磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
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世界一社風のいい会社を目指しています。

復活

2013年06月18日 21時03分26秒 | ISOWAの風土改革

ISOWAがまだ磯輪鉄工所という社名だった1986年5月、わが社でも
当時流行していたQCサークル活動がキックオフしました。

「イソワ(ISOWA)も、自分(I)も向上させよう」と『i-up運動』と
名付けました。

もう27年も前のことなんですね・・・

その後、この『i-up運動』は少しずつ形を変え、9年間続きました。

元々QCサークル活動を導入したのは、社員の自主的なボトムアップ活動を
狙ってのことですが、結果として、全社一律がやらせになり、自主的活動も
上(つまり私)の顔色を見ての活動になってしまい、ボトムアップの形を
借りたトップダウン活動であることが分かってきました。

もちろんすべての会社の活動がこうであると言っている訳ではありません。
わが社の場合は、残念ながらそうなってしまったということです。

こうして、自分で始めた『i-up運動』でしたが、自分で幕を引きました。


しかし、それまではいわゆるQCの技法などの科学的な手法とは無縁の経営を
してきたわが社にとって、全社で新しい管理手法の勉強をし、一部の社員に
とってそれはとても新鮮に映り、真剣に勉強してくれた社員もいました。
その基礎は、今のISOWAにしっかり生きていると思っています。


そのQCサークルが、18年ぶりにISOWAに戻って来たんです。
でも私が呼び戻したんじゃありませんよ。

27年前に『i-up運動』がスタートした時、私と一緒に運動を推進して
くれていた初代推進委員7人の内のひとりで、現在のわが社の常務である
Kさんが、18年の時空を超えて、製造本部としてQCサークル活動を復活
したんです。


『i-up運動』が始まったのは、私がISOWAに入ってちょうど1年
経った時だったので、QCサークルって言葉をISOWAで聞くと、ISOWAに
入って、

 「このままじゃ大変だ!
  何とか会社を変えなきゃ」

と猛烈な危機感を持った30歳の自分を思い出します。


復活してくれたのが当時の同志だったKさんというのも泣けてきます。


今日、工場を巡回していて、ふと東館に目をやると、普段使われることが無い
その2階の大会議室に電気が点いています。

 「どうしたんだろう?
  誰かが昨夜消し忘れたんだろうか?」

と思いつつ、二階に上ってみたら・・・


工務のみんなが、その復活したQCサークルのミーティングをやっていました。

製造本部で13のサークルができ、それぞれがテーマに取り組み始めたところです。

どういうふうにミーティングをやるの? と聞いたら、

 ・ミーティングは1回1時間以内
 ・定時間内に実施
 ・ミーティングの頻度は自由
 ・ミーティング後3日以内にレポート提出
 ・世話人はレポートが出たら2日以内にアドバイスを記入して返却

などでした。

風土を耕さずに実施した場合と、風土改革に取組んだ後で、同じ活動を導入して
一体違いが出るのか、出ないのか?

この先行きを興味津々見守っていきます。


製造のみんな、楽しんでやってね。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (acb)
2013-06-19 08:46:26
磯輪さん こんにちは
まさに業務ど真ん中での活動ですね。
仕事についての話し合いを通じて チーム力を高める・・・
こうなれば占めたものですね。
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差が出るか? (磯輪)
2013-06-19 11:22:17
 acbさん

風土改革ビフォー・アフターで、QCサークルに
どんな違いが出るのか、出ないのか?
とても楽しみです。
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わが社もリバイバル (Kevin)
2013-06-21 10:50:58
わが社もTPM活動を復活しました。

かってのTPM一類優秀事業所賞を獲得したころの熱気をもう一度、取り戻します。
返信する
聞いております (磯輪)
2013-06-23 18:39:58
 Kevinさん

ハイ、KevinさんのところでもTPMが復活したこと
見聞きしています。
早く「製造」という枠を超えて、Kevinさんの思い描く
ように、全社の活動になるといいですね。
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