アラブのうわさ

アラビア語、アラブ文化、イスラーム(イスラム)等に関する話題を元留学生が等身大でお伝えします!

お引越し

2005年12月08日 00時13分37秒 | Weblog
 先日、寮内の部屋の移転が認められました。学生課に私が頼んでもまったく相手にしてくれなかったのに、ベドウィンの血を引く押しの強いヨルダン人の学生に掛け合ってもらったらあっさりと許可が下りました。怠慢なサウディ人職員を動かすには、なにかしら手を使わなくてはなりません。
 そしてこれは後日知ったのですが、本来新入生に部屋の移転は認められておらず、今回は私が日本人ということで特別な措置が取られたとのことでした。
 転居先は『10号棟』。この建物は寮棟の中で一番新しいため『ホテル』と称され、学生達の憧れの的となっています。以前の7号棟はだだっ広い部屋にベッドと机に戸棚があるだけの、まるで囚人部屋といった感じでしたが、こちらはちゃんと間仕切りがしてあり、ひとりあたり4畳半くらいのスペースがありなかなか快適です。
 荷物はまだそんなに多くないため、引越しといっても何人かの学生に手伝ってもらうだけで済む簡単なものでした。
 新しい部屋での新しい生活に気分一新、頑張っていきたいものです。

予防接種

2005年12月01日 00時21分16秒 | Weblog
 ハッジ(大巡礼)前の予防接種を受けました。
 ハッジには世界各地から約200万人が集まります。またそれにつれて世界中のありとあらゆる病気が持ち込まれ、大概の人はハッジ中・あるいはハッジ後に体調を崩してしまうものです。私も2年前、ハッジに行った後は2週間くらい重いカゼのような症状が続きました。
 今回の注射は髄膜炎予防のためのもので、その接種後に証明書を受け取ったのですが、裏面に注意書きがしてあり、その内容は
 ― この予防接種は病気、及びそれによる衰弱から3年間あなたの身を守ります。アッラーのお許しがあるならば ―
 とのことでした。
 『アッラーのお許しがあるならば』というのは、いかにもサウディらしい表現ですよね。
 もっとも『もしアッラーが望んだなら』(インシャーアッラー)とか、この『アッラーのお許しがあるならば』(ビ・イズニッラー)という言葉は、日常的に多用されていますが。
 ハッジ中、『エボラ出血熱』のように致死率の高い伝染病が流行らないことを願うかぎりです。

有害サイト?

2005年12月01日 00時19分11秒 | Weblog
 実は先日からお気に入りだったいくつかのウェブ上のサイトが見られなくなりました。いずれも日本語でアラブに関するテーマを取り扱ったものだったのですが。
 こちらサウディアラビアでは『有害サイト』と判断されたものは、プロバイダーを通じてブロックされています。例えばあからさまに猥褻な描写を取り扱ったサイトなどアクセスすることはできません(もちろん、お気に入りだったサイトは猥褻なサイトではないですよ!)。
 サウディ生活においての数少ない楽しみがさらに減ってしまってとても残念です。