磯輪日記

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世界一社風のいい会社を目指しています。

『なぜ経営戦略の共有は難しいのか』④

2024年02月21日 20時55分30秒 | ISOWAの風土改革
 
こうして始まった、毎週火曜日の ISOWA初のオフサイトミーティング。

当初は、定時後ミーティング という名前で呼ばれていました。
誰でも参加自由で、最大一度に30名が集まる。スポット参加も歓迎だったので、延べで50‐60人、
いろんな社員が入れ代わり立ち代わり参加していました。そこにスコラさんがプロセスデザイナー
という形で同席。
 
私も参加したかった。本当に参加したかった。でも私が出ると、私がやりたい方向に誘導して
しまい、自主的活動ではなくなり、結果、これまで失敗してきたことの繰り返しになるので、
ここはじっと我慢して、金は出しても、口は出さない、スポンサーに徹することに。
 
 
気楽に真面目な話をする場でしたが、話し始めると、出るのは圧倒的に会社への不平、不満ばかり
だったようです。 これが3‐4カ月延々と続きました。
 
ただ、今から思うと、よくそんな活動に対して、口を出さずに金だけ出す善良なスポンサーを
続けましたよね。 そこは、自分でもよく我慢したと思います。
 
しかし我慢した甲斐がありました。
愚痴を言うだけで、何も変わらないことに嫌気がさした8人のコアなメンバーが、
 
 「何か始めたいよね」
 
ということになりました。
 
そして2002年6月、彼ら8人はチーム名を『リノベーション』と決め、自分たちの生活向上、
そのための会社の生き残りのために、まずは現状を自分たちで把握しようと活動を開始
しました。
 
 
 
この一連の活動は、のち、2009年、『会社の文句を言う会』として日経ビジネスに紹介される
ことに。
 
 
メディアの力はスゴイですね。
この日経ビジネスの記事がきっかけで、会社見学の依頼が、全国から舞い込むようになり
ました。
 
 
中には、雑誌の写真でいちばん左に写っているSくんが手にした電動ドリルのメーカーさんが、
 
 「ウチの工具を手に日経ビジネスに登場してくださり、ありがとう
  ございました。こんなことは絶対にありません。
  上司から『お前、この記事読んだか? すぐお礼に行ってこい!』
  って言われて、やって参りました」
 
と東京から菓子折りを持って、訪ねてきてくれた方もいました(笑)
 
 
こうして『会社の文句を言う会』はISOWAのレジェンドとなりました。
 
 

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