崩壊を止めているのであるから、財務大臣ともあろうものがそれを知らないはずはなく、介入をしないと発言すれば、円高を一層進めることも知っているはずである。それを敢えて介入しないと発言することは、円高を一層進め、現在の輸出企業頼みの日本の経済を益々不況に陥れることもわかっているはずである。破綻寸前の日本経済を崩壊させれば、外需依存から内需依存の経済に構造転換するのも難しくなる。そんなことは素人の私でも分かるのであるから、元大蔵省官僚の財務大臣が分からないはずはない。為替不介入は原則ではあるが、今の日本の政治経済構造は、外需依存であり、輸出企業頼みなのであるから、それが内需依存にある程度転換してからなら、あのような発言も悪影響を最低限にとどめられよう。この財務大臣は、民主党を直ぐに下野させようとしているのであろうか。あるいは、老耄の果てに、あのようなことを発言しているのか。直ぐに財務大臣を更迭するのが鳩山政権には望ましいであろう。