色ちがい

「色きちがい」じゃないですよ。　
「色ちがい」ですから。


明日、東京へ帰る光の壮行会（笑）として磯輪家御用達のインド料理屋さん シャティ へ
新年のご挨拶を兼ねて出掛けました。

光は高校時代以来だったので、光を見たお店のご夫妻も、あまりにデカク
なった光を見て、ビックリしていました。

何と言っても、最初にこのお店に通い出したのは光が幼稚園の頃ですから、
もう１５年のお付き合いです。


その頃、ひとみも光も、サラダが嫌いで、ツノ坊が用意しても、絶対に
生野菜を食べませんでした。


ここシャティでも、他のインド料理店同様、最初にサラダが出て来ます。



インド料理店で出るサラダって、判を押したように、どのお店に行っても
こういう赤色のドレッシングですよね。

ところが、初めてシャティに行った時、お店の奥さんが「子どもさんに」と
気を遣ってくれて、普通のドレッシングじゃなくって、白いドレッシングを
かけてくれたんです。



普通はこういうちゃんとしたサラダにかけるシャティ特製のドレッシング
でした。

するとどうでしょう、それまでどうしても生野菜を食べなかった二人が、

　「おいしい、おいしい」

と言って、パクパクサラダを食べるんです！


それ以来１５年、今でも、私たちが行くと、私たちだけには特別にこの
白いドレッシングで最初のサラダを出してくれるんです。

途中、お店の店員さんが変わった時など、新入りの店員さんが何も知らずに
普通の赤いドレッシングのサラダを出しても、それに気付いたご夫妻が

　「ごめんなさいね」

と白いドレッシングのものに交換してくれるんです。


ひとみや光がサラダが食べられるようになったのは、シャティのおかげです。


食事を終え、お店を出る時に、光が、

　「美味しかったです。
　　今度は両親とは別に来ますので、ボクの顔も憶えて
　　おいて下さい」

とご夫妻に挨拶していました。

さて一体誰と来るんでしょうか？　笑