はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

何だかわかんないけど、GoToを利用すると感染率2倍!

2020-12-10 | 日記
共同通信の記事。

タイトルは『GoTo利用者は「発症」2倍 トラベルで東大チームが初調査』

記事では、「GoToトラベルの利用者の方が、利用しなかった人よりも約2倍新型コロナ感染を疑わせる症状を経験した」とある。

その「感染を疑わせる症状」というのは、「味覚の異常などを訴えた人」のことだそうだ。

全国2万8千人を対象としたインターネット上での調査結果とのことだが、味覚の異常などを訴えた人」が、利用者では2.6%なのに対し、利用しなかった人は1.7%だったのだとか。

これが、どうして「発症が2倍」という結論になるのかよくわからない。

まず、2万8千人に対して行ったアンケートの内容がわからない。

例え、「味覚の異常を感じましたか?」という単純な質問に「YES」と答えたところで、これが武漢肺炎(新型コロナ)の発症者だという根拠はないだろう。

これ以外にも、「発熱やせき、頭痛を含めた計5項目」において、利用者の方が有症率が高かったらしいが、普通旅行に行ったらあちこち移動するわけだし、普段よりも疲れて体調を崩す可能性は当然のことながら高くなる。

つまり、今回の調査というのは、GoToトラベルの利用者に対して、「あなたは疲れましたか?」と質問しているのと、何ら変わらない。

当然のことながら、GoToトラベルを利用していない人に対して「あなたは最近疲れてますか?」と聞かれたところで、武漢肺炎(新型コロナ)の影響でバタバタしている人もいるだろうが、ほとんどの人はいつもと変わらないはずだ。

もちろん、「味覚の異常を訴えた」「発熱やせき・頭痛があった」イコール「武漢肺炎(新型コロナ)に感染した」ではない。

こんな調査に、いったい何の意味があるというのだろうか。

だいたい、調査で回答した人が、本当にGoToトラベルを利用したかどうか、どうやって確かめたの?

どこの誰ともわからない人の回答をもって「GoToトラベルを利用すると、武漢肺炎(新型コロナ)に感染するリスクは、何と2倍!」などと結論づけるなんて、あまりにもアホすぎ。

もちろん、これをもってGoToを何としてもやめさせたい、というメディアの意図はミエミエだけど、やり方が稚拙すぎるだろう。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/73050

実際に検査で陽性だった人を対象に、「GoToトラベルを利用しましたか?」と質問するのが、正常な人のやる調査だ。

メディアって、いったい何なの?

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