goo blog サービス終了のお知らせ 

芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

在日米軍事基地の意味

2008年08月06日 | Weblog
植民地の特徴をついでにもう一つ述べると、宗主国の英国がインドや中国に軍事基地を置いていることだ。
中国もインドもその軍事基地に出て行ってもらう為に多大の犠牲を払い、苦労をしている。
インドでは、マハートマー・ガーンディーがインドから英国の軍隊に出て行ってもらう為に、非暴力主義の抵抗運動をしたことで有名だ。
現在は、ダラーイラーマが、非暴力主義でティベットから中国に出て行ってもらう為の運動をしている。
日本では、日本を守ってもらう為に、米国政府にお願いをして軍事基地を提供して米軍に駐留していただいている。
日本は建前の上で、駐留していただいているのだから、それを追い出すなど考えられないことだ。
しかし、このようにも考えられるのではないか。英国が守っていたインドの政府は、英国本土に敵対しない政府であったのだから、日本政府も米国に敵対しない限りにおいて、守っていただけるのだ。
英国治下のインド政府は、ながいこと英国の傀儡政権だった。英国の直接統治になったのは、300年植民地のほんの最後の頃である。英国に敵対する勢力を弱める為に直接統治に踏み切らざるをえなかったのだ。軍隊は、その敵対する勢力を弾圧する為の統治手段だった。
それに懲りたインドも中国も他国の軍隊に基地を提供などしていない。
パーキスターンは、米軍に基地を提供したから、内部分裂を起こしている。今、内戦状態にある国は、かつて、英国などの植民地だったところである。