ぞうさん ぞうさん
おはながながいのね
そうよ かあさんも ながいのよ
ぞうさん ぞうさん
だあれがすきなあの
あのね かあさんが すきなのよ
誰でも知っている童謡 ぞうさんの歌の作詞者
詩人のまどみちおさんが亡くなられたそうですね。
ぞうさんの歌は子どもの頃 なに気なく歌っていましたが
いま歌うと思わず鼻の奥がじーんとして
そしてあったかい気持ちになります。
こんな少ないことばなのに 優しくて深い歌だなぁと思います。
あのシロヤギさんの歌もまどさんの歌なのですね。
去年のやなせたかしさんもそうですが
また一人戦争世代の、父の世代の優れた方が亡くなられて
改めて父が亡くなったような そんな寂しい気持ちになりました。
ぞうさんの歌でわたしが思い浮かべるのは
井の頭自然文化園の象のはな子さんです。
井の頭自然文化園は井の頭公園の中にある小さな動物園です。
はな子さんは戦後間もない頃日本にやってきた
今では日本で最高齢のアジア象だそうです。
井の頭自然文化園には当時熱烈歓迎で迎えられたそうです。
わたしと歳が近いせいもあってとても親しみを感じます。
小学校の遠足で始めてはな子さんに会ってから
子どもが生まれてからは子ども達と
最近では孫達と一緒に。
「 はな子さんに会いに行こう！」
と何度もはな子さんに会いに井の頭自然文化園に行ってます。
最近 はな子さんはわたしと同じくおばあちゃんになって…
歯も抜けたりしているはな子さんがちょっと心配です。
そして
はな子さんが大きな体を揺すって脚を踏み鳴らすのをを見ながら
うれしくなって…
自然に口ずさむのは ぞうさんの歌。
大人になった子ども達もそのまた子ども達も。
まどさん 素敵な歌をありがとうございました。
写真 井の頭自然文化園のHPからお借りしました。