一月五日、俳句の勉強仲間三人で大船吟行を楽しんできた。
私が今回は係りだったので、大船からバスで5,6分の田谷の洞窟のある定泉寺と大船
観音、大船植物園と竜生寺と回る案をたててましたが、句会もするので、、、今回は、洞
窟と植物園に絞って吟行した。
冬の青空がきれいな、まさに吟行日和!しかし地震があってからは、どこかこういう幸せ
な日々を過ごすことに罪悪感があるねっていっていましたが、まさに私もそれを感じてい
ました。
でもだからと言って悲しんでばかりもいられないし、被災地でボランティアできる自信もなく
て、本当に祈ることしかできないもどかしさを感じている。
しかし、今日の幸せが明日続く保証もない。
昨日自宅の句会で、こんな句が出た。
福達磨掴みどころのなき明日 K
まさに明日がわからないからこそ、人は、福達磨を買い、初詣にも行くのだろう。
実は、松が明けたので書くのだが、おととし、脳大動脈瘤の大手術を、神の手といわれ
る旭川の先生にしていただいた長女の姉の今度は、旦那が、年末脳梗塞で倒れ、左半
身麻痺で入院中である。
まだ、七十で、どこも悪いところがないと言っていたのにである。
笑える話から、笑えない話に大転落した感じである。
地震も、津波も、病気も突然やってきて、その日を境にすべてを変えてしまう事実の前に
何とも言えない思いで立たされている。
励ますだけしかできない自分を、とても情けなく思う。
でも、それでも私は、私らしく今日の健康を感謝して前に進むしかない。
当たり前のことが、どんなに幸せなことか実感している。
話が、吟行から大幅に逸れた。
田谷の洞窟をくぐると、秩父も、西国も皆巡礼したことになる、行者道がある。
今年の干支である、龍も岩肌に刻まれている。ここはまさに祈りの場所なのだ。
大船植物園では、園長がじきじきに見るべきものを案内してくれた。
(人間は、暇があると、親切になれるのだ。ぎりぎり頑張らないこともすごく大事!)
寒いときしか見られない、霜柱という草がそれだった。
温室の中の熱帯性の睡蓮も色がとてもきれいだった。極楽鳥花も印象深い。
花の福袋はお買い得!
十句出しの勉強会は言いたい放題!笑われたりもするがいい鍛錬会である!
皆、うえを目指して句をためているので、公開できないのが残念!
きっといつか誰かが、ちゃんとした形にすると信じている。
いつか一緒に吟行したときの句も、ある大会で一席にはいったとか!嬉しいご報告であ
る。
できるときにできることを、きちんとしておきたい!
変えられるものは、変え、変えられないものは、それぞれが引き受けていかねばならない
のだと思う。
どうか、義兄のリハビリがうまくいきますように!そして姉が疲れ切らないように祈るのみ!