デジタルな探しもの

昨夜遅く、東京から帰宅して、昨日のブログを書き終えて、やっと寝る準備が
整って、いざ寝室へ向かおうと、いつもベッドの横へ持っていく携帯を探した
んですが、これが見当たりません。

おかしいな～、帰宅して、着替えをした時に、寝室に置き忘れているのかと
思い、寝室をチェックしましたが、ありません。

出張時に着ていたコートやスーツのポケットに入れっぱなしかと、調べても
見当たりません。

もう一度リビングへ戻って、探すも・・・
念のため、自宅の電話で自分の携帯を鳴らすも、着信音はどこからも聞こえ
ません・・・　


その時、思い出しました。
しばらく前に、自分のiPhoneやiPadに、その所在を確認できるアプリを
ひとみに入れてもらったことを。

早速、iPadを開いて、



『Find iPhone』というアプリを起動すると・・・



発見 　



すごいもんですね～　　でも、これ、どこ
航空写真で見てみると・・・



いや～な予感。地図を拡大してみると、



あちゃ～　　　新幹線の新大阪付近の鳥飼の基地です。
拡大してみると、



ほらね、新幹線の車両が見えるでしょ。　
やっぱり新幹線の中に忘れてきちゃんだ～
しかしすごい時代になりましたね。

でもこれ、リアルタイムの所在地ですから、いまだに車両の中に
放置されているということです。

見つかったのはうれしいけど、この時点で深夜の１時半だったので、
ＪＲの落し物センターは当然閉まっていて、今朝まで待たねばなりません。

一番心配だったのは、この時点での居場所は特定できたけど、落し物
センターがオープンするのは朝の８時からで、それ以前にこの車両が
運行を開始して、せっかく今居場所が分かっているのに、朝には
また行方不明になってしまうことです。

車中にある私の携帯に、

　「このiPhoneの所有者です。発見して下さった方は
　　まことに恐れ入りますが下記までご連絡お願い致します。
　　052-981-XXXX
　　ありがとうございます。」

というメッセージを表示させました。

しかし昨夜の時点ではこれ以上どうしようもないので、朝が来るのを
待つしかありませんでした。


そして今朝。起きて一番に、もう一度『Find iPhone』を起動すると・・・

反応しません。居場所が特定できません。
携帯に電話をかけても、電源が切られたようで、もうつながりません。
つながらないから、居場所が特定できないのですね。

昨夜心配していたことが・・・


やっと８時になって、落し物センターに電話をしました。

　「昨夜、東京発ののぞみXXX号のX号車のX席にiPhoneを
　　忘れました。
　　アプリで居場所を探したら、昨夜の時点では大阪の
　　鳥飼の車両基地にあることが分かりましたが・・・」

と伝えたら、

　「そこまで分かっているんですか！」

と逆に感心されました。

　「係が見付けると、電源を切ることになっています。
　　まだ手元には届いていませんが、実はその車両の
　　その席で携帯の落し物があったという報告は入って
　　います」

ということで、無事発見できました。


家族からは、

　「新幹線に携帯忘れるのは、これで二度目だよ。
　　二度も同じミスをするなんて」

と散々叱られました。


デジタルの進歩は凄まじいけど、ビジネス同様、最後の最後は現物という
リアルの世界の勝負なんだとつくづく感じました。

まだ宅急便で手元に戻っていません。
あと１～２日、携帯がつながりません。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。